前場コメント No.9 デジアーツ、三菱倉、北海電、フォーサイド、アルビス、京都FG

2025/08/01(金) 11:36
★9:45  デジタルアーツ-急落 1Q営業益5%減 通信費の増加や人材関連投資の実施響く
 デジタルアーツ<2326.T>が急落。同社は7月31日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は8.0億円(前年同期比5.2%減)だったと発表した。

 「GIGAスクール構想」案件や「次世代校務DX」案件で受注が多いクラウドサービス系製品は、サービス提供期間を通じて月額按分で売上高を計上する企業会計ルールとなっており、売上高の計上が進まなかった。
 クラウドサービス系製品の利用者増加に伴うデータセンターの通信費の増加、および今年度の方針に沿った報酬制度の見直しや人材採用など、人材関連の投資を実施したことにより、売上原価と販管費が前年同期比で増加したことも響いた。

★9:50  三菱倉庫-急落 1Q営業益3%減 人件費増加など響く
 三菱倉庫<9301.T>が急落。同社は7月31日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は39.6億円(前年同期比2.6%減)だったと発表した。同純利益は185.7億円(同45.3%増)となった。

 人件費の増加や、物流事業における営業原価の増加などにより営業減益となった。一方、投資有価証券売却益の増加により最終増益となった。

 併せて、上場有価証券3銘柄を売却することも発表した。売却予定時期は2025年8月~26年3月。売却益は約146億円の見込み。26.3期の連結業績予想には織り込み済みとしている。

 なお、株価は営業利益の減少を受けて売りが優勢となっている。

★9:52  北海道電力-大幅反発 1Q営業益27%増 通期売上高は下方修正
 北海道電力<9509.T>が大幅反発。同社は7月31日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は439.0億円(前年同期比26.6%増)だったと発表した。燃料価格などの低下に伴う燃料費等調整制度の期ずれ差益の拡大や水力発電量の増加に伴う燃料費の減少などが寄与した。

 併せて、26.3期通期の売上高を従来の8980億円から8630億円(前期比4.3%減)に引き下げることも発表した。至近の動向を踏まえた。

★9:59  フォーサイド-急騰 資金使途を一部変更 GPUサーバー購入資金を増額
 フォーサイド<2330.T>が急騰。同社は7月31日、2024年7月5日付「株式会社エムの株式の取得(子会社化)および新たな事業の開始、第三者割当による第11回新株予約権(行使価額修正条項付)および第1回無担保社債(私募債)の発行ならびに新株予約権の買取契約(コミット・イシュー)の締結に関するお知らせ」で公表した「調達する資金の額、使途および支出予定時期」について、一部変更すると発表した。
 
 2024年8月~2025年12月のGPUサーバー購入資金について、従来の2億2000万から6億6500万円に増額する。近年のAI技術の急速な普及とそれに伴う高性能GPUサーバーの需要拡大により、同社連結子会社のAI Tech Solutionsが現在進めているAI開発支援向けGPUサーバーの販売が極めて好調に推移しているという。GPUサーバー販売事業をさらに強化・拡大し、この成長機会を最大限に活用するため、調達資金の一部について資金使途を変更し、当該事業におけるGPUサーバー購入資金に充当するとしている。

★10:00  アルビス-急落 1Q営業益28%減 増収も人件費増などが響く
 アルビス<7475.T>が急落。同社は7月31日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は3.4億円(前年同期比28.4%減)だったと発表した。

 増収となったものの、賃金増など人的資本への積極的な投資を行ったことに加え、前期新店・建て替え新店などの店舗投資に係る減価償却費が増加したことで、減益着地となったとしている。
  

★10:00  京都FG-3日ぶり反落 1Q最終益23%減 預金利息や営業経費の増加など響く
 京都フィナンシャルグループ<5844.T>が3日ぶり反落。同社は7月31日、26.3期1Q(4-6月)の連結純利益は130億円(前年同期比23.2%減)だったと発表した。預金利息や営業経費の増加などが響いた。


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