前場コメント No.1 ディスコ、キヤノンMJ、川崎船、トヨタ、オンコリス、オービック

2024/07/25(木) 11:30
★9:00  ディスコ-売り気配 米ハイテク株安を嫌気 SOX指数5.4%安
 ディスコ<6146.T>が売り気配。米国のハイテク株安が嫌気されている。

 前日の米国市場では、決算が嫌気されたテスラとアルファベットが急落。ハイテク株を中心に売りが広がり、ナスダックは3.6%安、フィラデルフィア半導体指数は5.4%安となった。7月S&Pグローバル製造業PMI速報値が市場予想を下回ったことも投資家心理を悪化させた。

 この流れを受けて東京市場でも半導体関連に売りが出ている。東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、SCREENホールディングス<7735.T>、レーザーテック<6920.T>なども売り気配スタートとなっている。

★9:00  キヤノンMJ-買い気配 上期営業益4%減 通期売上高は上方修正
 キヤノンマーケティングジャパン<8060.T>が買い気配。同社は24日に、24.12期上期(1-6月)の連結営業利益は260.3億円(前年同期比3.9%減)だったと発表した。売り上げ増加に伴い売上総利益は増加したものの、IT費用などの販管費の増加が響いた。

 併せて、24.12期通期の連結売上高予想を従来の6450億円から6500億円(前期比6.6%増)に上方修正することも発表した。エンタープライズセグメントでITソリューションが好調に推移していることが寄与する。

 また、従来未定としていた24.12期の中間配当を60円(前期は50円)にすることも発表している。

★9:00  キヤノンMJ-買い気配 1株4091円で自己株TOB キヤノンが応募予定
 キヤノンマーケティングジャパン<8060.T>が買い気配。同社は24日に、自己株式の取得およびその具体的な取得方法として、自己株式の公開買付けを行うと発表した。

 自己株式の取得については、2200万0100株・900億0240万9100円を上限とした自己株取得枠を設定、取得期間は7月25日から9月30日とした。
 自己株TOBについては、取得価格は4091円で、買い付け期間は7月25日から8月22日。買付予定数は2200万株となっている。キャノンが所有する同社普通株式の一部である2000万株を応募する予定。なお、キヤノン以外の株主にも応募の機会を提供するという観点から、応募意向株式(2000万株)から10%上乗せした2200万株を上限としている。

★9:00  川崎汽船-続落 通期経常益を上方修正 コンテナ船事業が好調
 川崎汽船<9107.T>が続落。同社は25日8時30分、25.3期通期の連結経常利益予想を従来の1350億円から2200億円(前期比62.0%増)に引き上げると発表した。

 持分法適用関連会社OCEAN NETWORK EXPRESSの運営するコンテナ船事業において、紅海情勢に起因する喜望峰ルートの利用と旺盛な貨物需要により、市況が前回公表時の予想を上回っていることから、前回予想を修正している。なお、株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。

★9:01  トヨタ-続落 円高進み1ドル153円台に 自動車株が軟調
 トヨタ自動車<7203.T>が続落。ドル円相場における円高の進行が嫌気されてている。

 24日の東京市場大引け時点では154円台で推移していたが、その後に円高が一段と進行。一時153.1円台を付ける場面がみられた。足元では153円台後半で推移しているが、前日よりも円高の水準となっている。これを受けて為替感応度が高い自動車株が売られており、スズキ<7269.T>、日産自動車<7201.T>は売り気配、マツダ<7261.T>は続落でスタートしている。

★9:01  オンコリス-買い気配 OBP-601の第2a相臨床試験で有効性を示唆する結果を確認
 オンコリスバイオファーマ<4588.T>が買い気配。同社は25日8時、Transposon Therapeuticsと全世界のライセンス契約を締結しているLINE-1阻害剤OBP-601に関し、C-9 ALS(C9orf72変異型 筋萎縮性側索硬化症)およびC-9 FTD(同 前頭側頭型認知症)を対象とした第2a相臨床試験について、C-9ALSに関する、同試験の最終結果を得たと発表した。

 同試験によれば、既に発表したPSP患者でのPhase2試験と同様に、OBP-601の高い安全性が確認されるとともに、疾患修飾薬としての臨床的有効性が示唆された。

 Transposonは、OBP-601をC-9 ALSを対象とした第3相臨床試験に進める計画だとしている。

★9:01  オービック-反発 1Q営業益7.0%増 1株を5株に分割
 オービック<4684.T>が反発。同社は24日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は186億円(前年同期比7.0%増)だったと発表した。なお、11日付の日本経済新聞朝刊では、180億円強になりそうだと先んじて報じられていた。
 
 システムサポート事業において、主力のクラウドソリューションを中心に、ソフトウェアおよびハードウェアの運用支援・保守サービスなどが好調に推移したことなどが寄与した。
 
 併せて、株式分割を行うと発表した。9月30日を基準日として、1株につき5株の割合をもって分割する。


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