前場コメント No.5 郵船、放電精密、すかいHD、サイババズ、JAL、伊藤忠

2024/10/04(金) 11:31
★9:12  日本郵船-急落 米港湾スト即時終了と伝わる 賃上げに関し暫定合意
 日本郵船<9101.T>が急落。米国の港湾ストライキが終了すると伝わったことが材料視されている。

 3日のロイター報道によれば、米港湾労働者約4万5000人を抱える国際港湾労働者協会(ILA)と使用者団体の米海運連合(USMX)が同日に、賃上げについて暫定合意に達したことを発表した。3日目に突入していた米東海岸とメキシコ湾岸でのストライキを直ちに終了するとしている。

 米湾港ストを背景とした海上運賃上昇の思惑などから海運株が上昇していたこともあり、ストライキ終了を受けて売りが優勢となっている。商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>も急落している。

★9:12  放電精密-急落 通期営業益を上方修正も材料出尽くし
 放電精密加工研究所<6469.T>が急落。同社は3日、25.2期通期の連結営業利益予想を従来の3.7億円から3.9億円(前期比70.0%増)に上方修正すると発表した。全社的なコスト削減策の継続や資材高騰に対する適切な価格改定による効果を見込み、当初計画に対して増益となる見通しだとしている。

 上期(3-8月)の連結営業利益は1億6600万円の黒字(前年同期は3300万円の赤字)だった。会社計画の700万円の黒字から上振れて着地した。放電加工・表面処理セグメントにおいて設備投資の見直しなどの固定費抑制に努めたほか、全社費用を低減したことなども寄与した。

 しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:13  すかいらーく-続伸 9月度の既存店売上高11%増
 すかいらーくホールディングス<3197.T>が続伸。同社は3日、9月度の既存店売上高は速報値で前年同月比11.0%増だったと発表した。全店は同10.7%増となった。秋のイベントの積極開催で人出が増え、外食消費も活性化したとしている。

★9:14  サイバーバズ-買い気配 一部報道について 同社の開示に関するものと発表
 サイバー・バズ<7069.T>が買い気配。同社は4日9時05分に、一部報道において、船井電機の株式について、船井電機・ホールディングスが2023年に買収した脱毛サロンチェーン運営会社によるネット広告代金の未納が理由で、東京のネット広告会社が仮差押えを申請しているとの報道があったが、これは、同社が2024年5月8日開示した「債権の取立不能または取立遅延のおそれによる貸倒引当金繰入額の計上に関するお知らせ」に関するものだと発表した。

 「当該取引先」の取り引き当時の親会社が船井電機・ホールディングスだとした。なお、本件によって債権の回収が確定しているものではないとし、仮差押えの具体的な内容、また、貸倒引当金繰入額を計上するに至った経緯と再発防止については、状況の精査が完了次第、改めて開示するとしている。

★9:14  JAL-底堅い ガルーダ・インドネシア航空と2025年春から共同事業開始へ
 日本航空<9201.T>が底堅い。同社は3日、ガルーダ・インドネシア航空(インドネシア)と、2025年4月から日本=インドネシア路線における共同事業を開始することをめざすことで合意し、同日両社間で契約を締結したと発表した。
 
 共同事業を通じ日本=インドネシア間の顧客利便性をさらに高め、二国間の流動を増やすことで、日本およびインドネシアそれぞれの経済発展や二国間のさまざまな交流の創出に貢献するとしている。

★9:15  伊藤忠商事-底堅い 消費者嗜好 AIがSNS分析=日経
 伊藤忠商事<8001.T>が底堅い。4日付の日本経済新聞朝刊は、同社がSNSの投稿内容などから消費者の好みの変化を分析するAIシステムの提供を始めると報じた。記事によると、食品メーカーが商品開発に活用する需要などを見込むという。SNS向けの広告作成の代行事業なども手がけ、数年以内に100社へ提供して売上高10億円を狙うとしている。


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