後場コメント No.4 山特鋼、北越工、トヨタ、サンワテクノス、CEHD、アストロスケール

2024/07/30(火) 15:01
★13:23  山陽特殊製鋼-後場急騰 通期営業益を下方修正 1Qはコンセンサス上回る
 山陽特殊製鋼<5481.T>が後場急騰。同社は30日13時、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の124億円から123億円(前期比0.8%減)に下方修正すると発表した。

 自動車の生産・出荷停止に伴う影響が不透明であるほか、中国・欧州経済の先行きやインフレによる世界経済への影響が懸念されることを踏まえた。

 1Q(4-6月)の連結営業利益は24.6億円(前年同期比55.3%減)だった。市場コンセンサスは23.0億円。売上数量の減少や2024年3月期に発生したスウェーデンの連結子会社OVAKOにおける一過性増益影響の縮小などが響いた。

 なお株価は、下方修正が小幅にとどまったことや、1Qがコンセンサスを上回る結果となったことが好感され、買いが優勢となっている。

★13:33  北越工業-後場マイナス転換 1Q営業益11%増も材料出尽くし
 北越工業<6364.T>が後場マイナス転換。同社は30日13時、25.3期1Q(4-6月)の営業利益は17.6億円(前年同期比11.0%増)だったと発表した。
 
 主力の建設機械事業において、海外向けに比べて比較的に利益率の高い国内向けの売上の増加に加え、北米向け販売における米ドル/円での円安効果も寄与した。

 なお株価は、決算期待から発表直前に買いが入っていたものの、発表後は材料出尽くし感から売りが優勢となっている。

★13:38  トヨタ-続伸 6月度の世界販売台数5%減 上期では1%減
 トヨタ自動車<7203.T>が続伸。同社は30日、6月度の世界販売台数は85万3082台(前年同月比5.1%減)だったと発表した。世界生産台数は79万5862台(同12.9%減)となった。

 上期(1-6月)の世界販売台数は489万2259台(前年同期比0.9%減)、世界生産台数は464万8863台(同5.0%減)だった。

 同日13時30分配信の日本経済新聞電子版報道によれば、上期は認証不正などの影響で2年ぶりの前年割れになったものの、独フォルクスワーゲンの434万8000台を引き離し、5年連続で上半期として世界首位となる見通しとしている。

★13:45  サンワテクノス-続伸 上期営業益を上方修正 1Qは62%減
 サンワテクノス<8137.T>が続伸。同社は29日、25.3期上期(3-9月)の連結営業利益予想を従来の7.8億円から10.3億円(前年同期比70.1%減)に上方修正すると発表した。

 為替変動の影響や販管費削減の取り組みにより、収益性に改善がみられたことを踏まえた。
 
 なお、通期業績予想については、顧客の手配調整が継続していること、為替相場および地政学的リスクの動向が不透明であること、海外拠点の業績回復が当初の想定より遅れていることから据え置くとしている。

 1Q(4-6月)の連結営業利益は6.5億円(前年同期比61.5%減)だった。

★14:01  CEHD-新安値 通期最終益を下方修正 のれん償却額の計上など響く
 CEホールディングス<4320.T>が新安値。同社は29日、24.9期通期の連結純利益予想を従来の7.5億円から0円(前期は6.9億円)に下方修正すると発表した。

 医薬品・医療機器等の臨床開発支援やデジタルマーケティング支援の減少、子会社サンカクカンパニーに係るのれん償却額、子会社マイクロンおよびサンカクカンパニーにおける固定資産の減損損失の計上などが響く。

★14:03  アストロスケール-後場急騰 商業デブリ除去実証衛星、世界初のデブリ周囲飛行に成功
 アストロスケールホールディングス<186A.T>が後場急騰。同社は30日14時、子会社のアストロスケールが今年2月に開始した商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J(アドラスジェイ)」のミッションにおいて、観測対象のデブリの周回観測に成功したと発表した。本物のデブリの周囲を飛行する運用に成功したのは世界初としている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 36,391.47 -265.62
TOPIX 2,597.42 -23.34
グロース250 643.88 -12.70
NYダウ 40,345.41 -410.34
ナスダック総合 16,690.83 -436.83
ドル/円 142.61 -0.84
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ