前場コメント No.1 アドバンテ、WNIウェザー、三菱UFJ、ダイヤHD、コジマ、トヨタ

2025/04/08(火) 11:30
★9:00  アドバンテスト-買い気配 米ハイテク株の一角が上昇 半導体・電線株に買い戻し
 アドバンテスト<6857.T>が買い気配。米ハイテク株の上昇が好感されている。

 前日の米国株は関税を巡る情報が錯綜して売り買いが交錯したものの、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3日ぶりに反発し前日比2.7%高で終了。エヌビディアが3.5%高、マイクロン・テクノロジーが5.6%高となるなど、急落していたハイテク株の一角に買い戻しが入った。夜間の日経平均先物も1500円超の上昇で終えている。

 連日で大幅安となっていた国内の半導体関連株にも安心感から買い戻しが入っている。東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>、キオクシアホールディングス<285A.T>なども買い気配でスタート。フジクラ<5803.T>や住友電気工業<5802.T>などの電線株も買い気配となっている。

★9:01  ウェザーニューズ-買い気配 通期営業益を上方修正 3Q累計は37%増
 ウェザーニューズ<4825.T>が買い気配。同社は7日、25.5期通期の連結営業利益予想を従来の38.0億円から42.0億円(前期比28.4%増)に上方修正すると発表した。

 AIなどを用いた運営モデルのシステム化の推進が当初想定より順調に進ちょくし、特にBtoB事業において運営品質維持に必要な人員数の増加が抑えられたことで利益率が改善したことを踏まえた。想定為替レートは1米ドル=150円。

 25.5期3Q累計(6-2月)の連結営業利益は31.4億円(前年同期比37.1%増)だった。

★9:01  三菱UFJ-買い気配 米株下げ渋り夜間の日経先物は上昇 銀行株に買い戻し
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が買い気配。前日の米国株が下げ渋ったことで、連日で売られていた銀行株に安心感から買い戻しが入っている。

 前日の米国市場でダウ平均は朝方に1703ドル安まで下落したが、一時892ドル高まで急反発。関税を巡る情報が錯綜したことで株価も乱高下し、最終的に349ドル安で終えた。ただ、米10年債利回りは4%台を回復し、ドル円も一時148円台に円安が進行。夜間の日経平均先物はサーキットブレーカーが発動し、1500円超の上昇で終えた。また、一部報道ではトランプ米大統領は関税の一時停止の検討は否定したものの、交渉には応じる余地があることも示唆したと伝わっている。

 銀行株にはこれまでに売られていた反動などから買い戻しが入っており、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、楽天銀行<5838.T>、住信SBIネット銀行<7163.T>なども買い気配でスタートしている。

★9:01  ダイヤモンドエレクトリックHD-買い気配 米国による関税措置への対策を発表
 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699.T>が買い気配。同社は7日に、米国による関税措置への対策を発表した。

 完成車向け関税の影響については、米国向けのほぼ総てといえる自動車部品を米国ウエストバージニア州で生産しており、当該措置の影響は非常に軽微とした。
 米国での生産に必要な部材への関税については、幾許かの影響が出ると予測。「最善を望んで最悪に備える」、関税措置からおよそ免れているハンガリー拠点の活用など自社での努力に加え、顧客とも緊密に連携し対応する。
 そのほか、電子機器事業に於いてタイから米国向けの輸出があるが、数量が少なく、影響は軽微。また、米国の完成車メーカーではEVからHV車など内燃機関を搭載した車両増産にシフトするなど、点火コイルの可能性を追求してきた同社としては追い風もあるとみている。

★9:01  コジマ-買い気配 通期営業益を上方修正 上期の上振れを踏まえる
 コジマ<7513.T>が買い気配。同社は7日、25.8期通期の連結営業利益予想を従来の64.0億円から75.5億円(前期比18.7%増)に上方修正すると発表した。

 上期において、販売員の接客品質向上や業務効率の改善に取り組むことで、高付加価値商品の販売強化に努めるとともに、経費コントロールを継続して実施してきたことにより、各利益が前回予想を上回る見込みとなったことを踏まえた。

★9:01  トヨタ-買い気配 連日下落の反動で買い戻し ドル円は一時148円台に
 トヨタ自動車<7203.T>が買い気配。相互関税リスクで連日下落した反動から買い戻されている。

 前日の米国市場は関税を巡る情報が錯綜するなかでまちまちの展開だった。ただ、NYダウなどの主要指数は下げ渋っており、ドル円も一時148円台まで円安が進行。夜間の日経平均先物は1500円を超える上昇で終えた。ブルームバーグは8日6時38分に、トランプ米大統領は関税の一時停止の検討は否定したものの、交渉には応じる余地があることも示唆したと報じている。
 
 下落の反動や円安進行、夜間先物の上昇を受け、これまで売られていた自動車株は買い戻しが優勢。SUBARU<7270.T>、ホンダ<7267.T>、マツダ<7261.T>なども買い気配でスタートしている。


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