前場コメント No.8 東祥、JR東海、藤田観、住石HD、ユニリタ、菱地所

2024/05/23(木) 11:35
★10:34  東祥-いちよしがフェアバリューを引き上げ スポーツクラブ事業の収益改善、ホテル事業の好調を考慮
 東祥<8920.T>が大幅反発。いちよし経済研究所では、スポーツクラブ事業の収益改善、ホテル事業の好調を考慮。レーティングは「A」を継続、フェアバリューは2200円→2400円に引き上げた。

 いちよしでは、スポーツクラブ事業の収益改善とホテル事業の好調維持を予想し、25.3期以降の営業利益見通しを前回予想に対して引き上げたことを主な理由に挙げた。スポーツクラブ事業は集客力の高い「ホットスタジオ」の再開やスタジオプログラムの強化、LIVE配信プログラムなどの新サービスなどで会員数の増加を図っていく意向。25.3期は新規出店は予定していないこともあり、出店に伴うコスト増も一巡することなどから、25.3期のスポーツクラブ事業の利益を4億円と予想している(前回予想は3億円のセグメント損失)。

★10:38  JR東海-3日ぶり反発 新幹線車両の外観検査システムを開発
 JR東海(東海旅客鉄道)<9022.T>が3日ぶり反発。同社は22日、業務改革の一環として、車両基地や駅に入るタイミングで車両の外観を自動で検査するシステムを開発したと発表した。
 
 同システム導入後は、人手による外観検査業務の多くを削減できる見込みであり、車両の外観を従来より高頻度に検査できるため、安全性がさらに向上するとしている。

★10:41  藤田観光-SBIが目標株価引き上げ インバウンド取り込みで最も成功している1社
 藤田観光<9722.T>が底堅い。SBI証券では、インバウンドの取り込みで最も成功している企業の1社と評価。投資判断は「買い」を継続、目標株価を7500円→8100円に引き上げた。

 SBIでは、同社は株価の上昇以上に業績改善が進んできており、実効税率が正常化する25.12期を対象年度としても、予想PERなど株価バリュエーションに割安感が出てきたと指摘。最も象徴的にインバウンド増加の恩恵を受けているホテルチェーンとして注目している。

★10:49  住石HD-大幅安 麻生が同社親会社に 手じまい売り優勢
 住石ホールディングス<1514.T>が大幅安。同社は22日、同日付で親会社が麻生になったことを確認したと発表した。

 麻生の保有割合は49.08%から50.01%となった。同社が5月15日に公表した「株式会社麻生との資本業務提携契約の締結に関するお知らせ」に記載のとおり、麻生は同社の普通株式の市場内(立会内)での取得により、その保有する当社の株式の議決権割合を50%超60%以下とすることで同社を連結子会社とすることを予定していた。

 麻生の保有割合が予定されていた50%超になったことが確認されたことで、市場内での取得は完了したとの見方から、手じまい売りが優勢となっている。

★10:52  ユニリタ-3日続伸 長野市民病院と共同実証実験を実施
 ユニリタ<3800.T>が3日続伸。同社は23日10時、長野市民病院と、純国産ノーコードETLツール「Waha! Transformer」と、生成AIを活用した共同実証実験を実施したと発表した。
 
 同実証実験の結果、オンプレミスの「Waha! Transformer」を活用しながら、電子カルテDWH(Data Ware House)のデータを利用したセキュアな生成AI連携が可能となったという。これらにより、要配慮個人情報を守りながら、看護師の情報収集にかかる時間を年間900時間削減することに成功したとしている。

★10:53  三菱地所-3日続落 不動産株の売り続く 長期金利の一段上昇を懸念
 三菱地所<8802.T>が3日続落。日本の長期金利が上昇傾向となっており、不動産株の売りが続いている。

 前日に日本の10年債利回りが1%まで上昇。きょうは0.995%で始まったが、日銀が国債買い入れ額の据え置いたと伝わり、その後再び1%を付けてた。市場では年度内に1.5%を上回る水準に上昇してもおかしくないとの声なども出てきており、今後の長期金利上昇による借り入れ負担増加の懸念から不動産株に売りが出ている。住友不動産<8830.T>、野村不動産ホールディングス<3231.T>なども安い。


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