前場コメント No.8 アズジェント、朝日工、クリーク&リバ、積化成、小森、岡三、キムラユニティー

2025/04/28(月) 11:31
★10:42  アズジェント-ストップ高買い気配 きょう制限値幅の上限拡大も寄り付かず
 アズジェント<4288.T>がストップ高買い気配。同社が22日に、ヴィカリウス(米国)と販売契約を締結し、システムセキュリティの根本要因である脆弱性を塞ぐCTERソリューション「Vicarius VRX(ヴィカリウス ブイアールエックス)」の販売を開始すると発表したことが引き続き材料視されている。
 
 上記の発表を受けて翌23日はストップ高で取引を終了。商いを伴って買われたことで人気化し、24日~25日にかけて2営業日連続でストップ高比例配分となった。きょうは制限値幅の上限が拡大されており、ストップ高は1336円となる。

 なお、日本証券金融(日証金)が25日に、同社株について28日より増し担保金徴収措置を実施すると発表した。貸借担保金率が50%(うち現金担保分20%)に引き上げられる。一方、信用規制を受けても短期資金が集まったことで寄り付いておらず、18万株程度の買い越しとなっている。

★10:51  朝日工業社-急騰 前期営業益を上方修正 増配も発表
 朝日工業社<1975.T>が急騰。同社は25日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の64.0億円から72.0億円(前の期比57.6%増)に上方修正すると発表した。

 設備工事事業の繰越工事が順調に進ちょくし、売上高が前回予想より増加する見込みとなったことなどを踏まえた。

 併せて、25.3期の期末配当予想を85円から95円に上方修正すると発表した。年間配当予想は110円→120円となる。

★10:54  クリーク&リバーー東海東京が目標株価を引き下げ 医療分野の回復は迫力不足も、ゲーム分野の回復に期待
 クリーク・アンド・リバー社<4763.T>が大幅続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、医療分野の回復は迫力不足も、ゲーム分野の回復に期待。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は2590円→2540円に引き下げた。

 東海東京では、26/2期のゲーム分野に関してはハード販売の初動は好調と予想され、大手ゲーム会社の開発リソース確保のニーズは強いと考えられるため、Switch2タイトルの開発案件は、中期的にゲーム分野回復の牽引役となるとみている。 一方、医療分野の回復は限定的と指摘。人手不足を背景に、転職希望の医師が引き留めオファーを受けるケースが多く、医師のマッチングに時間を要しているという。26/2期営業利益は会社計画50億円をやや上回る51.5億円と予想。27/2期、28/2期は、ゲーム分野の順調な拡大、医療分野売上の漸増を見込み、営業増益基調を予想している。

★10:57  積水化成品工業-大幅反落 前期最終損益を下方修正 一転赤字へ
 積水化成品工業<4228.T>が大幅反落。同社は25日、25.3期通期の連結純損益予想を従来の4.0億円の黒字から74.0億円の赤字(前の期は10.8億円の黒字)に下方修正すると発表した。

 欧州子会社・Proseatグループにおける欧州自動車需要低迷影響と労務費高騰、Proseatグループにおける減損損失の計上などが響く。決算発表は5月9日の予定。

★11:06  小森コーポ-急騰 前期営業益を上方修正 増配も発表
 小森コーポレーション<6349.T>が急騰。同社は25日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の67.0億円から70.0億円(前の期比42.9%増)に上方修正すると発表した。

 価格改定の効果が想定を上回り、為替が想定より円安で推移した効果も加わり原価率が改善した。販管費が減少したことも踏まえた。

 併せて、25.3期の期末配当予想を35円から48円(前の期末45円)に上方修正すると発表した。年間配当予想は55円→68円(前の期は60円)となる。

★11:10  岡三証券G-マイナス転換 前期最終益12%減 トレーディング損益悪化など響く
 岡三証券グループ<8609.T>がマイナス転換。同社は28日11時、25.3期通期の連結純利益は117億円(前の期比11.5%減)だったと発表した。受け入れ手数料が微増となった一方、トレーディング損益の悪化や販管費の増加などにより減益となった。

★11:10  岡三証券G-マイナス転換 250万株・15億円を上限に自社株買い 割合は1.24%
 岡三証券グループ<8609.T>がマイナス転換。同社は28日11時、250万株・15億円を上限とした自己株取得を行うと発表した。取得期間は5月1日~6月30日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は1.24%となる。

 なお、株価は同時に発表した決算を受けて売りが優勢となっている。

★11:10  キムラユニティー-マイナス転換 今期営業益4.3%増見込むも材料出尽くし
 キムラユニティー<9368.T>がマイナス転換。同社は28日11時、26.3期通期の連結営業利益予想を48.0億円(前期比4.3%増)に、年間配当予想を34円にすると発表した。

 主力の物流サービス事業では、物流サービス事業×ITによる顧客提案力のさらなる強化、物流サービス事業×人財サービス事業による物流波動への対応、生産管理機能の強化やエリア戦略の推進などの領域拡大により拡販を見込む。

 25.3期通期の連結営業利益は46.0億円(前の期比12.0%増)だった。物流サービス事業中心に収益力が改善されてきたことに加え、同社の強みの一つである「情報サービス事業と他事業のサービスの連携」の推進などが展開されたことが寄与した。

 なお株価は、材料出尽くしとなり、売りが優勢となっている。


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