後場コメント No.3 カルビー、クリヤマHD、ニーズウェル、中外薬、日本ラッド、セイコーG

2025/06/23(月) 15:30
★13:52  カルビー-MSMUFGが目標株価引き下げ 1Q決算後の株価上昇を予想
 カルビー<2229.T>が3日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、1Q決算後の株価上昇を予想。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を3700円→3600円に引き下げた。

 MSMUFGでは、株価は26.3期1Q決算後に今下期以降の業績拡大局面を織り込み上昇に転じると予想。現状でも約11%の営業利益率を有する国内事業はこれまで進めてきた構造改革効果が発現し、今下期以降再成長局面へ移行するとみている。

★13:53  クリヤマHD-3日続落 MONTURAが同社子会社に対する訴訟を提起
 クリヤマホールディングス<3355.T>が3日続落。同社は23日13時30分、連結子会社のクリヤマジャパンが、2025年1月20日付けでMONTURA(イタリア)から訴訟を提起され、2025年6月20日付けで同件訴訟に係る訴状の送達を受けたと発表した。
 
 クリヤマジャパンにおいて、スポーツアパレル事業として1991年より登山・アウトドア用品の販売を開始し、イタリア発のブランド「MONTURA」を展開していたが、2024年12月31日をもって、当該事業から完全に撤退していた。

 MONTURAは、クリヤマジャパンと「MONTURA」ブランドの展開のために締結していた販売店契約に定める義務への違反があったことなどを主張し、同件販売店契約に基づく逸失利益および商業的評価の毀損に係る損害の賠償などの支払いを求め、訴訟を提起したとしている。

★14:10  ニーズウェル-下げ幅縮小 アセンテックへのTOBに応募 協業関係は継続
 ニーズウェル<3992.T>が下げ幅縮小。同社は23日14時、オリックス<8591.T>系のOPI・18によるアセンテック<3565.T>への公開買い付け(TOB)に応募すると発表した。
 
 これに伴い同社はアセンテックとの資本業務提携を解消し、業務提携に移行する。引き続きソリューション分野での協業を深める。TOBが予定通り成立した場合、同社は25.9期において有価証券売却益を約6400万円計上する見込みとしている。

★14:25  中外製薬-5日ぶり大幅反発 血友病A対象の第1/2相試験で手ごたえ
 中外製薬<4519.T>が5日ぶり大幅反発。同社は23日、米国・ワシントンD.C.で開催中の国際血栓止血学会の2025年会議において、「NXT007」の血友病Aの患者を対象とした初めての臨床データである第1/2相臨床試験のデータを報告したと発表した。

 NXT007は血友病Aで広く使用されているヘムライブラ(一般名:エミシズマブ)を基にした次世代型のバイスペシフィック抗体であり、血友病Aを対象に皮下投与製剤として開発している。試験では正常レベルの血液凝固能をもたらす可能性が示唆された。2026年より3つの第3相試験を開始する予定としている。

★14:39  日本ラッド-5日ぶり反発 米Indicioの次世代型個人認証ソリューションの本格展開を開始
 日本ラッド<4736.T>が5日ぶり反発。同社は23日13時に、米国のIndicioの次世代型認証ソリューション「Proven Auth(プルーブン オース)」の国内正規代理店および技術パートナーとして、同製品の提供を開始したと発表した。

 「Proven Auth」は、自己主権型ID(Self-Sovereign Identity:SSI)とシングルサインオン(SSO)技術を融合させた最新の分散型認証ソリューションという。ユーザーはユーザー名やパスワードを使うことなく、持ち運び可能なデジタルIDで瞬時に各種サイトにログインできる。具体的には各サイト上のQRコードの読み取りを行うのみで、高度な暗号技術に基づいた「検証可能な認証情報」を使用することができ、安全かつ迅速にログインが可能になるとしている。

★14:43  セイコーG-大和が目標株価引き下げ 海外Grand Seikoの再成長が次の注目点
 セイコーグループ<8050.T>がもみ合い。大和証券では、海外Grand Seiko(GS)の再成長が次の注目点とし、投資判断は「中立」を継続、目標株価を5000円→4400円に引き下げた。

 大和では、これまでの好業績の主な背景は、主にウオッチ(EVS)における日本のインバウンド市場の伸長、国内外の中価格帯機械式時計の好調、ミックス改善や生産性改善に伴う粗利率の改善だったと指摘。足元でも好調の継続が見込まれるが、インバウンド等はさらなるアップサイドは見込みにくい状況にあると考えている。成長ポテンシャルとして注目されるのはGSなど高価格帯の動向とし、特に海外GSの反転となればポジティブカタリストになりうるとした。


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