前場コメント No.9 アルゴグラフ、クオールHD、日東電、ヤマザキ、村田製、バイタルKSK
★9:55 アルゴグラフィックス-急落 上期営業益9.7%増も利益確定の売り
アルゴグラフィックス<7595.T>が急落。同社は1日、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益が49.2億円(前年同期比9.7%増)だったと発表した。自動車関連業界向けビジネスが堅調なことに加えて、半導体関連業界を中心にITソリューションへの投資が旺盛であったことなどが寄与した。
なお、株価は直近は高値圏で推移していたことから、利益確定の売りが優勢となっている。
アルゴグラフィックス<7595.T>が急落。同社は1日、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益が49.2億円(前年同期比9.7%増)だったと発表した。自動車関連業界向けビジネスが堅調なことに加えて、半導体関連業界を中心にITソリューションへの投資が旺盛であったことなどが寄与した。
なお、株価は直近は高値圏で推移していたことから、利益確定の売りが優勢となっている。
★10:05 クオールHD-大幅続落 通期最終益を下方修正 上期は計画下回る
クオールホールディングス<3034.T>が大幅続落。同社は1日、25.3期通期の連結純利益予想を従来の57.0億円から50.0億円(前期比2.4%増)に下方修正すると発表した。上期(4-9月)の実績を踏まえた。
25.3期上期(4-9月)の連結純利益は12.1億円(前年同期比35.8%減)だった。上期の会社計画は20.0億円。第一三共エスファの連結化などにより営業利益は計画を上回ったものの、一過性費用の発生により純利益は計画を下回った。2Q(7-9月)は役員退職慰労金として約9.6億円を特別損失に計上した。
クオールホールディングス<3034.T>が大幅続落。同社は1日、25.3期通期の連結純利益予想を従来の57.0億円から50.0億円(前期比2.4%増)に下方修正すると発表した。上期(4-9月)の実績を踏まえた。
25.3期上期(4-9月)の連結純利益は12.1億円(前年同期比35.8%減)だった。上期の会社計画は20.0億円。第一三共エスファの連結化などにより営業利益は計画を上回ったものの、一過性費用の発生により純利益は計画を下回った。2Q(7-9月)は役員退職慰労金として約9.6億円を特別損失に計上した。
★10:08 日東電工-SMBC日興が目標株価を引き下げ デバイス生産に加え、CDMOの成長を注視
日東電工<6988.T>が反発。SMBC日興証券では、デバイス生産に加え、CDMOの成長を注視。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は2720円→2700円に引き下げた。
SMBC日興では、決算及び取材を踏まえ業績予想を更新。25/3期2Q決算では実績、見通しともに、特に偏光板が想定以上と指摘。為替前提の変更が足枷だが、通期会社計画が据え置かれ、好印象であったという。一方、CDMOは想定よりも伸び悩んでいる点に注目。会社計画では下期に大幅な増収が織り込まれているが、直近1~2年間では計画に対して下振れる傾向となっており、注視する必要があるとみている。実際に力強い成長を示すことができれば、再評価される余地があると指摘。中長期目線では、CDMO、路材料の成長の再加速に期待している。
日東電工<6988.T>が反発。SMBC日興証券では、デバイス生産に加え、CDMOの成長を注視。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は2720円→2700円に引き下げた。
SMBC日興では、決算及び取材を踏まえ業績予想を更新。25/3期2Q決算では実績、見通しともに、特に偏光板が想定以上と指摘。為替前提の変更が足枷だが、通期会社計画が据え置かれ、好印象であったという。一方、CDMOは想定よりも伸び悩んでいる点に注目。会社計画では下期に大幅な増収が織り込まれているが、直近1~2年間では計画に対して下振れる傾向となっており、注視する必要があるとみている。実際に力強い成長を示すことができれば、再評価される余地があると指摘。中長期目線では、CDMO、路材料の成長の再加速に期待している。
★10:12 ヤマザキ-大幅続伸 上期営業損益を上方修正 価格転嫁などを踏まえる
ヤマザキ<6147.T>が大幅続伸。同社は1日、25.3期上期(4-9月)の連結営業損益予想を従来の600万円の黒字から5600万円の黒字(前年同期は1億1100万円の赤字)に上方修正すると発表した。
増収に加え、原材料や仕入れ価格上昇に伴う一部販売製品への価格転嫁や、継続的に実施している原価低減活動の成果により、当初予想を上回る見込みであることを踏まえた。
なお、通期の業績予想については、現在精査中だとしている。
ヤマザキ<6147.T>が大幅続伸。同社は1日、25.3期上期(4-9月)の連結営業損益予想を従来の600万円の黒字から5600万円の黒字(前年同期は1億1100万円の赤字)に上方修正すると発表した。
増収に加え、原材料や仕入れ価格上昇に伴う一部販売製品への価格転嫁や、継続的に実施している原価低減活動の成果により、当初予想を上回る見込みであることを踏まえた。
なお、通期の業績予想については、現在精査中だとしている。
★10:16 村田製作所-MSMUFGが目標株価引き下げ デバイス・モジュールの利益底上げが課題
村田製作所<6981.T>が4日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、デバイス・モジュールの利益底上げが課題と指摘。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を3500円→3300円に引き下げた。
MSMUFGでは、MLCC(積層セラミックコンデンサ)は車載向けで2025年1月から価格が下がると見るが、中長期で高水準の利益を維持できると予想。同社の課題はデバイス・モジュールの利益の底上げと考えている。XBARフィルタは25年度にWiFi用途で出荷を開始するが、セルラーで7ギガヘルツ帯の5G新規格に採用され、中長期でRFモジュールの業績拡大に寄与するか注目している。
村田製作所<6981.T>が4日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、デバイス・モジュールの利益底上げが課題と指摘。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を3500円→3300円に引き下げた。
MSMUFGでは、MLCC(積層セラミックコンデンサ)は車載向けで2025年1月から価格が下がると見るが、中長期で高水準の利益を維持できると予想。同社の課題はデバイス・モジュールの利益の底上げと考えている。XBARフィルタは25年度にWiFi用途で出荷を開始するが、セルラーで7ギガヘルツ帯の5G新規格に採用され、中長期でRFモジュールの業績拡大に寄与するか注目している。
★10:20 バイタルKSK-大幅続落 上期最終益3.1%増も材料出尽くし
バイタルケーエスケー・ホールディングス<3151.T>が大幅続落。同社は1日、25.3期上期(4-9月)の連結純利益は24.2億円(前年同期比3.1%増)だったと発表した。
医薬品卸売事業において、抗がん剤を中心とした新薬創出加算品、先発品および子宮頸がんワクチンや、10月から接種開始になる新たなコロナワクチンなどの販売が減収分を上回りわずかに増収となったことなどが寄与した。
なお、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。
バイタルケーエスケー・ホールディングス<3151.T>が大幅続落。同社は1日、25.3期上期(4-9月)の連結純利益は24.2億円(前年同期比3.1%増)だったと発表した。
医薬品卸売事業において、抗がん剤を中心とした新薬創出加算品、先発品および子宮頸がんワクチンや、10月から接種開始になる新たなコロナワクチンなどの販売が減収分を上回りわずかに増収となったことなどが寄与した。
なお、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。
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