前場コメント No.7 アイネス、情報戦略、Zenmu、FPG、MonotaRO、篠崎屋

2025/08/01(金) 11:35
★9:12  アイネス-売り気配 1Q営業赤字拡大 公共、民間ともに減収
 アイネス<9742.T>が売り気配。同社は7月31日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は8.8億円の赤字(前年同期は3.2億円の赤字)だったと発表した。

 公共分野は自治体システム標準化対応の稼働時期後ろ倒しにより減収。民間分野は、主に金融業向けのシステム開発の減少およびグループ会社におけるアウトソーシング事業の一部撤退に伴い減収となった。自治体システム標準化対応の延伸に伴うプロジェクト全体の原価率悪化なども響いた。
  

★9:16  情報戦略テクノロジー-買い気配 AI技術の集約拠点「AI CoE」設置
 情報戦略テクノロジー<155A.T>が買い気配。同社は1日9時に、グループ会社であるWhiteBox(東京都渋谷区)ならびにエー・ケー・プラス(東京都港区)と3社(以下、あわせて同社グループ)でグループ全体のAI技術の集約拠点であるAI CoE(Center of Excellence)を設置すると発表した。

 併せて、その責任者としてアマゾンウェブサービスジャパンが2025年6月に開催した「AWS Summit Japan 2025 生成 AI ハッカソン」の優勝チームのリーダーの藤本雅俊(WhiteBox システム開発部)をAI Officerに任命したことも発表した。

 これにより同社グループでのAIに関する専門的リソースを結集した体制を構築し、同社グループやクライアントの企業変革の加速に貢献するとしている。

★9:17  ZenmuTech-急騰 AnchorZと連携 新たな取り組みを開始
 ZenmuTech<338A.T>が急騰。同社は1日、次世代認証技術「バックグラウンド認証」を開発・提供するAnchorZ(東京都台東区)と、それぞれが展開する「認証」と「情報保護」の分野での技術的な連携関係のもと、新たなセキュリティ価値の創出に向けた取り組みを開始したと発表した。

 今回の取り組みでは、同社の情報保護機能に対し、AnchorZの「バックグラウンド認証」を組み合わせることで、ユーザーのふるまいや環境情報をもとに本人性を継続的に識別し、「正しく守る」だけでなく、「正しく使う」ことを支える新たなセキュリティのかたちをめざすとしている。

★9:18  FPG-急落 3Q累計最終益17%減 リースファンド事業で減収減益
 FPG<7148.T>が急落。同社は7月31日、25.9期3Q累計(10-6月)の連結営業利益は138億円(前年同期比17.2%減)だったと発表した。市場コンセンサスは166億円。 
 
 リースファンド事業において、販売額は堅調に推移した一方で、販売額に対する手数料総額が低い3年未満の短期フルエクイティ案件の販売構成比が増加したことが主な要因となり、減収減益となったことなどが響いた。
 

★9:20  MonotaRO-反落 上期営業益23%増も材料出尽くし
 MonotaRO<3064.T>が反落。同社は7月31日、25.12期上期(1-6月)の連結営業利益は218.8億円(前年同期比23.4%増)だったと発表した。市場コンセンサスは214.4億円。

 事業者向けネット通販事業が注文件数・単価ともに上昇したことや、購買管理システム事業(大企業連携)が、注文顧客数増を主因に高成長(対前年同期:+25.7%)となったことから、増収となった。粗利率が上昇し、販管費率が改善したため、営業利益率が改善したことも寄与した。

 しかし、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:23  篠崎屋-急騰 3Q累計営業益2.4倍 小売り事業で販売価格を見直し
 篠崎屋<2926.T>が急騰。同社は7月31日、25.9期3Q累計(10-6月)の営業利益は8900万円(前年同期比2.4倍)だったと発表した。

 小売り事業において、顧客数の増減を慎重に判断しながら販売価格を見直した結果、売上高の増加および売上高総利益率が改善したことなどが寄与した。


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