前場コメント No.7 セルシード、村田製、TKP、ブシロード、サイバエージ、TDK

2024/07/23(火) 11:30
★9:43  セルシード-ストップ安売り気配 引き続き売り殺到 直近公表の買い残413万株
 セルシード<7776.T>がストップ安売り気配。引き続き売りが殺到している。

 同社株価は6月終盤から動意付き、200円台だった株価は7月18日に1160円まで買われた。一方で、先週末19日は手じまいによりストップ安まで売られており、週明け22日は売りが殺到。同日は寄り付かず、ストップ安比例配分となった。
 
 本日もストップ安水準で寄り付いていないが、直近公表の信用取引における買い残は413万株と多い。ロスカットによる売り注文が出ているとみられ、足元では440万株ほどの売り越しとなっている。このまま寄り付かずに取引を終えた場合、明日は制限値幅の下限が拡大される見通し。

★9:50  村田製作所-東海東京が目標株価を引き上げ 在庫調整は一巡、市場拡大で利益成長が続く
 村田製作所<6981.T>が小幅高。東海東京インテリジェンス・ラボでは、在庫調整は一巡、市場拡大で利益成長が続くと予想。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価を3400円→4300円に引き上げた。

 東海東京では、在庫調整は一巡していると指摘。在庫循環を見ると在庫は24/3期2Q(7-9月)から前年比減少に転じ、24/3期4Q(1-3月)に生産は前年比増加となったという。在庫調整の一巡に加え、MLCCは市場拡大を予想。25/3期業績を売上収益1兆8002億円(前年比9.8%増)、営業利益3525億円(同63.6%増)と予想している。為替前提は1米ドル=155円。円安やMLCC市場の拡大や在庫調整の一巡による操業度の改善により増収増益を見込んでいる。

★9:53  TKP-SMBC日興が目標株価引き上げ 会議室ビジネスとM&Aで利益成長が加速しよう
 ティーケーピー<3479.T>が続伸。SMBC日興証券では、会議室ビジネスとM&Aで利益成長が加速しようと判断。投資判断「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2300円→2600円と引き上げた。

 25.2期1Q決算やリリカラ、ノバレーゼのM&Aを踏まえSMBC日興業績予想を修正。目標株価を引き上げた。コロナ後の対面イベント需要の回復により、研修、セミナーなど貸会議室や懇親会など料飲の回復が加速。インバウンド需要もあり、ホテル需要も大幅に増加。これらにより売上は拡大基調で推移。1Qは人員採用など先行投資により営業微減益となったが、今後は先行投資を上回る収益計上により増益が加速するとSMBC日興では予想。リリカラなどM&A効果もあり、利益成長が加速するとみている。

★10:00  ブシロード-急騰 公開した映画が初週3日間の動員数で2024年夏邦画アニメ映画1位を記録
 ブシロード<7803.T>が急騰。同社は22日、2024年7月19日より公開した「劇場版すとぷり はじまりの物語~Strawberry School Festival!!!~」が、公開初週3日間の7月19日-7月21日で観客動員数15万9000人超、興行収入1億7800万円超を記録したと発表した。
 
 公開初週3日間の動員数は2024年夏邦画アニメ映画1位となるとしている。

★10:01  サイバーエージェント-続伸 グーグル、サードパーティークッキー廃止方針を撤回と伝わる
 サイバーエージェント<4751.T>が続伸。米グーグルが22日に、ウェブサイトをまたいで消費者の閲覧履歴を共有できる技術「サードパーティークッキー」の廃止方針を撤回すると伝わったことが材料視されているもよう。

 23日8時52分の日本経済新聞電子版報道によれば、グーグルはこれまで2025年初頭からウェブブラウザにおいてサードパーティークッキーを段階的に使えなくすると説明していたようだ。今後は仕組みを維持しながら、プライバシーに配慮した代替技術を提供するという。英競争・市場庁(CMA)や広告業界の反発で方針を転換したとしている。

 クッキー規制によるインターネット広告業界の収益悪化が懸念されていたこともあり、今回のグーグルの表明を受けて同社に買いが入っているようだ。関連銘柄ではフリークアウト・ホールディングス<6094.T>、GMOアドパートナーズ<4784.T>なども高い。

★10:07  TDK-東海東京が目標株価を引き上げ 受動部品とエナジー応用製品が利益成長をけん引へ
 TDK<6762.T>が小幅安。東海東京インテリジェンス・ラボでは、受動部品とエナジー応用製品が利益成長をけん引すると予想。レーティングは「Neutral」を継続、目標株価を8000円→12100円に引き上げた。

 東海東京では、25/3期業績を売上高2兆2798億円(前年比8.4%増)、営業利益2235億円(同29.3%増)と予想。為替前提は1米ドル=155円、1ユーロ=165円とした。業績予想の前提となる2024年(暦年)の市場見通しは自動車の販売台数が前年比4.7%増、スマートフォンが同3.0%増。MLCCの在庫調整の一巡による操業度の改善、市場拡大による製品の販売増加などから増収増益を見込んでいる。


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