前場コメント No.4  巴工業、良品計画、Jフロンティア、ヨネックス、アインHD、エクサウィザー

2025/06/09(月) 11:30
★9:16  巴工業-反落 通期営業益を上方修正も材料出尽くし
 巴工業<6309.T>が反落。同社は6日、25.10期通期の連結営業利益予想を従来の49.6億円から53.0億円(前期比12.7%増)に上方修正すると発表した。機械製造販売事業における部品・修理の販売の伸びなどを踏まえた。

 併せて、25.10期の期末配当予想を25円から26円に上方修正することも発表した。

 なお株価は、材料出尽くしとなり、売りが優勢となっている。

★9:16  良品計画-野村が目標株価を引き上げ 業績拡大確度が一段と高まる
 良品計画<7453.T>が反落。野村証券では、業績拡大確度が一段と高まると指摘。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は5100円→6700円に引き上げた。

 野村では、直近の国内売上は従来野村予想を上回るペースで進捗していると指摘。生活雑貨や食品を中心に販売は好調で既存店客数の前年同月比増加も続いているという。ヘルス&ビューティ等を中心に、これまで獲得してきた新規顧客が定着してきていると見ている。国内での衣服の販売改善、中国のさらなる業況改善などが確認できれば、株式市場から見た業績成長への期待は一段と高まるとコメント。25.8期の営業利益を前期比32%増益の742億円と予想している(従来:710億円)。

★9:17  ジェイフロンティア-3日ぶりに大幅反発 「TikTokShop運用支援事業」開始
 ジェイフロンティア<2934.T>が3日ぶりに大幅反発。同社は9日9時に、新たな事業としてクライアント企業のTikTok Shop活用を支援する「TikTokShop運用支援事業」を開始すると発表した。

 TikTok Shop運用支援事業では、アカウント開設からコンテンツ制作、クリエイターとの連携、LIVE 配信の企画・運営までサポート可能という。これにより、ブランド認知度向上とエンゲージメント強化を図るとともに、魅力的なコンテンツを通じてUGC(User Generated Content)の創出やファンコミュニティ形成を促す。また、専門的な運用リソースとノウハウを提供することで、多岐にわたる運用業務を効率化し、クライアント企業の負担を軽減するとしている。

★9:20  ヨネックス-東海東京が目標株価を引き上げ バドミントンだけでなくテニスの成長にも注目
 ヨネックス<7906.T>が堅調。東海東京インテリジェンス・ラボでは、バドミントンだけでなくテニスの成長にも注目。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は2280円→3200円に引き上げた。

 東海東京では、注目ポイントは、(1)バドミントン製品、テニス製品ともグローバルで伸びが見込まれること、(2)新製品テニスラケット「EZONE」シリーズによりテニス製品で新たな顧客層開拓が期待されること、(3)中長期での堅調な業績推移を株価は十分に織り込んでいないとみられることの3つを挙げた。26/3期業績について会社計画は売上高1480億円(前年比7.0%増)、営業利益148億円(同4.4%増)。東海東京は売上高1490億円、営業利益151億円とわずかながら会社計画比上振れを予想している。アジア市場を中心にバドミントン製品は堅調に推移するとみている。

★9:24  アインHD-野村が目標株価を引き上げ さくら薬局グループの子会社化効果を反映
 アインホールディングス<9627.T>が大幅反発。野村証券では、さくら薬局グループの子会社化効果を反映。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は7100円→7900円に引き上げた。

 野村では、25.4期決算及び26.4期Q2よりさくら薬局グループの業績が加わることを踏まえ、予想を更新した。さくら薬局Gの買収後のPMI効果は明示的には見込んでないという。調剤薬局の店舗数が大幅に増えることを中心に、売上高及び経常利益の増大が見込める点を評価した。調剤薬局業界再編の大きな一歩、その先の効率化、高機能化、地域の基幹薬局化に注目している。

★9:24  エクサウィザーズ-急騰 出光興産に海外からの原油輸送の配船最適化システムを提供
 エクサウィザーズ<4259.T>が急騰。同社は6日に、出光興産<5019.T>に対し、海外の原油を輸送する配船計画を高度化するオペレーションモデル、および最適化システムを開発・提供したと発表した。

 2025年4月より外航船配船のタンカーを対象に段階的に運用を開始した。外航船配船に特有の複雑な条件を考慮した独自アルゴリズムを開発し、安定供給と運航コストの最小化を高い次元で両立させることが可能になったとしている。

 また同日に、東京都中央区と生成AI活用に係る実証実験に関する連携協定書を締結したことも発表した。この協定に基づき、グループ会社であるExa Enterprise AIが提供する「exaBase生成AI」を活用し、中央区における生成AIの活用促進とデジタル人材の育成を支援するとしている。



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