前場コメント No.7 郵船、坪田ラボ、アスタリスク、京王、セリア、キヤノン
★9:26 日本郵船-大幅高 米中関税一時的に引き下げで合意 駆け込み需要の発生に期待か
日本郵船<9101.T>が大幅高。12日に米中が一時的に関税を引き下げることで合意したと発表したことが材料。
90日間、相互に関税率を115%ポイント引き下げる内容で、米国から中国への関税は30%、中国から米国への関税は10%に引き下げられる。
今のところ90日の時限措置にとどまる内容であることから、この間に駆け込み需要が発生し、コンテナ運賃が上昇するとの期待から海運各社が買われているようだ。商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>も高い。
日本郵船<9101.T>が大幅高。12日に米中が一時的に関税を引き下げることで合意したと発表したことが材料。
90日間、相互に関税率を115%ポイント引き下げる内容で、米国から中国への関税は30%、中国から米国への関税は10%に引き下げられる。
今のところ90日の時限措置にとどまる内容であることから、この間に駆け込み需要が発生し、コンテナ運賃が上昇するとの期待から海運各社が買われているようだ。商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>も高い。
★9:30 坪田ラボ-急落 今期営業益15%減見込む 前期は黒字転換
坪田ラボ<4890.T>が急落。同社は12日、26.3期通期の営業利益予想を2.0億円(前期比15.1%減)にすると発表した。引き続き国内外の有力な研究機関・共同研究者との連携を通じて、研究開発および知的財産戦略の強化に注力する。研究開発投資は5.5億円を計画している。
25.3期通期の営業損益は2.4億円の黒字(前の期は6.5億円の赤字)だった。国内外のパートナー企業との間で4件の導出契約を締結したことなどが寄与した。
坪田ラボ<4890.T>が急落。同社は12日、26.3期通期の営業利益予想を2.0億円(前期比15.1%減)にすると発表した。引き続き国内外の有力な研究機関・共同研究者との連携を通じて、研究開発および知的財産戦略の強化に注力する。研究開発投資は5.5億円を計画している。
25.3期通期の営業損益は2.4億円の黒字(前の期は6.5億円の赤字)だった。国内外のパートナー企業との間で4件の導出契約を締結したことなどが寄与した。
★9:33 アスタリスク-ストップ高買い気配 「RFID Journal Live 2025」に出展
アスタリスク<6522.T>がストップ高買い気配。同社は12日、アメリカ現地法人であるAsReaderが、2025年5月、ラスベガスで開催された世界最大規模のRFID専門展示会「RFID Journal Live 2025」に出展したと発表した。
バッテリーレスのスマートフォン装着型スリムタイプのRFIDリーダーなどを参考出展し、注目を集めたとしている。
アスタリスク<6522.T>がストップ高買い気配。同社は12日、アメリカ現地法人であるAsReaderが、2025年5月、ラスベガスで開催された世界最大規模のRFID専門展示会「RFID Journal Live 2025」に出展したと発表した。
バッテリーレスのスマートフォン装着型スリムタイプのRFIDリーダーなどを参考出展し、注目を集めたとしている。
★9:34 京王電鉄-急落 今期営業益8%減見込む 新中計策定、来期は減益計画
京王電鉄<9008.T>が急落。同社は12日、26.3期通期の連結営業利益予想を500億円(前期比7.7%減)に、年間配当予想を105円(前期は100円)にすると発表した。
不動産販売業とホテル業の業績けん引により増収を見込む。一方、鉄道事業の修繕費および減価償却費の増加や、ホテル業における人件費や客室改装に伴う費用の増加などにより減益の見通し。
25.3期通期の連結営業利益は541億円(前の期比23.5%増)だった。不動産販売業の業容拡大や、ホテル業における高単価販売、2023年10月の鉄道旅客運賃の改定などが寄与した。
併せて、中期経営計画(26.3期~31.3期)を策定したことも発表した。経営目標値として、営業利益は27.3期:440億円、28.3期:520億円、最終年度に620億円を計画している。投資計画は、成長投資2400億円、既存更新投資2700億円、販売業投資6300億円とした。株主還元については、今回の中計から総還元性向50%(従来は45%)を目安とする。
京王電鉄<9008.T>が急落。同社は12日、26.3期通期の連結営業利益予想を500億円(前期比7.7%減)に、年間配当予想を105円(前期は100円)にすると発表した。
不動産販売業とホテル業の業績けん引により増収を見込む。一方、鉄道事業の修繕費および減価償却費の増加や、ホテル業における人件費や客室改装に伴う費用の増加などにより減益の見通し。
25.3期通期の連結営業利益は541億円(前の期比23.5%増)だった。不動産販売業の業容拡大や、ホテル業における高単価販売、2023年10月の鉄道旅客運賃の改定などが寄与した。
併せて、中期経営計画(26.3期~31.3期)を策定したことも発表した。経営目標値として、営業利益は27.3期:440億円、28.3期:520億円、最終年度に620億円を計画している。投資計画は、成長投資2400億円、既存更新投資2700億円、販売業投資6300億円とした。株主還元については、今回の中計から総還元性向50%(従来は45%)を目安とする。
★9:44 セリア-大和が目標株価引き上げ 減益ガイダンスは保守的な印象も増益基調を想定
セリア<2782.T>が反落。大和証券では、減益ガイダンスは保守的な印象も増益基調を想定。投資判断「2(Outperform)」を継続、目標株価を3250円→3300円と引き上げた。
大和では、減益ガイダンスは保守的な印象と指摘。5月以降の既存店売上高のハードルが上がることを想定しており会社計画では既存店売り上げを前期比横ばい、人件費などの上昇により販管費率を前期比+0.9%に想定している。人気キャラクター商品(ちいかわ、おぱんちゅうさぎなど)の一巡があるものの既存店売上高の上振れ、経費コントロールにより増益継続を想定している。
セリア<2782.T>が反落。大和証券では、減益ガイダンスは保守的な印象も増益基調を想定。投資判断「2(Outperform)」を継続、目標株価を3250円→3300円と引き上げた。
大和では、減益ガイダンスは保守的な印象と指摘。5月以降の既存店売上高のハードルが上がることを想定しており会社計画では既存店売り上げを前期比横ばい、人件費などの上昇により販管費率を前期比+0.9%に想定している。人気キャラクター商品(ちいかわ、おぱんちゅうさぎなど)の一巡があるものの既存店売上高の上振れ、経費コントロールにより増益継続を想定している。
★9:46 キヤノン-SMBC日興が目標株価を引き下げ 関税影響/円高を織り込み下方修正も相対優位は維持
キヤノン<7751.T>が続伸。SMBC日興証券では、関税影響/円高を織り込み下方修正も相対優位は維持と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は5800円→5200円に引き下げた。
SMBC日興では、短期的にはカタリストは乏しく、当面は関税/為替の変動で株式市場は一喜一憂する局面が継続するとみている。原点回帰でM&Aのみに頼らない競争優位/成長の顕在化と、従来と異なるKPIで企業価値を拡大する経営の誕生に期待。(1)ガバナンス構造変化での企業価値向上余地があり、(2)競合対比で相対優位を高められる局面で、セクター内トップピックとの評価は不変とした。
キヤノン<7751.T>が続伸。SMBC日興証券では、関税影響/円高を織り込み下方修正も相対優位は維持と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は5800円→5200円に引き下げた。
SMBC日興では、短期的にはカタリストは乏しく、当面は関税/為替の変動で株式市場は一喜一憂する局面が継続するとみている。原点回帰でM&Aのみに頼らない競争優位/成長の顕在化と、従来と異なるKPIで企業価値を拡大する経営の誕生に期待。(1)ガバナンス構造変化での企業価値向上余地があり、(2)競合対比で相対優位を高められる局面で、セクター内トップピックとの評価は不変とした。
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