前場コメント No.11 シンクロフード、カネカ、AnyMind、ダイニック、三共興、メドレー

2025/05/15(木) 11:31
★10:51  シンクロフード-ストップ安売り気配 今期営業益25.3%減見込む 前期は5.7%増
 シンクロ・フード<3963.T>がストップ安売り気配。同社は14日、26.3期通期の連結営業利益予想を8.2億円(前期比25.3%減)に、年間配当予想を15円(前期は15円)にすると発表した。

 長期的な事業成長の実現のために、成長準備期(Phase1)として、AI・成長領域・事業拡大領域に大きく投資するとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は11.0億円(前の期比5.7%増)だった。会社計画の12.6億円から下振れた。市況の減速影響を受け通期業績予想は未達ながらも、過去最高の通期売上高、営業利益、経常利益を更新した。

 併せて、26.3期から28.3期を計画期間とする中期経営計画を策定した。数値目標として28.3期の売上高は54.0億円(25.3期は実績値で39.5億円)、営業利益14.6億円(同11.0億円)をめざし、中長期にROE25%をめざすとしている。

★10:52  カネカ-急騰 300万株・120億円を上限に自社株買い 割合4.77%
 カネカ<4118.T>が急騰。同社は5月14日、300万株・120億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月15日~2026年3月24日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は4.77%となる。

★10:52  カネカ-急騰 今期営業益5%増見込む 前期は23%増
 カネカ<4118.T>が急騰。同社は14日、26.3期通期の連結営業利益予想を420.0億円(前期比4.9%増)に、年間配当予想を160円(前期は130円)にすると発表した。市場コンセンサスは434.5億円。

 ライフサイエンス・先端事業への資源投入に注力し、Scalableな社会実装を急ぐ。先端事業では、Health CareはMedicalの血液浄化器・カテーテル新製品の拡販が国内外でさらに進み、Pharmaの低分子・バイオ医薬品の新規案件の獲得が進展する見通しとした。

 25.3期通期の連結営業利益は400.5億円(前の期比22.9%増)だった。MaterialセグメントやQuality of Lifeセグメントが増益となったことが寄与した。

★11:06  AnyMind-ストップ安売り気配 通期営業益を下方修正 短尺動画の収益単価が急激に下落
 AnyMind Group<5027.T>がストップ安売り気配。同社は14日、25.12期通期の連結営業利益(IFRS)予想を従来の35.1億円から17.4億円(前期比31.9%減)に下方修正すると発表した。

 2025年3月以降、短尺動画について動画プラットフォームでの単価見直しなどの影響により、短尺動画の収益単価が急激に下落し、従来の水準の約1/4程度で推移する状況となったという。4月を通じても収益単価に回復の兆候が見られなかったことや、グループ全体のドル円の為替想定レートについて、2025年通期平均を期初予想の149.25円から145.3円(2025年4月以降は143.0円)に見直したことも踏まえた。

 25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は3.0億円(前年同期比16.2%減)だった。

★11:06  AnyMind-ストップ安売り気配 自己株取得枠を拡大 95万株→125万株 割合2.07%
 AnyMind Group<5027.T>がストップ安売り気配。同社は14日、自己株式の取得枠を上限125万株・10億円に拡大すると発表した。自己株式を除く発行済み株式総数に対する割合は2.07%となる。従来は95万株・10億円を上限としていた。取得期間は2025年4月1日~2025年9月30日。

 なお、株価は併せて発表した業績下方修正がネガティブサプライズとなり、売りが殺到している。

★11:14  ダイニック-急騰 25万株・1億5000万円を上限に自社株買い 割合2.99%
 ダイニック<3551.T>が急騰。同社は15日11時、25万株・1億5000万円を上限とする自己株式の取得を行うと発表した。取得期間は25年5月22日~26年1月31日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.99%となる。

★11:14  ダイニック-急騰 今期営業益8%増見込む 総還元性向30%以上に
 ダイニック<3551.T>が急騰。同社は15日11時、26.3期通期の連結営業利益予想を23.0億円(前期比7.7%増)に、年間配当予想を35円(前期は35円)にすると発表した。

 現中期経営計画の最終年度となるが、販売の強化・採算の改善・開発の強化と非財務項目に着実に取り組むことで、さらなる企業価値の向上を図る。

 25.3期通期の連結営業利益は21.4億円(前の期比72.6%増)だった。原材料・燃料価格の高騰に対する販売価格転嫁が進んだ。採算性改善の取り組みや、円安も寄与した。

 併せて、配当方針を変更することも発表した。配当性向は最低限15%以上とし、連結総還元性向30%以上を原則維持する。従来は配当性向30%を目安としていた。

★11:16  三共生興-下げ幅拡大 今期最終益0.4%減見込む 前期は5.3%減
 三共生興<8018.T>が下げ幅拡大。同社は15日11時、26.3期通期の連結純利益予想を21.0億円(前期比0.4%減)に、年間配当予想を27円(前期は27円)にすると発表した。

 25.3期通期の連結純利益は21.1億円(前の期比5.3%減)だった。主力のファッション関連事業において、新規出店による店舗の増加やリニューアルによる店舗改装に伴う人件費・減価償却費・地代家賃などの店舗経費の増加により、減益となったことなどが響いた。

★11:16  メドレー-急落 1Q営業赤字転落 広告宣伝費の先行的な増加が響く
 メドレー<4480.T>が急落。同社は14日、25.12期1Q(1-3月)の連結営業損益は1.2億円の赤字(前年同期は2.5億円の黒字)だったと発表した。売上高は81.4億円(前年同期比36.9%増)となった。

 人材プラットフォームや医療プラットフォームが順調だったことで、売上高は増加した。一方、人材プラットフォームにおける2Qの価格見直しに向けた広告宣伝費の先行的な増加もあり、赤字となった。通期の見通しは据え置いた。


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