前場コメント No.5 電通総研、丸八証券、SHIFT、ナガセ、FFE&C、エーザイ

2024/07/25(木) 11:30
★9:07  電通総研-底堅い 上期営業益を下方修正 通期は据え置き
 電通総研<4812.T>が底堅い。同社は24日、24.12期上期(1-6月)の連結営業利益予想を従来の110億円から104億円(前期同比2.7%減)に下方修正すると発表した。

 不採算案件発生により売上総利益が計画を下回った。また、新規案件獲得に向けた技術者の提案活動工数の増加、ソフトウェア製品のアドオン開発サービスの計画比減に伴う技術者の非有償稼働工数の増加により販管費が増加したことも響いた。
 
 なお通期については、コンサルティングサービスやソフトウェア商品を中心に、2Qの受注高が16.3%増加し、下期は改善が見込まれることから各段階利益の予想を据え置くとしている。

★9:07  丸八証券-底堅い 1Q速報値を発表 最終益36%増
 丸八証券<8700.T>が底堅い。同社は24日、25.3期1Q(4-6月)の連結純利益は速報値で1.6億円(前年同期比36.0%増)だったと発表した。

 投資信託の販売手数料増加などが寄与した。

★9:08  SHIFT-3日続落 RMF対応支援コンサルティングサービス提供開始
 SHIFT<3697.T>が続落。同社は24日、防衛省がサイバーセキュリティ対策として導入したリスク管理枠組み(RMF:Risk Management Framework)に関する選任チームを立ち上げ、防衛省の委託によりRMF対応業務を担う装備品製造会社に対して「RMF対応支援コンサルティングサービス」の提供を開始したと発表した。
 
 同サービスは、防衛省が取り組む対象装備品、情報システムに対するRMF実施対応の各ステップに寄り添い、成果物ドキュメントの作成支援までを支援する、業界内でも希少性、専門性の非常に高いコンサルティングサービスだという。さまざまな領域のプロフェッショナルがチームを組み、対象となる情報システムや装備品に対するRMFの導入を支援するとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★9:08  ナガセ-続落 1Q営業赤字拡大 DX研修受注の期ずれなどが響く
 ナガセ<9733.T>が続落。同社は24日、25.3期1Q(4-6月)の営業損益は2.9億円の赤字(前年同期は1.7億円の赤字)だったと発表した。
 
 ビジネススクール部門において、主たるDX研修の受注が2Q以降の見込みとなったことや、高校生部門において、前期末在籍数減の影響が残ったことが響いた。

★9:11  富士古河E&C-大幅反落 1Q営業益3.4倍も材料出尽くし
 富士古河E&C<1775.T>が大幅反落。同社は24日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は14.9億円(前年同期比3.4倍)だったと発表した。

 コストダウンおよび価格転嫁が進ちょくしたことに加え、高採算案件があったことが寄与した。

 なお、株価は高く始まったものの、目先の材料出尽くし感から買いが続かずマイナス圏に沈むと、一転下げ幅を広げる展開となっている。

★9:11  エーザイ-反発 認知症検査を血液で簡易に 治療薬普及へ=日経
 エーザイ<4523.T>が反発。日本経済新聞電子版は25日5時に、同社がアルツハイマー病治療薬「レカネマブ(製品名レケンビ)」の普及に向けて次の一手を打ち出すと報じた。レカネマブを投与するには脳内のアミロイドの蓄積の有無を調べる検査が必要となるという。
 
 記事によると、少量の血液で治療薬投与の是非を簡単に判断できる技術の開発を進めており、2026年度の実用化をめざすとしている。


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