前場コメント No.10 良品計画、アイシン、メイコー、丸井G、日清粉G、エムティーアイ

2024/08/07(水) 11:30
★9:48  良品計画-東海東京が目標株価引き上げ 商品開発力が国内事業を成長させる
 良品計画<7453.T>が反落。東海東京インテリジェンス・ラボでは、商品開発力が国内事業を成長させると判断。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を3400円→3500円と引き上げた。

 24.8期3Q累計(9-5月)国内向け販売が前年比13.8%増に対して生活雑貨は同16.7%増と伸長している。とりわけ、化粧水や美容液などのカテゴリの商品発売や人気化に伴い、生活雑貨売上高を引き上げていると東海東京では考える。
 具体的には、エイジングケアや高濃度美容液などの効能を謳った商品開発を行っており、化粧水・美容液に限らず商品開発力が同社の既存売上高を下支えしていると指摘。食品、衣料品においても商品のテコ入れ効果は25.8期にも継続すると考え、国内事業を中心とした業績成長が続くと東海東京ではみている。

★9:55  アイシン-大和が投資判断引き上げ 相対的にトヨタグループ内で選好され易いか
 アイシン<7259.T>が続伸。大和証券では、相対的にトヨタグループ内で選好され易いと判断。投資判断を「3(Neutral)」→「2(Outperform)」に、目標株価を4800円→5400円に引き上げた。

 今後のトヨタの生産回復に伴い、業績と株価の反発を期待する場合、トヨタの売り上げ構成比が高いトヨタ紡織、豊田合成なども候補となるが、両社は持合い解消の需給悪化懸念も残る。その場合、既に持合い解消に伴う売り出しを発表したアイシンは、1.需給悪化懸念が限定され、2.来期に、中計最終年度の営業利益目標3000億円や、自社株買いの可能性などから、グループ内で相対的に注目され易いと大和ではみている。もしトランプ政権誕生となり、EV普及期待がさらに低迷し、内燃機関関連の部品の再評価が進む場合もサポート材料となろうと指摘している。

★9:56  メイコー-急落 1Q営業益3.6倍も材料出尽くし
 メイコー<6787.T>が急落。同社は6日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は32.7億円(前年同期比3.6倍)だったと発表した。

 多層貫通基板およびビルドアップ基板の受注拡大に伴い工場稼働率が向上したことや、コスト削減や為替の影響なども寄与した。

 なお、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:56  丸井G-続伸 1Q営業益29%増 クレカ取扱高の拡大など寄与
 丸井グループ<8252.T>が続伸。同社は6日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は102億円(前年同期比29.1%増)だったと発表した。フィンテック事業におけるクレジットカード取扱高の拡大などが寄与した。

★10:03  日清製粉G-SMBC日興が目標株価引き上げ 業績は堅調も課題は資本効率改善
 日清製粉グループ本社<2002.T>が続伸。SMBC日興証券では、業績は堅調も、課題は資本効率改善と判断。投資判断「2(中立)」を継続、目標株価を2100円→2200円と引き上げた。

 堅調な業績にもかかわらず同社株に中立である理由は、1.稼ぐ力は高まっているが、投資家の理解を得難いキャッシュの使い道も散見される。リターンを図り難い投資の拡大により、資本効率性の改善時期に不確実性が増していること、2.成長戦略の中核に位置付ける事業の成長見通しが不確かなこと、などとしている。来期予想PERは13倍と割安感は残るものの、株価評価の改善には、積極投資のリターンや中核事業の将来性にめどをつける必要があろうと指摘している。

★10:04  エムティーアイ-大幅高 通期営業益を上方修正 3Q累計は黒字転換
 エムティーアイ<9438.T>が大幅高。同社は6日、24.9期通期の連結営業利益予想を従来の18.0億円から22.0億円(前期比7.4倍)に上方修正すると発表した。
 
 3Q累計の売上高はクラウド薬歴事業、法人向けDX支援事業において計画を上回って推移しており、4Qも同様の傾向が続くとみられることを踏まえた。

 3Q累計(10-6月)の連結営業損益は17.5億円の黒字(前年同期比は1700万円の赤字)だったと発表した。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 36,215.75 -175.72
TOPIX 2,579.73 -17.69
グロース250 645.21 +1.33
NYダウ 40,829.59 +484.18
ナスダック総合 16,884.60 +193.77
ドル/円 143.35 +1.04
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ