前場コメント No.5 ライトオン、ゆうちょ、BTM、富士フイルム、アダストリア、GSユアサ

2025/01/08(水) 11:30
★9:16  ライトオン-急騰 1Q最終赤字縮小 販管費削減など寄与 TOBも成立
 ライトオン<7445.T>が急騰。同社は7日、25.8期1Q(9-11月)の純損益は5.1億円の赤字(前年同期は6.8億円の赤字)だったと発表した。

 中期経営計画の重点施策であるコスト構造改革に基づく売上総利益率の改善、販管費の大幅な削減により損失幅が縮小した。藤原興産からの短期借入金の債務免除にかかる債務免除益などを計上したことも寄与した。

 併せて、ワールド<3612.T>と日本政策投資銀行(DBJ)の共同出資会社であるW&Dインベストメントデザインによる公開買い付け(TOB)が成立したことも発表した。同社の上場は維持される方針となっている。

★9:17  ゆうちょ銀行-大和が目標株価引き上げ 次の日銀利上げで来期に純利益5000億円も視野
 ゆうちょ銀行<7182.T>が6日続伸。大和証券では、次の日銀利上げで来期に純利益5000億円も視野と判断。投資判断「2(Outperform)」を継続、目標株価を1600円→1700円と引き上げた。

 大和では、日銀がさらに利上げを行えば、他大手行に引けを取らない力強い増益見通し(5000億円の純利益で増益率は25%)が見込まれるうえ、同行の還元方針(配当性向50%程度)に基づく配当利回りも約4.7%に達する計算と指摘。2024年における同行の株価パフォーマンスは低調であったが、高い増益率・株主還元水準が評価される形で株価も上昇基調へ向かうことを期待したいとしている。

★9:18  BTM-大幅高 北陸銀行とビジネスマッチング業務を開始
 BTM<5247.T>が大幅高。同社は7日、ほくほくフィナンシャルグループ<8377.T>系の北陸銀行とビジネスマッチングに係る契約(顧客紹介に関する契約書)を締結したと発表した。

 主に北陸3県の中小企業・中堅企業のDX推進に向けビジネスマッチング業務を開始したとしている。

★9:20  富士フイルムHD-岩井コスモが目標株価引き上げ 経営手腕への期待が高まろう
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が反落。岩井コスモ証券では、不確実性が高まるなか、経営手腕への期待が高まると判断。投資判断「A」を継続、目標株価を4150円→4200円と引き上げた。

 2025年の銘柄として複数の経営者が同社の名前を挙げるなど注目度が高まっている。岩井コスモでは、同社の知見を融合させることで電子材料やヘルスケアを中核事業に育て上げたことやフィルムカメラ市場の消滅を逆手にとりインスタントカメラ「チェキ」で新たな市場を創造するなど目利きの鋭い経営が改めて評価されているのだろうと指摘。
 足元でも電子カルテ事業を売却する一方でバイオ CDMO(バイオ医薬品の受託製造)事業を強化、ネガ型EUVレジストなど半導体材料でも他社と差別化した製品を市場投入するなど新陳代謝は活発。不確実性が高まるなか、過去に危機を乗り越えてきた同社の経営手腕への期待が高まるとみている。

★9:21  アダストリア-大和が目標株価引き下げ 3Qは一過性要因などで減益も4Qでの挽回見込む
 アダストリア<2685.T>が反落。大和証券では、3Qは一過性要因などで減益も、4Qでの挽回見込むとし、投資判断「2(Outperform)」を継続、目標株価を4050円→3950円と引き下げた。

 大和では、3Q実績および4Q売り上げ見通しに基づき、大和予想を見直した。25.2期は米国および飲食事業の苦戦および単体でのポイント利用率の変動の一過性要因により利益未達を見込むも、4Qでの挽回を見込み若干未達を想定、営業利益は188億円(同4.4%増)と予想している。

★9:24  GSユアサ-底堅い 車向け電池に100億円=日経
 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>が底堅い。8日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2028年度までに国内に4つある自動車向け鉛電池工場に100億円弱を投資すると報じた。
 
 記事によると、事業継続計画の観点から、新車向け鉛電池を4工場のいずれでも生産できる体制を整えるという。災害などで工場が停止しても、別の工場から顧客に製品を供給できるようにする。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 39,981.06 -102.24
TOPIX 2,770.00 -16.57
グロース250 643.67 +2.73
NYダウ 42,528.36 -178.20
ナスダック総合 19,489.68 -375.30
ドル/円 158.24 +0.18
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ