前場コメント No.3 住友不、ナカノフドー、Vテクノロジー、キユソー流通、LeTech、アイネス

2025/03/31(月) 11:31
★9:09  住友不動産-大幅に3日続落 通期最終益を上方修正もコンセンサス下回る
 住友不動産<8830.T>が大幅に3日続落。同社は28日、25.3期通期の連結純利益予想を従来の1900億円から1910億円(前期比7.8%増)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは1914億円。

 既存ビル・ホテルの収益改善を中心に賃貸収益増が計画を上回るペースで進ちょくししているほか、分譲マンションの販売単価上昇による粗利率改善も踏まえた。

 併せて、26.3期から28.3期までの3カ年の中期経営計画を策定したと発表した。数値目標として、3カ年累計の経常利益は9000億円(前中計期間は7568億円)、純利益は6500億円(同5301億円)をめざすとしている。

 なお、株価は業績見通しがコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。

★9:14  ナカノフドー建設-売り気配 新中計を策定も保守的な数値目標を嫌気
 ナカノフドー建設<1827.T>が売り気配。同社は28日、26.3期から28.3期までの3カ年の中期経営計画を策定したと発表した。
 
 国内建設事業のさらなる収益性改善と海外建設事業の拡大を基本方針とし、連結売上高1270億円(25.3期は予測値で1100億円)、連結営業利益は33億円(同31億円)をめざす。株主還元方針はDOE1.5%を下限値とし、配当性向30%を目安にする。

 なお、株価は保守的な数値目標が嫌気されて売りが優勢となっている。

★9:15  ブイテクノロジー-続落 中国から電子ペーパー用製造装置受注 50億円
 ブイ・テクノロジー<7717.T>が続落。同社は28日、同社の露光装置・検査装置について、中国の顧客より、中国における納入実績や高い安定性・生産性などの面で非常に高く評価され、電子ペーパーおよびフラットパネルディスプレイ生産に対応する装置として50億円で受注したと発表した。同受注は、26.3期に納品の計画だとしている。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★9:16  キユーソー流通システム-3日ぶり反発 1Q営業益2.7%増 共同物流事業が堅調
 キユーソー流通システム<9369.T>が3日ぶり反発。同社は28日、25.11期1Q(12-2月)の連結営業利益は12.2億円(前年同期比2.7%増)だったと発表した。

 主力の共同物流事業における増収やコスト改善が寄与した。

★9:18  LeTech-買い気配 住友林業が2段階でTOB 上場廃止へ
 LeTech<3497.T>が買い気配。住友林業<1911.T>は28日、同社に対して公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。

 2段階に分けてTOBを行う。第1回目の買付価格(普通株式)は1株につき686円。買付期間は3月31日から5月14日。買い付け予定数は901万5764株。下限は729万0465株。上限は設けない。第1回TOBが成立した場合には、その決済が完了してから速やかに第1回TOB価格よりも高い価格(1500円)での第2回TOBを実施する予定。TOB成立後、一連の手続きを経て同社株は上場廃止となる見通し。

 第1回TOBについては、応募合意株主のみが応募することが想定される一方で少数株主による応募は想定されていない。応募合意株主はA種種類株式について、普通株式対価の取得請求権を行使し、それにより交付される同社株式を第1回TOBに応募することが想定されている。

 同社は同日、第1回TOBに応募するか否かについては中立の立場をとり、株主の判断に委ねるとコメント。第2回TOBが行われた場合にはこれに賛同し、かつ株主に対しては応募することを推奨するとしている。

★9:23  アイネス-急落 通期営業益を下方修正 売上計上の期ずれ踏まえる
 アイネス<9742.T>が急落。同社は28日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の40.0億円から33.0億円(前期比14.7%増)に下方修正すると発表した。

 「地方公共団体情報システムの標準化対応」の受注は計画通りである一方で、標準化移行の作業スケジュールが後ろ倒しとなり、売上計上が翌期以降になる見込みとなったことを踏まえた。


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