前場コメント No.1 日立、Aiming、高砂熱、日立建、シマノ、アドバンテ

2025/10/29(水) 11:30
★9:00  日立製作所-買い気配 送配電網の強化に向けて米国商務省と覚書締結
 日立製作所<6501.T>が買い気配。同社は28日、送配電網の強化に向けて米国商務省と覚書を締結したと発表した。

 同日発表された日米両政府の戦略的投資において、ファクトシートには送配電網の強化および次世代の原子力発電である小型モジュール炉「BWRX-300」の建設など、米国における安定的な電力供給やAIによる革新の推進に不可欠なプロジェクトが含まれている。同社はグループ内の多様な事業の強みを「真のOne Hitachi」で結集し、これらのプロジェクトに貢献するとしている。

★9:00  Aiming-反発 通期営業黒字転換込む 3Q累計は計画上回る
 Aiming<3911.T>が反発。同社は28日、従来未定としていた25.12期通期の連結営業損益予想を19.4億円の黒字(前年同期は5.5億円の赤字)にすると発表した。新規案件や既存タイトルの開発進ちょくによる外注費の増加により、4Q(10-12月)は赤字を見込んでいる。

 25.12期3Q累計(1-9月)の連結営業損益は21.0億円の黒字(前年同期は13.0億円の赤字)だった。会社計画の18.3億円の黒字を上回った。外注費の抑制、外部決済導入によるプラットフォーム手数料の削減、およびアニメ出資による配当などが寄与した。

★9:00  高砂熱学工業-買い気配 通期営業益を上方修正 配当増額も発表
 高砂熱学工業<1969.T>が買い気配。同社は29日8時50分、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の360億円から433億円(前期比33.6%増)に、期末配当予想を44円から62円に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは421億円。

 一部工事において工程の見直しなどを行った結果、個別の売上高は前回予想を下回る見込みとなった。一方、効率的な施工体制などによる工事進ちょくとともに収益性の改善を見込んでおり、連結ベースの売上高・利益は従来予想を上回る見通し。連結受注高予想は4300億円から4580億円(前期比10.1%増)に引き上げた。

 決算発表は11月14日の予定。

★9:00  日立建機-買い気配 通期最終益を上方修正 上期は19%増
 日立建機<6305.T>が買い気配。同社は28日、26.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を従来の730億円から740億円(前期比9.1%減)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは735億円。

 回復基調にある上期(4-9月)の実績を踏まえて通期の見通しを引き上げた。鉄鋼・アルミ関税の対象拡大を含めた米国関税政策によるコスト増については、販売価格引き上げにより一定程度を吸収できる見込み。

 26.3期上期(4-9月)の連結純利益は378億円(前年同期比18.9%増)だった。一過性のその他営業収入や、金融収支の改善が寄与した。

 併せて、2027年4月1日付で商号を「ランドクロス」に変更することも発表した。コーポレートブランドは「LANDCROS」に変更するとしている。

★9:01  シマノ-売り気配 3Q累計営業益28%減 売上原価率の上昇など響く
 シマノ<7309.T>が売り気配。同社は28日、25.12期3Q累計(1-9月)の連結営業利益は366億円(前年同期比27.8%減)だったと発表した。市場コンセンサスは380億円。

 自転車部品、釣り具ともに売上高は増加した。一方、売上原価率、販管費率の上昇により減益となった。

★9:01  アドバンテスト-買い気配 通期営業益を上方修正 中計の経営指標を引き上げ
 アドバンテスト<6857.T>が買い気配。同社は28日、26.3期通期の連結営業利益(IFRS)予想を従来の3000億円から3740億円(前期比63.9%増)に上方修正すると発表した。

 上期の業績や、AI関連向け半導体のさらなる複雑化や性能向上および生産数量の増加などを背景に、テスタ需要が前年を上回る見通しであることを踏まえた。

 26.3期上期(4-9月)の連結営業利益は2324億円(前年同期比2.5倍)だった。未定としていた中間配当は29円(前年同期は19円)に決定した。

 併せて、2024年6月に策定した「第3期中期経営計画(2024~2026年度)」について、策定時に掲げた経営指標を超過する可能性が高まったことから、同期間の売上高の平均を8350~9300億円(従来は5600~7000億円)、当期利益の平均は2070~2480億円(同930~1470億円)にそれぞれ引き上げるとしている。
    

★9:01  アドバンテスト-買い気配 1800万株・1500億円を上限に自社株買い 割合は2.5%
 アドバンテスト<6857.T>が買い気配。同社は28日、1800万株・1500億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年11月4日~2026年10月28日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.5%となる。


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