前場コメント No.5 BIPROGY、三菱商、イリソ電子、ナトコ、Kudan、THK

2025/03/28(金) 11:35
★9:35  BIPROGY-5日続伸 250万株・100億円を上限に自社株買い 消却も発表
 BIPROGY<8056.T>が5日続伸。同社は27日、250万株・100億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月1日~2026年2月27日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.5%となる。

 併せて、上記により取得した自己株式の全株式を消却すると発表した。消却予定日は2026年3月25日。

★9:39  三菱商事-4日ぶり反落 米ADMと戦略的業務提携に関わる覚書締結
 三菱商事<8058.T>が4日ぶり反落。同社は28日、米国Archer-Daniels-Midland(以下、ADM)と、食料サプライチェーン全体における協業検討を目的とした戦略的業務提携に関わる覚書を締結したと発表した。
 
 食料やエネルギーをはじめとする同社の幅広い産業にまたがる知見と、世界最大級の農産物事業会社であるADMの強固な事業・知見を結集し、バイオ燃料の供給網構築や、食料安定供給体制の強化など、グローバルベースでの社会課題の解決に取り組んでいくとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★9:43  イリソ電子-続落 国内生産能力3倍 追加関税受けリスク分散=日経
 イリソ電子工業<6908.T>が続落。28日付の日本経済新聞朝刊は、同社が国内の生産能力を約3倍に引き上げると報じた。記事によれば、秋田県で4月に稼働する工場に米国向け製品の生産を中国の工場から移管するようだ。トランプ米政権が中国からの輸入品に対して20%の追加関税をかけたことを受け、リスクを分散するとしている。

 なお、配当落ちを考慮した基準値比では上昇している。


★9:50  ナトコ-6日続伸 使用済み有機溶剤の蒸留精製手掛ける三丸化学を子会社化
 ナトコ<4627.T>が6日続伸。同社は27日、三丸化学(宮城県柴田郡)の議決権66%の株式を取得するための株式譲渡契約を締結し、子会社化すると発表した。
 
 三丸化学と同社既存ビジネスとのシナジー効果を実現することで、東北地区のリサイクル溶剤ビジネスにおける同社グループの事業力を一層強化するとしている。

★9:53  Kudan-反発 NTT系と協力 高精度3次元点群地図作成技術を確立
 Kudan<4425.T>が反発。同社は28日8時、NTT<9432.T>グループ会社のエヌ・ティ・ティ・インフラネットと協力して、スマートシティ実現に向けた革新的な高精度3次元点群地図作成技術を確立したと発表した。

 同社が保有するSLAM技術とNTTインフラネットが保有する情報資産を組み合わせることで、簡易かつ高効率な手法により高精度な3D地図を作成する実証実験に成功した。今回の技術革新により、GPS・GNSSの届かない都市部においても、従来よりも手軽に高精度な3D地図を作成できる可能性が示されたとしている。

★9:56  THK-SMBC日興が目標株価を引き上げ シクリカルグロースへ転換できるか
 THK<6481.T>が反落。SMBC日興証券では、還元利回りが株価を下支え、シクリカルグロースへ転換できるかと指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は4700円→5100円に引き上げた。

 SMBC日興では、会社側が25/12期計画を営業利益235億円(YoY+35.5%)とし、産業機器事業では中国や日本の需要が回復に向かい輸送機器事業では構造改革で収益性が改善する前提としている点に注目。中国下振れを予想するも円安効果で通期計画を達成可能とみている。24/12期3Q決算発表時に資本構成の適正化や輸送機器事業のさらなる構造改革を公表。引き続き評価が本質的に改善しうる局面に入っていると考えており、再評価の余地が大きいとみている。


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