前場コメント No.4 ベル24HD、中外薬、カンセキ、いちご、三協立山、キユーピー

2025/01/10(金) 11:30
★9:07  ベルシステム24-大幅反発 3Q累計営業益17%減も悪材料出尽くし
 ベルシステム24ホールディングス<6183.T>が大幅反発。同社は9日、25.2期3Q累計(3-11月)の連結営業利益(IFRS)が73.7億円(前年同期比17.4%減)だったと発表した。コロナ等国策関連業務の減少影響が継続し、減収減益となった。
 
 なお、株価は悪材料出尽くしで買いが入っている。

★9:07  中外製薬-大幅反落 インフル患者が過去最多 製薬会社、一部治療薬で供給調整=日経
 中外製薬<4519.T>が大幅反落。10日付の日本経済新聞朝刊は、厚生労働省が9日、全国約5千の定点医療機関から2024年12月23~29日の1週間に報告されたインフルエンザの患者数が31万7812人になったと発表したと報じた。現行の統計を開始した1999年以降で最多となったという。
 
 記事によると、供給調整となる治療薬が一部出ており、同社はインフルエンザ治療薬「タミフル」を、塩野義製薬<4507.T>も「ゾフルーザ」を供給調整すると医療関係者や卸売業者に周知したという。インフルエンザの流行ですべての受注に応えられず、出荷量を限定する。

 機会損失が嫌気され、株価は売りが優勢となっている。

★9:08  カンセキ-3日続伸 3Q累計営業黒字転換 WILD-1事業が黒字転換
 カンセキ<9903.T>が3日続伸。同社は9日、25.2期3Q累計(3-11月)の営業損益が3.4億円の黒字(前年同期は3.9億円の赤字)だったと発表した。

 WILD-1事業において、人員の効率的運用による人件費の削減や在庫適正化による倉庫保管料の削減、新規出店費用の抑制など経費削減策を実施した結果、セグメント損益が黒字転換となったことなどが寄与した。

★9:10  いちご-急落 3Q累計最終益7.2%減 前年同期の特別益の反動減が響く
 いちご<2337.T>が急落。同社は9日、25.2期3Q累計(3-11月)の連結純利益が89.0億円(前年同期比7.2%減)だったと発表した。市場コンセンサスは88.5億円。前年同期にセルフストレージ事業を営む連結子会社の全株式を売却したことにより特別利益を計上しており、その反動減が響いた。

★9:16  三協立山-5日続落 通期営業益を下方修正 上期は計画下回る
 三協立山<5932.T>が5日続落。同社は9日、25.5期通期の連結営業利益予想を従来の40.0億円から30.0億円(前期比21.2%減)に下方修正すると発表した。

 国内市場は、建設費高騰や人手不足などによる住宅市場の冷え込みとアルミ地金価格の高止まりや諸資材価格の高騰が継続していることから、建材事業の利益を押し下げる見通し。海外市場は、ドイツの景気停滞が長期化していることから、国際事業の利益が計画を下回って推移している状況であることも踏まえた。

 25.5期上期(6-11月)の連結営業利益は17.8億円(前年同期比28.2%減)だった。上期の会社計画の25.0億円を下回った。

★9:17  キユーピー-大幅続落 今期営業益0.5%増見込むもコンセンサス下回る
 キユーピー<2809.T>が大幅続落。同社は9日、25.11期通期の連結営業利益予想を345億円(前期比0.5%増)に、年間配当予想を64円(うちキユーピーマヨネーズ発売100周年記念配10円、前期は54円)にすると発表した。市場コンセンサスは367億円。

 再編に伴う資産売却による純利益大幅増益を見込むとともに成長投資を見据える。市販用セグメントは100周年によるプロモーション強化でシェア拡大し、収益基盤を構築するという。

 24.11期通期の連結純利益は343億円(前の期比74.3%増)だった。タマゴ商品の販売増加および主原料高騰影響の緩和、海外での成長に伴う利益拡大などが寄与した。

 なお株価は、今期見通しが市場コンセンサスを下回ったことが嫌気され、売りが優勢となっている。


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