前場コメント No.4  日本色材、タムラ製、広済堂HD、識学、QPS研究、芝浦メカ

2024/10/15(火) 11:30
★9:08  日本色材工業研究所-売り気配 通期営業益を下方修正 仏子会社が苦戦
 日本色材工業研究所<4920.T>が売り気配。同社は11日、25.2期通期の連結営業利益予想を従来の7.1億円から5.9億円(前期比34.4%増)に下方修正すると発表した。

 フランス連結子会社において、医薬品および化粧品の受注において前期の回復ペースが鈍化している影響でユーロ建ての売上高が低迷し、人件費や諸物価の高騰もあり、両社合計として利益も予想を下回る見込みとなったことなどを踏まえた。

 上期(3-8月)の連結営業利益は4.9億円(前年同期比70.9%増)だった。受注の大幅増による生産設備の稼働向上と各種コスト圧縮努力が寄与した。

★9:08  タムラ製作所-もみ合い 上期決算発表を延期 会計処理に関する調査に時間要する
 タムラ製作所<6768.T>がもみ合い。同社は11日、11月8日に予定していた25.3期上期(4-9月)の決算発表を延期すると発表した。
 
 9月13日に公表した「外部調査チームの設置に関するお知らせ」に記載のとおり、中国子会社2社において購入部品在庫の会計処理が社内ルールに照らし適切に行われていなかった疑義に関し、調査が11月10日前後まで継続する見込みから、延期を決定したとしている。なお、株価に対する反応は限定的だ。

★9:09  広済堂HD-買い気配 1Q営業益2.7倍 式場増設効果が継続
 広済堂ホールディングス<7868.T>が買い気配。同社は11日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は20.2億円(前年同期比2.7倍)だったと発表した。主力の葬祭収益セグメントで式場増設(2023年9月竣工)効果が1Qも継続したことや、資産コンサルティングセグメントで大型プロジェクト案件の収益が貢献したことなどが寄与した。

★9:10  識学-買い気配 通期営業益を上方修正 上期は黒字転換
 識学<7049.T>が買い気配。同社は11日、25.2期通期の連結営業損益予想を従来の1.7億円の黒字から3.1億円の黒字(前期は1.1億円の赤字)に上方修正すると発表した。

 上期において、組織コンサルティング事業の収益性を鑑みながら、採用活動を実施した結果、当初予想対比でコンサルタント稼働効率が上昇し、人件費の削減につながったという。また、1Qにおいて赤字事業となっていたM&A仲介事業などを撤退したことにより、コストが減少。下期においても、マーケティング活動の抜本的な見直し施策を実施することなども踏まえた。

 上期(3-8月)の連結営業損益は1.8億円の黒字(前年同期は1.9億円の赤字)だった。売上高は2Q単独で過去最高となり、人件費・採用費、広告宣伝費・マーケティング費を中心にコスト削減を実施し、営業黒字で着地した。

★9:10  QPS研究所-急騰 1Q営業赤字拡大も悪材料出尽くし
 QPS研究所<5595.T>が急騰。同社は11日、25.5期1Q(4-6月)の営業損益は2億2800万円の赤字(前年同期は8500万円の赤字)だったと発表した。衛星の機数増加により、償却負担が先行していることが響いた。

 なお、株価は悪材料出尽くしで買いが入っている。

★9:12  芝浦メカトロニクス-大和が目標株価を引き上げ 先端パッケージ向けを牽引役として今来期最高益更新へ
 芝浦メカトロニクス<6590.T>が堅調。大和証券では、先端パッケージ向けを牽引役として今来期最高益更新を予想。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は6000円→11000円に引き上げた。

 大和では、25/3通期は売上高747億円(YoY+11%、従来予想740億円)、営業利益127億円(同+9%、同122億円)を予想。注目の先端パッケージ向け装置が牽引する他、下期に中国レガシー半導体向け装置の増加を見込む。26/3通期は売上高773億円(YoY+3%、従来745億円)、営業利益135億円(同+7%、同126億円)と3期連続の過去最高益更新を予想。流通機器システム事業での特需剥落あるも引き続き先端パッケージ向け装置が牽引するとみている。



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