前場コメント No.7 パーカー、JIG-SAW、ファナック、住友ベ、ユーグレナ、住友電

2025/08/05(火) 11:32
★9:38  パーカーコーポレーション-急騰 1Q営業益50%増 化成品部門で製造原価低減
 パーカーコーポレーション<9845.T>が急騰。同社は4日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は16.1億円(前年同期比49.8%増)だったと発表した。

 主力の化成品部門において、原材料価格の安定化や不採算部門の縮小により、製造原価の低減が進んだことが寄与した。
  

★9:39  JIG-SAW-急落 上期営業益29%減 本社移転費用などが響く
 JIG-SAW<3914.T>が急落。同社は4日、25.12期上期(1-6月)の連結営業利益は2.7億円(前年同期比28.8%減)だったと発表した。

 本社移転およびオフィス統合に関する第2フェーズの工事が完了し、新東京本社の新エリア開設に伴う本社移転費用が発生した。通期においては、各段階利益の増減率が改善する見込みとしている。

★9:39  ファナック-丸三が目標株価引き上げ ロボットなどの堅調な受注を確認
 ファナック<6954.T>が3日続伸。丸三証券では、ロボットなどの堅調な受注を確認、会社計画はやや保守的に映ると判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を5000円→5500円と引き上げた。

 26.3期の会社計画(期初時点では非開示)は売上8070億円(前期比+1.2%)、営業利益1595億円(同+0.4%)。受注計画は非開示だが、中国、ベトナム、インドは堅調で、欧州には底打ち感があり、米国自動車業界向けは回復へ向かうと丸三では予想している。関税を含む様々なコスト増を背景に製造業における自動化ニーズが高まる可能性があるが、そうした期待は計画には織り込まれていない。
 関税交渉の進展を受けて、交渉の行方を見守っていた顧客の設備投資が動き出すとの見方を丸三では継続している。

★9:40  住友ベークライト-野村が目標株価を引き上げ 26.3期通期でも封止材の販売拡大による増益を予想
 住友ベークライト<4203.T>が大幅続伸。野村証券では、26.3期通期でも封止材の販売拡大による増益を予想。投資判断は「Buy」を継続し、目標株価を4900円から5400円に引き上げた。

 野村では、26.3期Q1の事業利益が野村予想82億円を上回った点に言及。クオリティオブライフ関連製品(QOL)で治験費用が後ろ倒しとなった点が主因とし、防水関連製品の価格改定も進捗したという。中国での封止材需要は野村想定を上回ったが、原材料の銀粉やシリカのコスト上昇で相殺され、事業利益は野村想定線であったと指摘。ただし、コスト上昇の価格転嫁は顧客との交渉が進んでおり、中国における半導体生産拡大の恩恵が大きいという見方は不変であるという。封止材の販売見通しを引き上げ、26.3期以降の事業利益予想を小幅に増額した。

★9:44  ユーグレナ-大幅に3日続伸 食品素材として国産最高濃度の「精製パラミロン」開発
 ユーグレナ<2931.T>が大幅に3日続伸。同社は4日に、微細藻類ユーグレナ(以下、ユーグレナ)由来の食品原料として「精製パラミロン」を独自に開発し、新たに規格化したと発表した。

 「精製パラミロン」は、ユーグレナが生成する特徴的な多糖「パラミロン(β-1,3-グルカン)」を高濃度で抽出精製した食品原料であり、パラミロン含有率80%以上という国産最高濃度の規格値を実現したとしている。

★9:45  住友電工-野村が目標株価を引き上げ 情報通信の成長性と会社の収益構造の転換を評価
 住友電気工業<5802.T>が堅調。野村証券では、情報通信の成長性と会社の収益構造の転換を評価。投資判断は「Buy」を継続し、目標株価を3600円から4650円に引き上げた。

 野村では、自動車部門での関税影響が小幅にとどまると判断したほか、情報通信の光配線部材の数量増、産業素材の収益回復も進むと判断。25.3期の営業利益は4期連続の最高益となり、27.3期以降も成長が続くとみている。自動車関税は製品価格に転嫁される状況が明らかになってきたこと等で業績面での不透明要因が払拭され、26.3期の営業利益が会社計画や8月1日時点のBloombergコンセンサスを10%程度上回る水準が期待できる状況になっていると解説した。


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