後場コメント No.2 三菱HCキャ、三菱電、日本MDM、カプコン、SUBARU、古河電

2024/07/24(水) 15:00
★12:50  三菱HCキャピタル-反落 SAF特化型ファンドに出資
 三菱HCキャピタル<8593.T>が反落。同社は24日、持続可能な航空燃料(SAF)の生産拡大に貢献するため、エアバスやカンタス航空、BNPパリバなどと共同で企業間アライアンス「Sustainable Aviation Fuel Financing Alliance」に参画するとともに、SAF特化型ファンド「SAFFA Fund 1」に出資したと発表した。

 SAFFAは航空業界、燃料物流および金融のアライアンス各社のリソース、ノウハウやネットワークを活用し、本来廃棄となる原材料の活用を可能とするSAF技術・製造事業に地域・製法ともに分散して出資する。各社は、SAFFA出資先事業が製造するSAFの購入について優先権を有するとしている。

 なお、株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。

★12:55  三菱電機-5日ぶり反発 米レイセオンと米海軍向け艦艇搭載レーダーに関わる供給契約締結
 三菱電機<6503.T>が5日ぶり反発。同社は24日、RTX Corporation(米国)の事業部であるレイセオンと、米海軍向け艦艇搭載レーダーSPY-6(V)構成品の供給契約を締結したと発表した。
 
 今回の契約締結により、米国海軍装備品のサプライチェーンへの参画とレーダー構成品の供給をめざし、製造に向けた準備を進めていくとしている。

★13:10  日本MDM-3日続伸 人工股関節新製品が薬事承認取得
 日本エム・ディ・エム<7600.T>が3日続伸。同社は24日13時、米国子会社製造の人工股関節大腿骨ステム「Ovation Tribute NEO ステム」の薬事承認を取得したと発表した。
 
 同製品は、既存製品であるOVATION Tribute ヒップステムでは適合しにくかった身長の低い患者にも対応でき、幅広い症例に適合する製品となっており、患者のQOL向上および多様化・高度化する医療従事者の要望への対応が可能だとしている。

★13:12  カプコン-丸三が目標株価引き上げ 25.3期は下期偏重も通期では2ケタ増益へ
 カプコン<9697.T>がもみ合い。丸三証券では、25.3期は下期偏重ながらも通期では2ケタ増益を予想。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を3500円→3700円に引き上げた。

 丸三では、新作タイトルや旧作販売の動向を踏まえて業績修正を行った。25.3期は下期偏重の見通しだが、2025年発売予定と発表されている人気シリーズ「モンスターハンター」の新作は第4四半期の発売となると見込んでいる。上期は減収減益ながらも通期では大きく業績を伸ばす見通しとしている。

★13:18  SUBARU-後場下げ幅拡大 1ドル154円台に円高進行 トヨタは下落に転じる
 SUBARU<7270.T>が後場下げ幅拡大。為替市場における円高進行が嫌気されている。

 ドル円相場は前日の東京市場大引け時点で156円台だったが、その後円高が進行し155円台で推移。本日の東京市場で一段と円高が進んでおり、後場に入ると154.8円台を付けている。

 急速な円高進行を受け、為替感応度の高い自動車株に売りが出ている。マツダ<7261.T>、ホンダ<7267.T>なども安い。トヨタ自動車<7203.T>はマイナスに転じている。

★13:26  古河電気工業-反落 データセンタ向け水冷モジュールの製造工場を新設
 古河電気工業<5801.T>が反落。同社は24日、2026年度の水冷方式の量産開始に向けて、同社の平塚工場とフィリピン工場と同じLaguna工業団地内に、データセンタ向け水冷モジュールの製造工場を新設すると発表した。
 
 これにより、国内拠点における設計開発力の強化と、BCPを踏まえた多拠点による製造体制の整備を図り、生成AIの普及を支えるデータセンタの進化に貢献するという。水冷モジュールの売上は、2026年度60億円、2027年度250億円を計画するとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。


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NYダウ 40,345.41 -410.34
ナスダック総合 16,690.83 -436.83
ドル/円 142.61 -0.84
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