後場コメント No.3 HOUSEI、児玉化、FCHD、リンナイ、明電舎、山九

2025/02/13(木) 15:32
★12:50  HOUSEI-後場急騰 6万9000株・3450万円を上限に自社株買い 割合は1.0%
 HOUSEI<5035.T>が後場急騰。同社は13日12時、6万9000株・3450万円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年2月14日~5月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.0%となる。

★12:50  HOUSEI-後場急騰 今期営業益3.8倍見込む 前期は50%減
 HOUSEI<5035.T>が後場急騰。同社は13日12時に、25.12期通期の連結営業利益予想を3.0億円(前期比3.8倍)に、年間配当予想を3円(前期は3円)にすると発表した。

 国内IT事業では、新聞社などのメディア企業からのシステム開発受託事業、その他の企業からのシステム開発受託事業を堅実に成長させるとともに、クラウドサービス型の新事業を積極的に推進し、利益率の高いビジネスに育てることを計画する。また、前期11月より開始したAI用高性能サーバーなど、およびその周辺機器の輸入販売および保守サービスの提供に係る新たな事業が次期は業績に寄与する見込み。海外IT事業では、前期より開始した中国国内での金融情報システム事業が堅実に成長する見込みだとしている。

 24.12期通期の連結営業利益は7800万円(前の期比49.5%減)だった。積極的なM&Aに伴いのれん償却費が増加したこと、中国元高の進展により中国子会社の費用が日本円建てで増加したこと、新プロダクト・新サービスの営業展開のために人員を増強したことなどが響いた。

 なお、同日発表された自社株買いも好感されている。

★12:57  児玉化学工業-ストップ高買い気配 通期最終損益を下方修正 メプロHDの子会社化も発表
 児玉化学工業<4222.T>がストップ高買い気配。同社は12日、25.3期通期の連結純損益予想を従来の2.0億円の黒字から2.1億円の赤字(前期は2.4億円の赤字)に下方修正すると発表した。
 
 想定していた国内外の売上構成がモビリティ事業を中心に変化したことにより国内の製造費用が増加したことに加えて、メプロホールディングス買収に伴うデューデリジェンス費用の計上を見込むことを踏まえた。

 25.3期3Q(4-12月)の連結純損益は7500万円の赤字(前年同期は1億7700万円の赤字)だった。

 併せて、メプロホールディングス(以下、メプロHD)の全株式を取得して連結子会社とすることに関し、2月12日開催の取締役会において、エンデバー・ユナイテッド2号投資事業有限責任組合(以下、EU LPS)との間で株式等譲渡契約を締結し、EU LPSからメプロHDの全株式を取得して子会社化することおよびEU LPS がメプロHDの子会社に対して有する債権を譲り受けることについて決議したことも発表した。

 なお、株価はメプロHDの子会社化が好感され、買いが入っているようだ。

★12:57  FCHD-後場上げ幅拡大 上期営業益87%増 順調な稼働率など寄与
 FCホールディングス<6542.T>が後場上げ幅拡大。同社は13日11時45分、25.6期上期(7-12月)の連結営業利益は4.2億円(前年同期比86.7%増)だったと発表した。期中受注高は海外での新規受注が振るわなかった。一方、順調な稼働率による売上高の増加や、生産性向上などにより増益となった。

★13:02  リンナイ-野村が目標株価を引き上げ 国内を中心に健闘した決算
 リンナイ<5947.T>が小幅安。野村証券では、国内を中心に健闘した決算と指摘。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は4590円→4680円に引き上げた。

 野村では、25.3期4~12月期の営業利益は、前年同期比38%増益の351億円と従前の野村予想を31億円上振れた点に言及。会社側は、25.3期通期決算計画を修正しなかったが、野村では決算実績及び会社が5月に日本において製品の値上げを公表していることを踏まえ、日本の利益を上方修正、中国の利益を下方修正するなどして業績予想を上方修正した。国内で安定した利益を稼ぎつつ環太平洋エリアで業績成長するポテンシャルを評価していている。

★13:03  明電舎-SMBC日興が目標株価を引き上げ 次期中計でのキャッシュ創出拡大に期待
 明電舎<6508.T>が反発。SMBC日興証券では、当面上振れ基調続く、次期中計でのキャッシュ創出拡大に期待。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は6100円→7100円に引き上げた。

 SMBC日興では、強気スタンスを一層強めている。電力インフラ投資需要の拡大を主因に、業績の上振れ基調を引き続き見込む。加えて、5月頃に公表される予定の新中計では、キャッシュ創出力の高まりと株主還元の強化を予想しており、バリュエーションの切り上がりに期待が高まる局面となるとみている。

★13:04  山九 -大和が目標株価を引き上げ 中計見直しでは物流立て直し策などが示されよう
 山九 <9065.T>が反発。大和証券では、中計見直しでは物流立て直し策などが示されると予想。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は6000円→6400円に引き上げた。

 大和では、25/3期営業利益を前期比17.8%増の415億円(会社計画410億円)、26/3期を同2.4%減の405億円と予想する。25/3期は機工事業での追加変更の獲得を想定し、計画達成を想定する。翌26/3期は物流事業の改善を見込むものの、機工事業がSDMマイナー年となる影響により減益を想定する。5月に現中計の見直しを予定。物流事業の収益性改善が課題であり、ポートフォリオの見直しを含めた立て直し策が検討されているという。3PL一般では、中国事業の再編などの収益性改善に向けた施策が示されると予想している。


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