前場コメント No.5 ASB機械、極楽湯HD、京写、博報堂DY、KDDI、三井化学

2025/05/21(水) 11:30
★9:21  日精ASB機械-東海東京が目標株価引き上げ 欧米やインドなどでPETの設備投資が拡大
 日精エー・エス・ビー機械<6284.T>が続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、欧米やインドなどでPETの設備投資が拡大、上半期で過去最高業績だったことから、レーティング「Outperform」を継続、目標株価を6210円→6910円と引き上げた。

 目標株価を引き上げ、レーティング「Outperform」を継続した理由として、1.25.9期1-2Q累計(10-3月、上半期)の受注高、売上高、営業利益、いずれも1-2Q累計として過去最高を更新、2.欧米やインドなどでPET容器の需要が増加し、設備機械にも恩恵が出ている、3.成形機だけでなく、金型や消耗品などの受注も増加している、4.東海東京では、25.9期売上高営業利益率を24.4%と予想、高収益企業の認識である、などを挙げている。

★9:27  極楽湯HD-もみ合い 前期営業益52%増 今期予想は非開示
 極楽湯ホールディングス<2340.T>がもみ合い。同社は20日、25.3期通期の連結営業利益は11.4億円(前の期比52.4%増)だったと発表した。

 アニメコンテンツやVtuberなどとのコラボイベントに加えて、鹿児島県南種子町等の地域と連携したイベントが非常に好調に推移した。コラボイベント飲食メニューなどの高単価な商品が好調だったことに加えて、入館料改定、シーズン料金拡大などの施策を行い利益率が向上したことも寄与した。

 26.3期の連結業績予想は未定とした。エネルギーコストや原材料費の上昇など、不確定な要素を現時点において合理的に算定することが困難であるためとしている。

★9:34  京写-大幅反発 今期営業益25%増見込む 前期は18%増
 京写<6837.T>が大幅反発。同社は20日、26.3期通期の連結営業利益予想を16.0億円(前期比25.3%増)に、年間配当予想を14円(前期は11円)にすると発表した。

 国内の自動車関連分野の減産や中国の景気停滞など環境変化の影響から、中計最終年度となる26.3期の売上高の目標を270億円(従来は300億円)に見直す。一方、営業利益の目標は16億円で据え置き、国内は販売価格の適正化、高付加価値の金属基板の新規立上げ、中国では自動化による生産性向上、金属基板の拡販、また、インドネシアでの新規受注に対応した自動化投資により、営業利益率は5.9%(同5.3%)をめざすとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は12.8億円(前の期比18.2%増)だった。海外における、中国の自動化による省人化、生産性向上と付加価値の高い自動車向け金属基板の増加による大幅増益や、インドネシアの増益も寄与した。

★9:38  博報堂DY-4日ぶり反発 W杯放映権に転機 FIFA、博報堂と独占交渉=日経
 博報堂DYホールディングス<2433.T>が4日ぶり反発。21日付の日本経済新聞朝刊は、2026年サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会の放映権を扱う日本国内の代理店として、国際サッカー連盟(FIFA)が同社傘下の博報堂と独占交渉していることが分かったと報じた。
 
 記事によれば、FIFAの幹部が明らかにしたようだ。W杯の代理店は長年、電通グループ<4324.T>傘下の電通が務めてきたという。民放テレビ局の放送が消える可能性があるなどW杯中継は転機を迎えておりFIFAは博報堂とインターネット配信を中心とした新たな事業モデルの構築をめざすとしている。

★9:51  KDDI-SMBC日興が目標株価引き上げ 業績は堅調、値上げ効果にも期待
 KDDI<9433.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、業績は堅調、値上げ効果にも期待とし、投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2500円→2800円に引き上げた。

 SMBC日興では、中計目標を1年遅れで達成をめざす26.3期EPS計画、配当性向40%の方針に基づく前期比10%増のDPS計画、4000億円の自社株買い計画など、25.3期決算発表時に示された内容は好印象だったとコメント。法人向け事業の増益計画は大き過ぎる印象だが、8月からのau料金の値上げ効果を考慮すればモバイル増収効果は計画より大きい可能性があると指摘。SMBC日興では、営業利益で26.3期、27.3期ともに、モバイル料金値上げ効果などを織り込んで約1%上方修正した。

★10:00  三井化学-4日ぶり反発 子会社がソフトバンクG系と戦略的パートナーシップ締結
 三井化学<4183.T>が4日ぶり反発。同社は20日、同社の100%子会社アークが、ソフトバンクグループ<9984.T>系のソフトバンクロボティクスと、ロボットの開発から量産・運用までを一気通貫で支援するパートナーシップ契約を同日締結したと発表した。
 
 ソフトバンクロボティクスが包括的にロボット開発を支援する「Robot Support Service」とアークが取り組む顧客のロボット開発から生産までを支援する機能を結ぶことで、試作・小ロット開発・量産・運用に対応できる強固な体制を実現するとしている。
 

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