前場コメント No.9 7&I、任天堂、日産自、JINSHD、シュッピン

2025/03/10(月) 11:32
★10:58  セブン&アイ-反発 クシュタールとの協議の状況など追加情報を公表
 セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が反発。同社は10日、アリマンタシォン・クシュタール(以下ACT)と継続している建設的な協議の状況と、指名委員会による入念な後継者選定プロセスに関する追加情報を発表した。
 
 独占禁止法上の問題については、同社の特別委員会はACTが取り得る具体的な施策を提案。ACTは、同社が提案した選択肢を検討することに合意し、両社のファイナンシャル・アドバイザーが連携して買い手候補に接触を開始したという。
 
 後継者選定プロセスについては、指名委員会は、答申を行う前に、2023年にグローバルなエグゼクティブ・サーチをアドバイザーに任用して開始したCEOサクセッションプランのプロセスにおいて、候補者を慎重に比較検討したという。2024年3月までに、同委員会は、同社経営陣との協議や取締役会が承認した同社の戦略的な課題を踏まえ、後継CEO候補者スクリーニングにおける詳細な基準を策定し、その後、エグゼクティブ・サーチと同委員会は評価と面接のプロセスを進めたとしている。

★10:59  任天堂-続落 ゲーム関連にも関税の影響とのアナリストの指摘を懸念か
 任天堂<7974.T>が続落。米市場調査会社のNiko Partnersでアナリストを務めるダニエル・アーマッド氏が4日(米国時間)、中国製品への関税がビデオゲームコンソールやスマートフォン、GPU、ノートパソコンなどに影響を及ぼし、メキシコからの輸入品に課せられる25%の関税はパッケージ版ゲームに影響を及ぼすと指摘したことが手がかり。

 同指摘について、その後複数メディアで取り上げられたことで、これまで関税の影響を受けにくいとされ、買いを集めていたゲームやIP関連の一角に利益確定売りが出ているようだ。同社株は前週末7日も大幅に売られる場面があったが、きょうも前日比3%安の9957円と1万円を割り込む場面があった。

★11:02  日産自動車-底堅い 運転席無人で自動運転 市街地で初めて実証=日経
 日産自動車<7201.T>が底堅い。日本経済新聞電子版は10日11時、同社が10日までに開発中の自動運転の実証車を報道陣に公開したと報じた。
 
 記事によれば、国内では初めて運転席が無人の状態で市街地を走行したようだ。同社は2025年度以降に自動運転車両の乗り合いサービスを始める予定で、今後も実証を進めるとしている。

★11:11  ジンズHD-SMBC日興が新規に「アウトパフォーム」 依然残る国内成長余地に期待
 ジンズホールディングス<3046.T>が小幅安。SMBC日興証券では、依然残る国内成長余地に期待。投資評価は新規に「1(アウトパフォーム)」とし、目標株価は8200円に設定した。

 SMBC日興では、競合間での模倣も起きたが、軽量メガネAir Frame開発、産学連携のJINS PC投入、定番刷新等により国内でのブランド力に他社との差がついたと考えている。円安進行での原材料高に伴う価格改定(新製品強化)等でメガネ小売り各社が高い既存店増収率(SSS)を享受してきたと指摘。24/8期4Qから販売数量も回復に転じている点にも注目。加えて国内での出店再加速のステージにも入ったとい。今後は業界内での企業間格差(同社の相対的な成長力の高さ)を確認できると考えている。

★11:12  シュッピン-反発 2月度の売上高2.5%増
 シュッピン<3179.T>が反発。同社は7日、2月度の売上高は速報値で前年同月比2.5%増だったと発表した。EC売上高は同12.0%増となった。時計事業および免税売り上げは軟調だったものの、主軸のカメラ事業がECで伸びたとしている。


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