前場コメント No.6 アジア航、JT、日立、ジーエヌアイ、マキタ、三菱電

2025/03/12(水) 11:30
★9:54  アジア航測-続伸 系統用蓄電所事業へ参入
 アジア航測<9233.T>が続伸。同社は11日、北海道空知郡南幌町で当社初となる系統用蓄電池の「南幌蓄電所」を建設し営業運転を開始したと発表した。
 
 今後は、この事業を推進していくことにより再エネ導入時の課題解決の鍵となる系統用蓄電池の導入・運用を支えていくとともに、余剰電力の活用を含めた実践的かつ有効な電力需給安定化に貢献していくことをめざすとしている。

★9:56  JT-SMBC日興が目標株価引き下げ 増配余地はあるが不確かさが残る
 JT(日本たばこ産業)<2914.T>が続落。SMBC日興証券では、増配余地はあるが、不確かさが残ると判断。投資判断「2」を継続、目標株価を4500円→4200円と引き下げた。

 SMBC日興では、業績面ではEMAクラスターでのプライシング効果により、為替一定で一ケタ半ば以上の利益成長を継続できると考えている。一方、配当成長は不確かだと指摘。同社は今期計画を含め配当を据え置き続ける。SMBC日興は今期202円(3月10日時点配当利回り5.2%)と増配を予想するが、為替変動、RRP投資拡大を考慮すると、据え置きも十分に想定されるとしている。

★10:06  日立製作所-4日ぶり反発 日立エナジーが変圧器部品の製造能力を強化 2億5千万ドル超投資
 日立製作所<6501.T>が4日ぶり反発。同社傘下の日立エナジーは11日、2027年までに2億5千万ドル超の投資を行い、米国バージニア州・ミズーリ州・ミシシッピ州、アジア、南米、欧州の工場における変圧器の重要部品の製造能力を強化すると発表した。
 
 今回の投資は、2024年に発表した合計60億ドル超の投資に追加して実施するという。今回の迅速な追加投資は、昨今の変圧器の深刻な供給不足を反映したものだとしている。

★10:08  ジーエヌアイ-大幅反発 F351の見通しに関してコメント
 ジーエヌアイグループ<2160.T>が大幅続伸。同社は11日、F351の見通しに関して、当初の2~3カ月という見積もりは、当時の同社側のデータ処理速度に関する同社の認識では最善の見積もりだったとのコメントを発表した。

 その後、GYREは2025年第1四半期末になると公表。直近の3月10日の情報開示では、業界標準を使用した見積もりであり、F351のタイムラインの具体的な見積もりは提供していなかったと説明。業界標準とGYREの開示したタイムラインを比較すると、北京コンチネントのデータ処理に明らかな遅れは見られないとしている。
 
 同社はGYREの主要株主だが、同社はデータ処理を直接見たりコントロールしたりすることはできないと説明。また、北京コンチネントの公式声明によれば、北京コンチネントはまだデータ処理の段階を終えていないとした。したがって、最終的な結果はデータ処理後にのみ得られるため、F351の結果を意図的に遅らせることはないと考えている。

 なお、前日の米国市場ではレーティング関連の材料を手掛かりにGYREの株価が10%近い上昇となった。このことも材料視され、同社株価が買われている。

★10:08  マキタ-SMBC日興が目標株価引き上げ 過去最高益予想も不透明感が残る
 マキタ<6586.T>が4日ぶり反発。SMBC日興証券では、過去最高益予想も不透明感が残ると指摘。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を5200円→5500円へ引き上げた。

 同社は、25.3期2Q決算時に円安やプロモーション費用の減少で通期計画を上方修正。みずほでは、予想に基づけば26.3期に過去最高益を更新することが可能とみる。一方で欧米需要動向や米国の対中関税を見据えた中国生産再編は依然として不透明感が残ると指摘。現在の株価水準から同社に対する投資スタンスを強気に転じるには、引き続き材料不足と考えている。

★10:09  三菱電機-急騰 防衛事業説明会資料を公表 30年度防衛システム事業で売上高6000億円めざす
 三菱電機<6503.T>が急騰。同社は12日10時、防衛事業説明会の資料を公表した。同資料において、防衛システム事業の売上高を2030年度に6000億円以上、営業利益率10%以上とすることをめざすとしている。


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