後場コメント No.2 オークマ、Eインフィニティ、双日、ネオジャパン、ジェイック、SCAT

2025/09/12(金) 15:30
★12:44  オークマ-丸三が目標株価引き下げ 1Qスロースタートだが設備投資再開の機運高まりつつある
 オークマ<6103.T>が3日ぶり反発。丸三証券では、26.3期1Qはスロースタートだが足元では設備投資再開の機運が高まりつつあると想定。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を4400円→4200円引き下げた。

 丸三では、26.3期以降の業績予想を下方修正。1Qの受注、販売状況から上期実績はやや厳しいものになると予想している。一方で足元では各地域で設備投資再開の機運が高まりつつあり、下期に向けて業績は持ち直してくる公算が大きいとし、産業別では航空・宇宙、防衛、電力・エネルギー、造船、半導体関連などの拡大を見込む。同社では下期に向けて挽回を図るとしており、今後の焦点は受注の回復の力強さにあると丸三では考えている。

★12:58  アースインフィニティ-後場マイナス転換 今期営業益18%増見込むも材料出尽くし
 アースインフィニティ<7692.T>が後場マイナス転換。同社は12日12時、26.7期通期の営業利益予想を8.2億円(前期比17.6%増)に、年間配当予想を2.6円(前期は2.1円)にすると発表した。配当方針を変更し、今期より中間配当を実施するとしている。

 主力のエネルギー事業では、電源の調達で同社独自の燃料費等調整(電力市場調達コストを電気代に反映する仕組み)の導入により、日本卸電力取引所の価格高騰に対するリスクヘッジを図りつつ、代理店を活用した顧客数の確保により、安定的な成長をめざす。

 25.7期通期の営業利益は7.0億円(前の期比2.5倍)だった。期末配当は従来予想の1.8円に対し2.1円(前の期末は1.3円)に決定した。 

 しかし、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★13:03  双日-SMBC日興が目標株価引き上げ 信頼度向上を促す経営変化が焦点
 双日<2768.T>が4日ぶり反発。SMBC日興証券では、信頼度向上を促す経営変化が焦点とし、党評価は「2(中立)」を継続、目標株価を3860円→4300円に引き上げた。

 SMBC日興では、豪中古車自動車事業やベトナム小売事業は苦戦を強いられたままとし、26.3期1Q決算が着実な利益成長に対する信頼度向上の契機とはならなかったと指摘。配当利回りが株価のサポート要因との見方を継続するが、低バリュエーションからの打破を株式市場が意識するための材料は現状顕在化していないとした。不振事業に対して、アセットの保有是非も含めた向き合い方に注目している。

★13:04  ネオジャパン-続落 上期営業益47%増 ソフトウエア事業が好調
 ネオジャパン<3921.T>が続落。同社は12日12時に、26.1期上期(2-7月)の連結売上高は39.7億円(前年同期比18.0%増)、連結営業利益は12.5億円(前年同期比47.4%増)だったと発表した。なお、連結売上高、連結営業利益ともに第2四半期(5-7月)としての過去最高益を更新している。

 ソフトウエア事業のクラウドサービスにおいては、desknet's NEOクラウド版の売上高が、前年度(2024年9月)の価格改定効果などにより、大幅な増加となった。また、AppSuiteクラウド版の売上高についても、利用ユーザー数の増加および前年度の価格改定効果により、大幅な増加となった。

 ソフトウエア事業のプロダクトにおいては、desknet's NEOライセンスの売上高が、前年同期と比較して1000ユーザー未満の新規・追加ライセンスが増加したことなどにより、増加となった。また、AppSuiteライセンスの売上高も、前年同期と比較して1000ユーザー未満の新規ライセンスが大幅に増加したことにより、増加となった。

 クラウドサービス、プロダクトともに堅調に推移したことから、ソフトウエア事業は大幅な増収、増益となった。ソフトウエア事業が引き続きけん引し、前年同期比で大幅な増収増益での着地。通期の会社計画の営業利益2億0600万円に対する進ちょく率は59.4%となっている。

 株価は4月7日安値(1242円)からの上昇基調が続いている。前回の決算が好感され急騰した直後の高値となった6月17日高値(1922円)を8月後半に上回り、上値の目線が広がったタイミングにある。9月に入ってからは短期的な保ち合いが続くが、昨年12月11日に形成した大陰線の高値(2174円)を上値で意識している可能性が高い。日柄調整が進む中でも上昇基調にある25日線上を維持できれば、一段高への期待が次第に高まろう。

★13:07  ジェイック-後場急騰 上期営業益74%増 教育研修サービスが伸長
 ジェイック<7073.T>が後場急騰。同社は12日13時、26.1期上期(2-7月)の連結営業利益は1.2億円(前年同期比73.9%増)だったと発表した。

 教育研修サービスにおいて、一部地域を除く日本国内での独占的フランチャイズ権を持つデール・カーネギーの研修プログラムの拡販に力を入れ、上期が過去最高の研修受注額となった。教育融合型人材紹介サービス「就職カレッジ」の求人数がコロナ禍以前の水準まで回復したことも寄与した。

★13:12  SCAT-もみ合い 3Q累計営業益22%増 美容ICT事業で受注が堅調
 SCAT<3974.T>がもみ合い。同社は12日13時に、25.9期3Q累計(10-6月)の連結営業利益は1.5億円(前年同期比21.7%増)だったと発表した。主力の美容ICT事業において、受注の獲得が当初見通しを上回る進ちょくとなったことなどが寄与した。


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