前場コメント No.6 メイコー、魁力屋、アヲハタ、ニトリHD、コニカミノルタ、東急

2025/04/04(金) 11:30
★10:04  メイコー-大幅続落 相互関税発表を引き続き嫌気 同社は中国とベトナムに工場
 メイコー<6787.T>が大幅続落。トランプ米大統領が日本時間の3日早朝に相互関税を発表したことが引き続き嫌気されている。

 公表された相互関税率はすべての国に一律で10%となるほか、国によって上乗せされる。同社は中国とベトナムに工場を持つが、相互関税率はベトナム46%、中国34%といずれも高い。事業への影響が大きいとの見方から、株価は引き続き売られている。ベトナムに太陽光パネル生産のグループ会社を持つAbalance<3856.T>も大幅安となっている。

★10:04  魁力屋-5日続落 3月度の既存店売上高4.6%増 前月比では伸び鈍化
 魁力屋<5891.T>が5日続落。同社は3日、3月度の既存店売上高は前年同月比4.6%増だったと発表した。前月比では1.6ポイント低下した。全店は同13.7%増で、前月比では3.2ポイント低下した。

★10:20  アヲハタ-3日ぶり反発 1Q営業赤字拡大も悪材料出尽くし
 アヲハタ<2830.T>が3日ぶり反発。同社は3日、25.11期1Q(12-2月)の連結営業損益は9400万円の赤字(前年同期は5700万円の赤字)だったと発表した。減収に加え、原資材や物流費などのコストアップ影響が続いたことも響いた。

 なお株価は、悪材料出尽くしで買いが優勢となっている。

★10:21  ニトリHD-大幅続伸 円高進行を好感 一時145円台に
 ニトリホールディングス<9843.T>が大幅続伸。円高進行が好感されている。

 トランプ米大統領が発表した相互関税による景気後退懸念などから、リスクオフのドル売り、円買いが継続。4日早朝には一時145円台半ばまで円高が進んだ。円高進行による輸入コスト低下が業績期待を高めており、同社や神戸物産<3038.T>、セリア<2782.T>などが買われる展開となっている。

★10:38  コニカミノルタ-SMBC日興が投資評価を引き上げ 過去の負の遺産清算後、事業価値最大化経営に期待
 コニカミノルタ<4902.T>が大幅続落。SMBC日興証券では、過去の負の遺産清算後、事業価値最大化経営に期待。投資評価は「3(アンダーパフォーム)」→「2(中立)」に引き上げ、目標株価は300円→580円に引き上げた。

 SMBC日興では、25/3期3Q実績や足元の事業環境などを踏まえ、業績予想を更新。米国株式市場の好調という外部環境フォローもあるが、Ambryの売却益/資金を活用し減損/構造改革の加速を評価。25/3期中に事業の選択と集中を完遂し、まずは26/3期で事業貢献利益率/ROE5%以上と、総資産回転率1.0回を有言実行できるかに注目している。また、中期では個社の枠を超えた、経営再建/事業価値最大化の経営に期待している。なお中計進捗説明会は4月24日、25/3期決算は5月15日に発表を予定しているという。

★10:39  東急-続伸 OpenStreetと資本業務提携
 東急<9005.T>が続伸。同社は3日、国内最大級のシェアサイクルプラットフォームやマルチモビリティシェアサービスを展開するOpenStreet(東京都港区)と、東急線沿線の鉄道駅や商業施設などへの住民・来街者のアクセス性の向上を目的に、3月末に資本業務提携契約を締結したと発表した。
 
 同提携により、OpenStreetが保有する交通移動データの連携が可能になり、同データを活用することで、東急線沿線の鉄道駅や商業施設などへの住民・来街者のアクセス性の向上を図り、より便利で快適なまちづくりを推進するとしている。


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