前場コメント No.7 ヤマトHD、山王、JCU、スマレジ、GFA、正栄食

2024/12/16(月) 11:33
★10:14  ヤマトHD-続落 配達委託停止打診 日本郵便は反発=日経
 ヤマトホールディングス<9064.T>が続落。14日付の日本経済新聞朝刊は、同社傘下のヤマト運輸が日本郵政<6178.T>グループの日本郵便に対し、小型薄型荷物の配達委託の停止を打診したことが13日わかったと報じた。

 記事によれば、両グループは2023年6月にメール便と小型荷物の配送協力で合意していたようだ。複数の関係者が明らかにしたもよう。ヤマトは配達までの時間が延びていることを理由に挙げ、日本郵便は申し入れに反発しているとした。

★10:14  山王-大幅高 1Q営業益44%増 通期計画を超過
 山王<3441.T>が大幅高。同社は13日、25.7期1Q(8-10月)の連結営業利益が3.4億円(前年同期比44.1%増)だったと発表した。

 通期の会社計画2.5億円を超過した。微細めっき技術の追求による品質向上や、製造工程の自動化、生産拠点管理の効率化による生産性向上に積極的に取り組んだことが寄与した。

★10:23  JCU-SBIが目標株価引き上げ 上期実績を踏まえ予想を見直し
 JCU<4975.T>が反発。SBI証券では、上期実績を踏まえ予想を見直しし、投資判断「買い」を継続、目標株価を5400円→6400円と引き上げた。

 上期実績を踏まえ、25.3期下期SBI予想を、売上高128億1600万円、営業利益5,2億3300万円、営業利益率40.8%とした。また、25.3期薬品事業の営業利益率を前回予想の37.5%から 42.1%に引き上げた。この修正に伴い、26.3期の薬品事業営業利益率を38.8%から41.0%へ変更し、目標株価を引き上げた。

★10:29  スマレジ-急落 上期営業益43%増も利益確定売り優勢
 スマレジ<4431.T>が急落。同社は13日、25.4期上期(5-10月)の営業利益は12.0億円(前年同期比43.1%増)だったと発表した。

 商談時の積極的なクロスセル施策の実施による顧客単価の向上や、順調な営業スタッフの採用・戦力化、テレビコマーシャルをはじめとした広告宣伝施策が奏功し、増収となった。コスト効率化に努めたことなども寄与した。

 併せて、従来無配としていた期末配当予想を15円に修正することも発表した。年間配当予想も同額。初の配当実施となる。今後は配当性向20%程度とし、期末配当を実施する予定。

 なお、株価は決算発表前に年初来高値を付けるなど堅調に推移していたことから、決算発表を受けて利益確定売りが優勢となっている。

★10:43  GFA-ストップ高買い気配 京東グループとの日本における倉庫統合配線の改修プロジェクト開始
 GFA<8783.T>がストップ高買い気配。同社は13日に、京東グループのJD.com京東日本と連携し、日本国内の物流事業における戦略的業務連携を推進しているが、今回、中国の大手通信会社と連携し、日本におけるネットワーク配線とインフラ整備の改修プロジェクトが開始になったと発表した。

 このプロジェクトは、京東グループが所有する新浦安倉庫におけるネットワーク配線およびインフラストラクチャの整備・改修が目的という。
 同社としては、今回のプロジェクトにおけるパイプ役でもあるが、単に橋渡し役を務めることに留まらず、引き続き、京東グループとの連携を強化し、日本国内外における物流拠点の拡大や効率化に全力で取り組むとしている。

★10:45  正栄食品工業-急落 今期営業益9%減見込む 前期は20%増
 正栄食品工業<8079.T>が急落。同社は13日。25.10期通期の連結営業利益予想を44.0億円(前期比9.1%減)に、年間配当予想を60円(前期は50円)にすると発表した。
 
 当面は設備やDX、人材への投資を積極的に行う方針だが、企業価値の持続的な向上をめざし、資本コストを十分に上回るROE(株主資本利益率)を確保する方針。中長期的に8%の達成をめざすとしている。

 24.10期通期の連結営業利益は48.4億円(前の期比20.0%増)だった。米国ではクルミのマージン縮小で減益となったが、エネルギーコストの落ち着きや商品価格改定の進展などから日本国内での利益が改善した。中国セグメントにおいて輸出・国内販売両方で採算が改善したことも寄与した。


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