前場コメント No.8 コマツ、ダイキン、石油資源、ツルハHD、GENDA、クボタ

2024/09/02(月) 11:31
★10:31  コマツ-SMBC日興が目標株価を引き下げ 一般建機の弱さを鉱山機械でカバー、依然割安感強い
 コマツ<6301.T>が小幅高。SMBC日興証券では、一般建機の弱さを鉱山機械でカバー、依然割安感強いと指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は5700円→5500円に引き下げた。

 SMBC日興では、25/3期は北米一般建機を中心に弱含むも収益性の高い鉱山機械事業のサービス・部品でカバーできるとみており、営業利益計画達成を予想。26/3期はロシア関連損失一巡や全体的な需要改善で営業増益が可能とみており、そのなかで足元バリュエーションは過去最低水準であり業績成長を踏まえれば割安感が強いと指摘。カタリストは、(1)北米一般建機需要の動向、(2)鉱山機械の本体需要動向、(3)自社株買いなど株主還元強化、の3点を挙げた。

★10:42  ダイキン工業-SMBC日興が目標株価引き下げ 短期業績は好転しづらい
 ダイキン工業<6367.T>が続伸。SMBC日興証券では、欧州と中国の減速感強く短期業績は好転しづらいと予想。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を20200円→19000円に引き下げた。
 
 SMBC日興では、業績予想の修正に伴い目標株価を引き下げた。25.3期はアジア・オセアニアが堅調である一方、欧州のH/P暖房の売上高下振れや中国減速で通期計画未達を予想。26.3期に関して欧州や中国は緩やかな回復にとどまるとみており当面力強い業績は期待しづらいとみている。また、米州で冷媒規制移行の最中で供給力に課題がありシェアを失っている点も短期的な悪材料としている。

★10:45  石油資源開発-4日ぶり反発 化石燃料投資2倍に 30年までに4000億円=日経
 石油資源開発<1662.T>が4日ぶり反発。2日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2030年までに化石燃料開発で当初計画の2倍の4000億円を投じると報じた。
 
 記事によると、原油市況の安定やEVの勢い鈍化で、従来予想より底堅い需要が見込めると判断したという。再生可能エネルギーの採算が悪化し、欧米メジャーも化石燃料に傾斜しているなか、エネルギー需要の変化に合わせて計画を見直すとしている。

★10:56  ツルハHD-続落 8月度の既存店売上高3%増 買い先行も売りに押される
 ツルハホールディングス<3391.T>が続落。同社は8月30日、8月度の既存店売上高は速報値で前年同月比3.0%増だったと発表した。全店は同6.0%増となった。

 なお、株価は買いが先行したものの、売りに押されマイナスに転じている。

★10:58  GENDA-底堅い 「経営戦略室」を経営直下に設置
 GENDA<9166.T>が底堅い。同社は2日10時35分、2024年9月1日付で、新たな組織として「経営戦略室」を経営直下に設置し、グループ企業に対して横断的にマーケティング・プロダクト・DX・組織構築などのグロース支援を行うと発表した。
 
 今回の組織改編により、同社が進めるM&A戦略における事業デューデリジェンスの精度向上やPMIのプロセスにおける経営の扶助やマーケティング活動支援が充実することとなり、グループ全体のさらなる成長が促進されることとなるとしている。

★11:06  クボタ-SMBC日興が目標株価を引き下げ バリュエーションは最低水準、インドと北米建機がドライバ―
 クボタ<6326.T>が反発。SMBC日興証券では、バリュエーションは最低水準、インドと北米建機がドライバ―と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は3000円→2800円に引き下げた。

 SMBC日興では、24/12期3Qも厳しい需要環境だが25/12期は主力の北米小型トラクター需要が改善に向かうと見込まれるほか、従来から注目する北米建設機械やインドがドライバーとなり業績を牽引すると考えている。足元のバリュエーションは過去最低水準であり割安感が強いとみている。カタリストは、(1)為替動向、(2)北米トラクターの競争環境、(3)インドや北米建機拡大による事業ミクス改善、の3点を挙げた。


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