後場コメント No.3 明治HD、大特鋼、関電工、デンカ、GSIクレオス、スペースマーケ

2024/09/09(月) 15:00
★12:59  明治HD-底堅い 神奈川に新工場建設し生産体制再編
 明治ホールディングス<2269.T>が底堅い。同社は6日、国内のデイリー事業の最適生産体制の構築とサステナビリティの推進に向けて、生産体制の再編を実施すると発表した。神奈川新工場を建設し、現神奈川工場、東北工場および戸田工場の生産を中止するという。
 
 同取り組みにより収益性を向上させるとともに、賞味期限の延長や環境負荷低減への取り組みを付加価値に転換することで、事業成長とサステナビリティ活動の同時実現をめざすとしている。

★12:59  大同特殊鋼-続落 ギガキャスト対応の金型用鋼を販売開始
 大同特殊鋼<5471.T>が続落。同社は9日、ギガキャスト工法に対応した熱間金型用鋼「DHA-GIGA」の販売を開始したと発表した。

 「DHA-GIGA」は超大型のダイカスト金型に求められる焼入性を飛躍的に向上させることで、従来の金型用鋼に比べ使用中の割れを抑制できる。超大型ダイカスト金型用鋼の開発は日本初で、まずはギガキャスト工法の適用が先行している中国市場において本格的な発売を開始し、日本国内をはじめとしたほか地域についても順次供給体制の整備を進める。今後拡大する需要をとらえ、2030年には年間40億円の売り上げ規模をめざすとしている。

 なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。

★13:04  関電工-後場上げ幅拡大 通期営業益を上方修正 増配も発表
 関電工<1942.T>が後場上げ幅拡大。同社は9日13時、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の370億円(前期比9.6%減)から430億円(前期比5.0%増)に、年間配当予想を43円から51円(前期は41円)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは437億円。

 旺盛な民間建設投資を背景に収益性が向上したことに加え、全社を挙げた生産性向上への取り組みなどが寄与する。配当予想については、中間配当を22円から26円に、期末配当を21円から25円にそれぞれ増額するとしている。

★13:09  デンカ-反落 ポートフォリオ変革に伴い大船工場稼働停止
 デンカ<4061.T>が反落。同社は9日13時、経営計画「Mission2030」に基づくポートフォリオ変革の一環として、2026年3月末をめどに大船工場(神奈川県鎌倉市)の稼働を停止すると発表した。当該工場の主力製品である「Toyokalon」については、シンガポール子会社に事業を集約し、「カラリヤンYフィルム」および「カラリヤンテープ」については、事業撤退する予定だという。
 
 工場内設備、工場用地および営業権などについては、今後の予定は未定としたものの、売却も含め有効活用を検討するとしている。

 なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。

★13:14  GSIクレオス-底堅い 三菱ケミカルからトリアセテート繊維事業を事業譲受
 GSIクレオス<8101.T>が底堅い。同社は9日13時、三菱ケミカルグループ<4188.T>傘下の三菱ケミカルからトリアセテート繊維事業を譲り受けると発表した。
 
 トリアセテート繊維は、天然パルプ由来の植物繊維を化学的に処理してつくる半合成繊維で、三菱ケミカルが独自の製法で生産する製品だという。サステナブル製品でありグローバル展開できることから、同社の事業戦略に適う商材であるとともに、今後も需要の伸長が見込めることから、事業譲受を決定したとしている。
 

★13:25  スペースマーケット-ストップ安 各務正人氏が同社株を一部売却 保有割合は8.77%→5.94%
 スペースマーケット<4487.T>が一時ストップ安。同社株について、グローバルウェイ<3936.T>の取締役会長である各務正人氏が保有株を一部売却した。9月9日受付分の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は8.77%→5.94%。


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