前場コメント No.8 メタプラネット、オムロン、アドバンテ、住友ゴム、オルツ、Finatext、ispace

2025/01/08(水) 11:30
★10:49  メタプラネット-急落 ビットコイン下落を嫌気 マイクロストラテジーは10%安
 メタプラネット<3350.T>が急落。ビットコイン価格の下落などが嫌気されている。

 ドル建てで10万ドル台を回復していたビットコイン価格が7日の夜から急落し、足元9万6000ドル台まで下落。前日の米国市場ではビットコイン投資を行うマイクロストラテジーの株価も10%安となっている。

 この流れを受けて、同じくビットコインに投資する同社の株価も売られる展開となっている。暗号資産投資を行うリミックスポイント<3825.T>も安い。

★10:59  オムロン-MSMUFGが投資判断引き下げ 業績改善余地が他社比で限定的の可能性
 オムロン<6645.T>が大幅安。モルガン・スタンレーMUFG証券では、業績の改善余地が他社に比べると限定的になる可能性を指摘。投資判断を「Equal-weight」→「Underweight」に、目標株価を5800円→4900円へそれぞれ引き下げた。

 25.3期に同社はFA関連銘柄群のなかでも構造改革を早期に実施。サイクルのボトムにおいても業績が順調に回復しているため、MSMUFGでは短期的に高く評価されたとみている。一方、地域別の事業ポートフォリオを踏まえると、今後中国市場が強く回復しない場合は同社業績の回復幅は相対ベースで小さくなる可能性が高いと指摘。グローバル需要が回復する場合は、ほかのFA銘柄を選好したいとしている。

★11:01  アドバンテスト-野村が目標株価引き上げ 25年もAI関連のテスト需要は拡大しよう
 アドバンテスト<6857.T>が3日続伸。野村証券では、生産は順調と見られ短期利益は市場予想を上回り、25年もAI関連のテスト需要は拡大しようと判断。投資判断「Buy」を継続、目標株価を9300円→10500円と引き上げた。

 野村では、営業利益予想を25.3期2029億円(従来1898億円)、26.3期2631億円(同2457億円)に引き上げる。SEAJ統計などから、24年11月まではQ3(10-12月期)の野村のテスタ売り上げ従来予想の前四半期比9%減を大きく上回る業績進ちょくであると推定。懸念もあった生産は順調に進ちょくしていると判断、同社キャパシティの見方を、引き続き慎重な水準ではあるが従来より引き上げた。
 25年上期は、AI投資は堅調の一方、米国による追加の中国への規制リスクも株式市場では完全には払拭されず、同社が選好されやすい状況は継続しようと指摘している。

★11:04  住友ゴム-上げ幅拡大 米グッドイヤーから欧米「ダンロップ」事業買収=日経
 住友ゴム工業<5110.T>が上げ幅拡大。日本経済新聞電子版は8日11時に、同社が米グッドイヤーから欧米などの「ダンロップ」ブランドのタイヤ事業を買収すると報じた。

 買収額は800億円超になる見通し。8日午後にも発表するという。同社は日本やアジアでダンロップブランドのタイヤを販売してきたが、グローバルで統一して展開できるようになる。欧米など自動車メーカーへの販売を強化するとしている。

★11:05  オルツ-一時プラス転換 日本M&AセンターとAIクローン技術活用した実証実験開始
 オルツ<260A.T>が一時プラス転換。同社は8日11時、日本M&Aセンターホールディングス<2127.T>傘下の日本M&Aセンターと、AIクローン技術を活用したM&Aマッチングシステム「CloneM&A」の実証実験を開始すると発表した。

 実証実験では、日本M&Aセンターの業務特性やニーズに対応した「CloneM&A」のプロトタイプを構築し、検証データを用いてマッチング精度やその実用性を検証する。また、日本M&Aセンターによる専門的かつ実践的なフィードバックをもとに、「CloneM&A」が実際の業務にどのように貢献できるかを検証するとしている。

★11:13  Finatext-3日続落 「Inspire 変額ロボアド」を提供開示
 Finatextホールディングス<4419.T>が3日続落。同社は8日11時、変額保険・変額個人年金保険向けのロボアドバイザーツール「Inspire 変額ロボアド」の提供を同日から開始すると発表した。
 
 変額保険・変額個人年金保険を販売する保険事業者は、同ツールの導入により、独自のUIや設問、特別勘定に対応したロボアドサービスを、コストを抑えながら早期に構築することができるとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★11:14  ispace-大幅に4日続伸 ルクセンブルク宇宙資源法に基づく欧州初の「月面探査ミッション認可」を取得
 ispace<9348.T>が大幅に4日続伸。同社は8日10時01分、欧州法人でispace EUROPEあるが、2017年に施行されたルクセンブルク宇宙資源法に基づく月面探査ミッション認可を、ルクセンブルク宇宙機関より取得し、Mission2“SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON(以下ミッション2)において、TENACIOUSローバーを運用することを承認されたと発表した。
 
 ルクセンブルク宇宙資源法は、同国の宇宙経済戦略の要となる宇宙資源の商業的探査と採取を支援するために必要な法的枠組みを提供するものだという。今回の認可は、ispace EUROPEのミッション2における目標達成に向けた大きな一歩となるだけではなく、欧州における今後の商業宇宙資源活動の先例となるとしている。


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