前場コメント No.6 みずほ、新明和、NITTAN、りそなHD、トレイダーズ、Dガレージ

2025/08/01(金) 11:35
★9:09  みずほFG-3日ぶり反落 通期最終益を上方修正も材料出尽くし
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が3日ぶり反落。同社は7月31日、26.3期通期の連結純利益を従来の9400億円から1兆0200億円(前期比15.1%増)に上方修正すると発表した。1Qの堅調な実績および今後のビジネスのアップサイド期待を踏まえた。市場コンセンサスは1兆0029億円。

 26.3期1Q(4-6月)の連結純利益は2905億円(前年同期比0.4%増)だった。円高影響により業務純益は減益も、政策保有株式の売却益や与信関係費用の戻入益などにより、純利益は小幅な増益での着地となった。

 しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:09  新明和工業-売り気配 1Q営業益23%減 産機・環境システムの減益などが響く
 新明和工業<7224.T>が売り気配。同社は7月31日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は14.3億円(前年同期比22.5%減)だったと発表した。
 
 「特装車」「パーキングシステム」は増益となるも、「産機・環境システム」「流体」「航空機」が減益となり、全体では減益となった。
  

★9:10  NITTAN-買い気配 1Q営業黒字転換 生産体制の効率化などが寄与
 NITTAN<6493.T>が買い気配。同社は7月31日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は9億2500万円の黒字(前年同期は6000万円の赤字)だったと発表した。

 中空エンジンバルブの販売増加および新機種の量産開始、舶用部品事業の生産体制の回復などにより増収となった。生産体制の効率化および国内拠点における損失幅の縮小も寄与した。
 

★9:10  りそなHD-3日ぶり反落 1Q最終益27%増も材料出尽くし
 りそなホールディングス<8308.T>が3日ぶり反落。同社は7月31日、26.3期1Q(4-6月)の連結純利益は705億円(前年同期比27.3%増)だったと発表した。

 貸出金平残および利回りの増加による国内預貸金利益の増加などにより、業務粗利益が増加した。政策保有株式の削減が着実に進ちょくし、株式等関係損益(先物込み)が増加したことも寄与した。
 しかし、株価は決算期待で上昇してきていたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:11  トレイダーズHD-売り気配 1Q営業益32%減 相場変動が乏しく減収
 トレイダーズホールディングス<8704.T>が売り気配。同社は7月31日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は14.0億円(前年同期比32.1%減)だったと発表した。

 営業収益は、日銀による大規模な為替介入やメキシコ大統領選に起因する市場の大幅な変動が複数回発生した前期と比較して、当期は市場における主要な変動要因に乏しく、減少となった。同社は固定費が多い構造のため、営業収益の下落幅に比して営業利益の下落率が拡大したとしている。
 

★9:11  デジタルガレージ-3日ぶり反落 りそなHDの持分法適用会社へ
 デジタルガレージ<4819.T>が3日ぶり反落。同社は7月31日、りそなホールディングス<8308.T>(以下、りそなHD)との資本業務提携を発表した。

 りそなHDは、香港系投資会社オアシスマネジメントが運用するファンドから、同社株式852万0200株(議決権比率18.52%)を取得する。これにより、りそなHDが保有する同社株式の議決権比率は30.95%となり、同社はりそなHDの持分法適用関連会社となる見込み。

 同社とりそなHDは2022年11月に資本業務提携し、非対面決済事業と次世代Fintech事業での協業などを開始した。今回、関係をさらに強固にするため新たに資本業務提携契約を締結するとしている。

 なお、オアシス提案による株主還元強化などへの期待が後退したことで株価は売りが優勢となっている。


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