後場コメント No.1 協和キリン、ファーストコポ、電通総研、PKSHA、パルGHD、積水化

2024/07/22(月) 15:01
★12:30  協和キリン-丸三が目標株価引き上げ アトピー性皮膚炎治療薬の臨床データが注目される局面
 協和キリン<4151.T>がもみ合い。丸三証券では、アトピー性皮膚炎を対象とするKHK4083の臨床データが注目される局面とし、投資判断は「買い」を継続、目標株価を3100円→3750円に引き上げた。

 アトピー性皮膚炎を対象とするKHK4083は現在フェーズ3試験が進行中で、1Q末時点で2800名以上の患者が参加と、3本の試験では患者登録が完了しており順調と評価。そのなかでも、丸三では今期中にデータ公表予定であるHORIZON試験に注目している。また、その後もSHUTTLE試験、VOYAGER試験のデータ公表が見込まれ、今後1年程度は同社に対する注目度が特に高まる局面とみている。

★12:33  ファーストコーポ-底堅い 新中計を策定 27.5期の最終益19億円めざす
 ファーストコーポレーション<1430.T>が底堅い。同社は22日11時30分、25.5期-27.5期の3年間を計画期間とする中期経営計画を策定したと発表した。

 同社グループの当面の目標である年商500億円の早期実現と次のス テージとなる年商1000億円へのステップアップに向け、業容の拡大と利益水準の向上に継続的に取り組み、持続的成長と中長期的な企業価値向上をめざすという。

 数値目標として、27.5期の売上高は400億円(24.5期は実績値で285億円)、純利益は19.4億円(同9.4億円)をめざすとしている。

★12:34  電通総研-反発 コクヨでグループ経費精算システム「Ci*X Expense」が稼働
 電通総研<4812.T>が反発。同社は22日11時、コクヨ<7984.T>において、同社が開発・提供するグループ経費精算システム「Ci*X Expense(サイクロスエクスペンス)」が稼働したと発表した。

 「Ci*X Expense」は、グループ会社への展開を前提に設計されており、経費精算業務を標準化・効率化しやすく、グループ全体で経費管理のガバナンス強化を実現できるという。また、ユーザー数に基づいたライセンス価格体系を採用しており、契約金額の変動要素が少なく、経費精算を随時処理できるため、運用コストを抑制できる点が評価され、採用に至ったとしている。

★12:35  PKSHA-4日続落 東北大学言語AI研究センターと共同研究開始
 PKSHA Technology<3993.T>が4日続落。同社は22日11時、東北大学言語AI研究センターと、自然言語処理技術に関わる共同研究を2024年6月より開始したと発表した。
  
 同共同研究により、自然言語処理技術の新たな領域を開拓し、AI技術の進展を通じ、社会全体の利便性向上や新たな価値創造に貢献することをめざすとしている。

 しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★12:36  パルGHD-底堅い 1Q決算発表にめど 7月30日予定
 パルグループホールディングス<2726.T>が底堅い。同社は22日12時、25.2期1Q(3-5月)の決算発表を7月30日に行う予定と発表した。

 同社は従来9日に決算発表を予定していたが、グループの一部サーバーにトラブルが発生。これにより経理関連データへのアクセス障害などにより決算手続きに遅延が生じていた。今回、決算発表のめどが立ったとしている。

★12:45  積水化学工業-5日ぶり反落 タイで合わせガラス用中間膜の生産能力増強
 積水化学工業<4204.T>が5日ぶり反落。同社は22日11時、タイの合わせガラス用中間膜の生産拠点に「新製膜ライン」を増設すると発表した。今回の生産能力増強にかかる投資額は約80億円で、新製膜ラインは2026年度下期の稼動を予定しているという。
 
 合わせガラス用中間膜は、フロントガラスのみならずサイドガラスやルーフガラスなど使用される部位が広がるとともに、補修需要も拡大しており、自動車生産台数を上回る需要拡大が見込まれることなどから、今回の生産ライン増設に至ったとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。


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