前場コメント No.5 フジクラ、大阪ソーダ、岡三、セルシード、すかいHD、富士急

2025/03/27(木) 11:30
★9:12  フジクラ-急落 マイクロソフトがデータセンター計画撤退と伝わり電線株に売り
 フジクラ<5803.T>が急落。マイクロソフトが米欧のデータセンター計画から撤退したと伝わったことが嫌気されている。
 
 ブルームバーグは27日1時51分に、人工知能を動かすコンピューター類の供給過剰が理由だとして、TDカウエンのアナリストが26日付のリポートで指摘したと伝えている。データセンター向けの需要減少が警戒され、電線株が売られる展開となっている。古河電気工業<5801.T>、住友電気工業<5802.T>、SWCC<5805.T>も安い。

★9:14  大阪ソーダ-急騰 シリカゲル増産急ピッチ 肥満薬向け需要増=日経
 大阪ソーダ<4046.T>が急騰。27日付の日本経済新聞朝刊は、同社が医薬品の製造時に使うシリカゲルの増産を急ぐと報じた。

 記事によれば、メーカーが限られるなかで、肥満症治療薬向けの需要が伸びているためだという。2026年度の稼働に向け兵庫県尼崎市や松山市の工場で設備を増強中だが、新たに27年度ごろの完工を想定した増設の検討に入った。一連の投資で生産能力を2.5倍程度に引き上げるとしている。

★9:19  岡三証券G-4日ぶり大幅反発 中長期的な株主向け施策の方針を発表 株主優待など検討
 岡三証券グループ<8609.T>が4日ぶり大幅反発。同社は26日、株主還元強化を含む中長期的な株主向け施策の方針を決定したと発表した。
 
 幅広い株主に中長期で当社株式を保有してもらうことを目的に、中長期投資の個人株主などを念頭に、来期以降の株主優待などの新たな施策を検討するという。具体的な内容が固まり次第、あらためて開示するとしている。
 
 また、自己株式取得に係る方針については、2025年4月から2028年3月までの3年間においては、総額100億円以上(従来は年間10億円以上)の自己株式取得を実施するとしている。
 
 併せて、未定としていた25.3期の期末配当予想は30円(前期は30円)にすると発表した。

★9:24  セルシード-買い気配 同種軟骨細胞シートの第3相開始めどを引き続き好感 制限値幅拡大
 セルシード<7776.T>が買い気配。同社が24日に、同種軟骨細胞シート(CLS2901C)における第3相試験の治験開始のめどがついたと発表したことが引き続き材料視されている。

 発表を受けて25日~26日にかけて2営業日連続でストップ高比例配分となったため、27日は制限値幅の上限が拡大。26日の終値1083円に対し、ストップ高は2283円、ストップ安は783円となる。26日の終値524円に対し、ストップ高は924円、ストップ安は424円となる。

★9:33  すかいらーく-続伸 「資さんうどん」初の公式アンバサダーにメジャーリーガー今永昇太選手が就任
 すかいらーくホールディングス<3197.T>が続伸。同社傘下の資さんは26日、2024年シーズンからアメリカ・メジャーリーグでプレーする今永昇太選手(シカゴ・カブス)と、「資さんうどん」として初となる公式アンバサダー契約を新たに締結したと発表した。
 
 契約期間は2025年3月26日から1年間。公式アンバサダーとして就任してもらい、今永選手とともに「資さんうどん」の魅力を発信していくとしている。

★9:40  富士急行-SBIが目標株価引き上げ 課題は残るが予想を引き上げ
 富士急行<9010.T>が大幅続伸。SBI証券では、課題は残るが予想を引き上げ。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を2840円→3180円に引き上げた。

 SBIでは、25.3期4Qの営業利益計画は20億円(前年同期は9億円)であり、依然として通期計画達成に向けたハードルは高いと指摘。一方、3Qとしては過去最高益更新しており、健闘したと評価している。3Q決算で少し挽回したことを受け、営業利益予想を引き上げるとともに目標株価も引き上げた。


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