前場コメント No.5 リバーエレテク、タイミー、フジHD、ダイフク、システナ、豊通商

2025/09/12(金) 11:31
★9:08  リバーエレテック-買い気配 弾性波素子に関する特許、全出願国での登録完了
 リバーエレテック<6666.T>が買い気配。同社は11日に、出願していた独自の弾性波素子(KoTカット OPAW)関連技術の特許について、中国において特許登録が完了したと発表した。

 これにより、かねてより出願していた日本、台湾、アメリカ、イギリス、そして中国のすべての主要国において特許登録が完了した。この多国間での特許取得は、同社の技術が国際的に評価された証であり、今後のグローバル市場における事業展開を支援するものとしている。

★9:08  タイミー-売り気配 通期営業益を上方修正も材料出尽くし
 タイミー<215A.T>が売り気配。同社は11日、25.10期通期の営業利益予想を従来の60億円~67.1億円のレンジから67.7億円~71.3億円のレンジ(前期比59.5%~68.0%増)に上方修正すると発表した。規律あるコストマネジメントを継続したことにより、広告宣伝費を中心とした費用が当初予想を下回る見込みとなったことを踏まえた。

 25.10期3Q累計(11-7月)の営業利益は51.0億円(前年同期比82.5%増)だった。

 なお株価は、材料出尽くしとなり、売りが優勢となっている。

★9:10  フジHD-続落 通期最終損益を上方修正 東映アニメ株を売却
 フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>が続落。同社は12日8時45分、26.3期通期の連結純損益予想を従来の100億円に黒字から165億円の黒字(前期は201億円の赤字)に上方修正すると発表した。

 東映アニメーション<4816.T>が実施する普通株式の海外市場における売り出しに際し、売出人として参加し、同社が保有する東映アニメ普通株式の一部を売却することを決定していたが、同件売り出しにおける同社から引受証券会社に対する一株あたりの売却価格および売却総額が決定したことに伴い、26.3期2Qに特別利益(投資有価証券売却益)を計上する見込みとなったことを踏まえた。
  
 なお、同売却については事前に発表されていたことから、株価への好影響は限定的となっている。
 

★9:15  ダイフク-大和が投資判断を引き下げ 利益率改善は好印象だが受注の力強さには欠ける
 ダイフク<6383.T>が軟調。大和証券では、利益率改善は好印象だが受注の力強さには欠けると指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」に引き下げ、目標株価は4200円→4500円に引き上げた。

 大和では、現在の株価は既に今来期の好業績を十分に織り込んだ水準にあると指摘。25/12期:営業利益935億円(YoY+15%、従来845億円)、26/12期:同975億円(同+4%、925億円)と予想している。利益率の向上によるEPS上昇は高く評価できるとしながらも、受注の力強さに欠けることから、バリュエーションの目線が大きく変わるものではないと捉えている。中長期の自動化・省人化投資の拡大ポテンシャルやプレゼンスの高さには期待するものの、短期的には業績のさらなるアップサイドは限定的と考えている。

★9:16  システナ-大和が目標株価を引き上げ  2QはWindows更新需要等が業績の追い風
 システナ<2317.T>が小幅続伸。大和証券では、 2QはWindows更新需要等が業績の追い風と指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は400円→530円に引き上げた。

 大和では、26年3月期売上高を前期比8.0%増収の903.4億円、営業利益を同18.1%増益の142.5億円と予想。営業増益予想は主に増収効果や単価アップ、稼働率改善等によるという。第2四半期(7-9月)営業利益を同22.9%増益の36.0億円、第3四半期(10-12月)を同11.4%増益の35.0億円と予想。増益率鈍化は、前期ハードルが高くなること、Windows10サポート切れ前のPC更新特需の反動を見込むためとした。

★9:17  豊田通商-SMBC日興が投資評価引き上げ トヨタの堅調な生産・販売動向など考慮
 豊田通商<8015.T>が新高値。SMBC日興証券では、トヨタの堅調な生産・販売動向、企業スタンスの変化の兆しなどを評価。投資評価を「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に、目標株価を3330円→4470円へそれぞれ引き上げた。

 SMBC日興では、従来は自動車関税による需要減のリスクを見定めるスタンスだったが、関税賦課の現況下でもトヨタ自動車の堅調な生産・販売動向を確認できたとコメント。また、企業価値向上に取り組む今井社長のもと、アフリカの開示が今後進むことで、同社のアフリカの強みが広く認知される方向性にあると判断した。短期カタリストは不足も、来期業績を織り込む過程においては上値が追えるとし、株価下落局面では押し目のチャンスとして捉えている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 44,768.12 +395.62
TOPIX 3,160.49 +12.73
グロース250 761.79 -1.69
NYダウ 46,108.00 +617.08
ナスダック総合 22,043.07 +157.01
ドル/円 147.47 +0.25
プレミアム銘柄の最新情報
大成建 10000→12300円
大林組 2600→2900円
清水建 1550→1800円
ページTOPへ