前場コメント No.6 ケンコーマヨ、帝人、一家HD、三井物、CKD、内外テック

2024/05/23(木) 11:35
★9:49  ケンコーマヨネーズ-急落 35年度のROE8%めざすも売り優勢
 ケンコーマヨネーズ<2915.T>が急落。同社は22日、2024年度から2035年度までの12年間を対象とする中長期経営計画を策定したと発表した。

 4つの基本戦略の実行と経営基盤を強化するとともに、新たなマテリアリティの取り組みを行い、会社の持続的な成長のために、抜本的改革と企業価値のさらなる向上をめざすという。

 数値目標として、2035年度の連結営業利益は75億円以上、ROEは8.0%以上をめざす。また、株主還元についてはDOE(株主資本配当率)2.5%以上をめざすとしている。

 なお株価は、自社株買いの実施など目先の株主還元策実施が示されなかったことで、失望売りが入っている。

★9:50  帝人-急騰 オアシスジャパンストラテジックが同社株主に浮上 保有割合は2.49%
 帝人<3401.T>が急騰。同社株について、オアシスジャパンストラテジックが株主に浮上したことが材料視されているようだ。

 23日8時に開示された株主総会資料にある大株主の状況から明らかになった。保有割合は2.49%となっている。

★9:57  一家HD-6日ぶり反発 子会社が新たな事業を開始
 一家ホールディングス<7127.T>が6日ぶり反発。同社は22日、子会社の一家ダイニングプロジェクトおよび一家レジャーサービスが、特別目的会社の一員として、新たな事業を開始すると発表した。

 同子会社を含む企業グループは、茨城県が実施した「茨城県植物園等整備・管理運営事業に係る企画提案」に係る公募型プロポーザルに応募し、優先交渉権者に選定されたという。
 
 今回、同企業グループは特別目的会社を設立し、設置後40年以上が経過した茨城県植物園および茨城県民の森に民間の創意工夫や経営力を取り入れ、持続可能な運営ができる施設に転換するとしている事業を行うとしている。

★9:58  三井物産-続落 カーボンフットプリント算定の運用状況整理・課題抽出サービスを開始
 三井物産<8031.T>が続落。同社は22日、提供する脱炭素プラットフォーム「LCA Plus」において、新たに「1Dayクイック診断サービス」を開始したと発表した。
 
 同サービスでは、顧客企業のカーボンフットプリント(CFP)算定における運用状況をインタビューやアンケートを通じて整理し可視化、課題や次のステップに必要なタスクを抽出するという。
 
 多数の企業のカーボンフットプリント算定体制構築のコンサル経験を持つ専門家による独自の診断項目に基づいた数値評価を行うことで、算定における課題や改善点を明確化させることが可能だとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★10:03  CKD-大和が目標株価を引き上げ 長期ビジョン達成に向けた最後の2年に注目
 CKD<6407.T>が大幅反発。大和証券では、長期ビジョン達成に向けた最後の2年に注目。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は3000円→3700円に引き上げた。

 大和では、24/3期実績は半導体業界向け機器事業の回復遅れによりYoY減収減益の1年となったが、今期からはV字回復が期待できるとの見方に変更はない指摘。 売上高を今期1500億円→来期1650億円、営業利益は今期180億円→来期230億円(従来163億円→228億円)と予想している。来期の営業利益率13.9%は過去最高を更新、ROEも11%程度を見込む。半導体産業の市況回復度合いによっては長期ビジョンの目標クリアも視野に入るとコメントしている。

★10:10  内外テック-急騰 エヌビディア好決算で半導体商社にも買い
 内外テック<3374.T>が急騰。米国時間22日の大引け後に発表されたエヌビディアの決算が材料視されている。

 エヌビディアの1Q決算は市場予想を上回る着地となり、2Q(5-7月)の強い見通しも示された。エヌビディアは時間外で大幅高となっており、きょうの東京市場では半導体関連株が上昇。
 
 この流れを受けて、半導体製造装置向けの部品商社である同社にも業績期待から買いが入っている。マクニカホールディングス<3132.T>、新光商事<8141.T>、リョーサン菱洋ホールディングス<167A.T>なども高い。


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