前場コメント No.8 ヨシコン、コメダ、LIXIL、アズーム、ディップ、アルプスアル

2025/05/01(木) 11:31
★9:55  ヨシコン-急騰 今期営業益6.9%増見込む 前期は54%増
 ヨシコン<5280.T>が急騰。同社は4月30日、26.3期通期の連結営業利益予想を50.0億円(前期比6.9%増)に、年間配当予想を80円(前期は75円)にすると発表した。

 不動産開発事業においては、街づくり開発のための企業誘致物件や大型商業店舗誘致物件、分譲宅地物件などの開発不動産物件を積極的に確保し、ニーズに合致した商工業・物流施設の誘致および複合開発住宅団地や優良田園住宅などの企画力を武器に開発・販売を行うとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は46.8億円(前の期比53.7%増)だった。DX化推進・業務フローの見直しなど各種の生産性向上の取り組みや、原価低減努力が奏功した。会社計画の37.0億円から上振れた。期末配当は従来予想の58円に対し75円(前の期は55円)に決定した。

★10:00  コメダHD-大和が目標株価を引き上げ 順調な利益成長を見込む
 コメダホールディングス<3543.T>が小幅安。大和証券では、順調な利益成長を見込む。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は3050円→3300円に引き上げた。

 大和予想は小幅調整、順調な利益成長を見込んでいる。26/2期は営業利益が会社計画を達成するとみている。なお、為替の円高進行は原材料価格低減に繋がるため、営業増益要因に働くという。26/2期に入り、3月は既存店FC向け卸売上が前年同月比+6.6%と良好なスタートとコメントしている。

★10:02  LIXIL-7日ぶり大幅反落 今期最終益4倍見込む コンセンサス下回る 前期は計画下振れ
 LIXIL<5938.T>が7日ぶり大幅反落。同社は4月30日、26.3期通期の非継続事業を含む連結純利益予想(IFRS)を80億円(前期比4倍)に、年間配当予想を90円(前期は90円)にすると発表した。市場コンセンサスは228億円。

 喫緊の課題である海外事業の収益性の回復に向けて、継続して構造改革に取り組む。利益率の高い商品へのシフトならびに流通経路のシフト、不採算事業の整理などの事業ポートフォリオのさらなる見直しなども行う。

 25.3期通期の連結純損益は20億円の黒字(前の期比は139億円の赤字)だった。会社計画は80億円の黒字。構造改革の実施に伴う一時的なその他の費用が減少した一方、一部の連結子会社の収益性の低迷などに起因する税負担率の上昇により計画を下回った。

 なお、今期の見通しがコンセンサスを下回ったことや、前期の計画下振れを受けて株価は売りが優勢となっている。

★10:08  アズーム-急騰 上期営業益38%増 ストック型の売上拡大が加速
 アズーム<3496.T>が急騰。同社は4月30日、25.9期上期(10-3月)の連結営業利益は11.6億円(前年同期比37.6%増)だったと発表した。上期の会社計画の10.9億円から上振れた。

 遊休資産活用事業において、サブリースサービスを中心としたストック型の売上拡大が加速した。増収に対し、コストは人件費など一部項目にとどまったとしている。


 

★10:13  ディップ-SBIが目標株価引き上げ 既存メディアとのセット販売効果顕在化に期待
 ディップ<2379.T>が6日続伸。SBI証券では、既存メディアとのセット販売効果顕在化に期待。投資判断「買い」を継続、目標株価を3640円→3670円と引き上げた。

 SBIでは、26.2期事業戦略のうち以下の3つの戦略―1.スポットバイトル(以下、スポバ)のバイトルとのセット販売の推進、2.1H予定の「dip AI」の新機能(面接設定、履歴書作成などの機能が追加)のリリース、3.6月からのソリューション営業体制(業種毎に専門性を高めるための営業体制)への移行―に注目している。
 また、26.2期2Hにはスポバとバイトルとのセット販売などの戦略効果の顕在化が予想されるとし、投資判断「買い」を継続した。

★10:14  アルプスアルパイン-急落 今期営業益50%減見込む 前期は73%増
 アルプスアルパイン<6770.T>が急落。同社は4月30日、26.3期通期の連結営業利益予想を170億円(前期比50.2%減)に、年間配当予想を60円(前期は60円)にすると発表した。市場コンセンサスは286億円。

 主要顧客である日本・北米・欧州の自動車メーカー向けについて、特に中国市場での販売苦戦が継続する見通し。また、追加関税などによる変化として、業績予想のベースとなる北米・中国における自動車生産台数をより厳しい前提とした。

 25.3期通期の連結営業利益は341億円(前の期比73.0%増)だった。会社計画は280億円。コンポーネント事業において、民生市場向け製品やモバイル市場向け製品が伸びた。モジュール・システム事業が黒字となったことも寄与した。

★10:14  アルプスアルパイン-急落 2000万株・200億円を上限に自社株買い 9.73% 消却も発表
 アルプスアルパイン<6770.T>が急落。同社は4月30日、2000万株・200億円を上限とする自己株式の取得を行うと発表した。
 
 取得日は2025年5月1日~26年3月31日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は9.73%。
 
 併せて、上記により取得する自己株式の全数を消却することも発表した。消却予定日は26年4月30日となる。

 なお、株価は同時に発表した決算を受けて売りが優勢となっている。


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