前場コメント No.7 大戸屋HD、マキタ、太平洋セメ、日産自、ふくおか、ドリコム

2025/03/06(木) 11:35
★9:56  大戸屋HD-4日続伸 2月度の既存店売上高12%増 全店は11%増
 大戸屋ホールディングス<2705.T>が4日続伸。同社は5日、2月度の既存店売上高は前年同月比11.7%増だったと発表した。全店は同11.3%増となった。

★10:01  マキタ-大幅高 ドイツ債務抑制策の緩和方針など引き続き好感 DMG森精機なども高い
 マキタ<6586.T>が大幅高。ドイツ政府が債務抑制策の緩和や投資拡大の方針を示したことが引き続き好感されている。

 ドイツ政府の方針を受けて5日の欧州市場では独DAXが3%を超える上昇。仏CAC40や伊FTSE MIBなども堅調に推移した。同社は電動工具で欧州売り上げが大きいことから、業績期待の買いが入っている。DMG森精機<6141.T>や三菱電機<6503.T>、オークマ<6103.T>、竹内製作所<6432.T>なども大幅高となっている。

★10:12  太平洋セメント-SMBC日興が目標株価引き上げ 総合力で株価見直し余地は大きい
 太平洋セメント<5233.T>が反発。SMBC日興証券では、総合力で株価見直しの余地は大きいと判断。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を5300円→5600円に引き上げた。

 SMBC日興では、国内セメントの内需停滞や米国の金利高止まりなど、26.3期に向けた外部環境は決して良好とは言えないと指摘。一方、国内セメント値上げや米国の骨材工場買収、中計方針に沿った株主還元の実施など、総合力の観点で株価見直しの余地は依然大きい考えている。

★10:13  日産-続伸 トランプ政権、カナダ・メキシコ自動車関税を1カ月猶予 自動車株に買い
 日産自動車<7201.T>が続伸。トランプ米政権が5日、4日に発動したカナダとメキシコに対する25%の追加関税について、北米の自動車産業向けに1カ月の猶予期間を設けると発表したことが材料。
 
 これを受け、同社のほか、日野自動車<7205.T>、三菱自動車<7211.T>、ホンダ<7267.T>など自動車株に買いが入っている。

★10:14  ふくおかFG-続伸 OpenAIと連携開始
 ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>が続伸。同社は5日、OpenAIと、生成AIを活用した金融業務の効率化・高度化や新たな価値創造に向けた取り組みを開始したと発表した。
 
 今回、OpenAIとの取り組みの第一歩として、OpenAIが提供するChatGPT Enterpriseの利用を開始する。同社で現在検討を進めている生成AIを活用した様々なユースケースへの適用を通じ、AI起点での業務プロセスの変革や営業高度化等のビジネス変革、R&Dによる新たな価値創造につなげることで、顧客体験価値の向上や地域課題の解決をめざすとしている。

★10:19  ドリコム-大幅に5日続落 新作「Disney STEP」セルラン低調を嫌気 足元140位台
 ドリコム<3793.T>が大幅に5日続落。同社が3日にサービスを開始したスマートフォン向けリアルライフ宝探しゲーム「Disney STEP(ディズニー ステップ)」のセールスランキングが低調なことから、株価も売りが続いている。

 AppStore無料アプリランキングでは足元3位と高い水準にあるものの、セールスランキングは140位台と伸び悩んでいる。収益貢献期待の後退から引き続き株価も売られる展開となっている。


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