前場コメント No.8 日本紙、伊藤忠、エクサウィザー、荏原実業、マルゼン、SOMPOHD

2026/08/21(金) 11:30
★10:19  日本製紙-続伸 保有するリンテック株を売却へ 特別利益の計上見込む
 日本製紙<3863.T>が続伸。同社は20日、保有するリンテック<7966.T>株式のうち、単元未満株式を除く約2000万株を売り出しの方法で売却すると発表した。
 
 27.3期の連結決算で投資有価証券売却益を計上する見込み。中期経営計画2030で掲げる「バランスシートの最適化」の一環。資産売却などで創出した資金は有利子負債の削減を最優先に充て、財務基盤の健全化・効率化を図るとしている。

 売出価格等決定日は9月1日~3日のいずれかの日に決める。なお、リンテックが同時に決議した自己株式取得に同社が応じた場合、売り出しによる売却株式数が減少する可能性がある。今回の売り出しに伴い、リンテックは同社の持分法適用関連会社から除外される予定としている。

★10:20  伊藤忠商事-SMBC日興が投資判断を引き上げ クオリティグロース株の復権
 伊藤忠商事<8001.T>が大幅続伸。SMBC日興証券では、クオリティグロース株の復権と指摘。投資評価は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は2060円→2380円に引き上げた。

 SMBC日興では、利益成長に再度フォーカス出来るタイミングを探っていたとコメント。27/3期1Q決算で確認出来た外部環境の追い風以外の力強い利益成長は、継続性の観点から評価に資すると判断している。未だ中東情勢の出口は見えていないが、沈静化が視野に入る場合、他社比での増益率の高さはより浮かび上がりやすいとみている。利益成長群(デサント、CTC、北米電力等)、航空機リースACGの新規投資リターン等を業績予想に反映。純利益は、27/3期:旧9540億円→新9780億円(会社計画9,500億円)、28/3期:旧1兆円→1兆510億円へ引き上げた。

★10:29  エクサウィザーズ-反落 認知機能AI診断支援アプリに係る先駆け総合評価相談が開始
 エクサウィザーズ<4259.T>が反落。同社は20日、完全子会社であるExaMDが開発中の「認知機能AI診断支援アプリ(SaMD)」について、医薬品医療機器総合機構(PMDA)への「先駆け総合評価相談」の申込みが同日付で受理され、同相談を開始することとなったと発表した。
 
 先駆け総合評価相談は、製造販売承認申請に先立ち、「臨床」・「非臨床」・「QMS」・「信頼性」などに関する評価をあらかじめPMDAから受けることにより、申請後の円滑かつ迅速な優先審査の実現をめざす相談制度。
 
 先駆け総合評価相談を通じて、承認申請に必要となる資料の内容および評価上の論点についてPMDAと事前に確認・整理を行うことで、申請後の審査の円滑化および審査期間の短縮をめざすとした。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★10:41  荏原実業-もみ合い ニッポンアクティブバリューファンドの保有割合増加 10.65%→11.69%
 荏原実業<6328.T>がもみ合い。同社について、米国投資会社ダルトン・インベストメンツ系の英国投資会社であるニッポンアクティブバリューファンドが保有株を買い増した。

 8月20日受付分の変更報告書(5%ルール)で判明した。共同保有者と合わせた保有割合は10.65%→11.69%。保有目的については、投資および経営陣に対する経営の助言、ならびに状況に応じて重要提案行為などを行うこととしている。

★10:49  マルゼンー3日ぶり反発 タイに子会社化設立へ
 マルゼン<5982.T>が3日ぶり反発。同社は20日、タイに同社グループ100%出資の子会社を設立すると発表した。
 
 これまで同社は、日本国内の生産拠点から海外の顧客へ製品(ゆで麺機・フライヤーなどの業務用厨房機器)を輸出する体制を主としてきたが、近年のASEAN地域での日本食需要の高まりに対し、より市場に近い場所での生産・製品供給が喫緊の課題だったという。
 
 このような環境変化に対して、ASEAN諸国の経済の中心であるタイに、新たな製造拠点を設立し、海外規格に対応した現地製造体制を確立するという。これにより、タイ国内およびASEAN諸国への納期短縮を実現するとしている。今後は、日本で培った高い品質管理体制と製造ノウハウを移管し、日本品質の厨房製品を提供できる体制を整備していくとした。

★10:56  SOMPO-岩井コスモが目標株価引き上げ 業績の上振れ期待が浮上
 SOMPOホールディングス<8630.T>が続伸。岩井コスモ証券では、業績の上振れ期待が浮上と判断。投資判断は「A」を継続し、目標株価を5500円→7600円に引き上げた。

 岩井コスモでは、同社の第1四半期の純利益が前年同期比5割強の増益だったことで業績の上振れ期待が浮上したと判断。株高や金利上昇などを追い風に国内外の資産運用関連収益が順調であり、今27.3期業績は会社予想を上回る可能性があるとみている。今期は13期連続増配見通しで、直近の予想配当利回りが約3%と高めであることなども同社株の上昇材料になると考えている。

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