前場コメント No.8 PCIHD、三井金、ペプチド、富士マガ、Gウイン、エクシオG

2025/05/14(水) 11:32
★9:51  PCIHD-ストップ高買い気配 今期営業益21億円見込む 新中計も発表
 PCIホールディングス<3918.T>がストップ高買い気配。同社は13日、26.3期通期の連結営業利益予想を21.0億円に、年間配当予想を44円(前期は25円)にすると発表した。25.3期より決算日を9月30日から3月31日に変更したため、前期との比較はできない。

 併せて、中期経営計画「PCI-VISION2027」(26.3期~27.3期)を策定したと発表した。数値目標として27.3期の売上高は310億円、営業利益は28億円、ROEは15%以上、総還元性向50%以上をめざす。

 25.3期通期(2024年10月1日-2025年3月31日)の連結営業利益は6.8億円だった。期末配当予想は従来予想の18円から25円に引き上げた。

★9:54  三井金属鉱業-急騰 今期営業益44%減見込むも増配や固体電解質の生産能力向上実施を好感
 三井金属鉱業<5706.T>が急騰。同社は13日、26.3期通期の連結営業利益予想を420億円(前期比43.8%減)に、年間配当予想を195円(前期は180円)にすると発表した。市場コンセンサスは507億円。

 MicroThinの販売量は増加を見込むが、金属セグメントで為替の円高や金属価格が下回って推移することおよびそれらに伴う在庫要因の悪化や、三井金属アクトの株式譲渡などにより減益を見込みんでいる。

 25.3期通期の連結営業利益は747億円(前の期比2.4倍)だった。機能材料部門の主要製品の販売量が増加したことに加え、亜鉛等の非鉄金属相場の上昇や、為替相場が円安基調で推移したこと、また相場の変動に伴う在庫要因が好転したことなどが寄与した。

 また、25.3期の期末配当を従来予想の75円に対し90円(前の期は70円)に決定したことも発表した。年間配当は165円→180円(前の期は140円)となる。

 併せて、全固体電池向け固体電解質の生産能力の増強投資を2025年中に予定しているが、事業創造本部における研究開発成果によりボトルネック工程の改善に一定の目途がついたことから、投資内容の一部を変更し、当初予定の期限内で量産試験棟の生産能力のさらなる向上を実施することも発表した。
 量産試験棟に加え、2027年には初期量産工場の稼働も計画しており、同社は世界最大規模の固体電解質の生産能力を有することになると見込んでいる。

★9:58  ペプチドリーム-急落 1Q最終赤字拡大 研究開発費の増加など響く
 ペプチドリーム<4587.T>が急落。同社は13日、25.12期1Q(1-3月)の連結純損益(IFRS)は10.3億円の赤字(前年同期は8.4億円の赤字)だったと発表した。売上収益が微増にとどまった一方、売上原価や研究開発費、金融費用の増加などにより赤字幅が拡大した。

 併せて、特別調査委員会を設置したことも発表した。同社の創薬開発事業において、2017年3月から25年1月にかけて特定の者による一部不適切な試薬類の発注・持ち出しがあった可能性を認識し、事実関係の確認を進めてきた。今年4月からの新たな発注システムの導入および体制変更に伴い、あらためて同社の試薬類の発注および管理の状況を確認したところ、当該行為の可能性が判明した。
 
 この影響額は累計で最大約5500万円相当になるものと現時点で認識しているが、当該行為を行った疑いのある者は現時点で同社に在籍していないと説明。同社は今後、特別調査委員会による調査に全面的に協力し、早急に調査を進めるとしている。

★10:05  富士山マガジン-ストップ高買い気配 株主優待制度を拡充 デジタルギフト贈呈
 富士山マガジンサービス<3138.T>がストップ高買い気配。同社は13日、株主優待制度を拡充すると発表した。
 
 毎年12月31日時点の株主名簿に記載または記録された、同社株式500株以上を保有する株主を対象に、デジタルギフト2万5000円相当分を贈呈する。
 
 2025年12月31日時点の株主名簿に記載または記録された、同社株式500株以上を保有する株主を対象に開始するとしている。

★10:05  富士山マガジン-ストップ高買い気配 1Q営業益82%減も優待拡充を好感
 富士山マガジンサービス<3138.T>がストップ高買い気配。同社は14日、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は2300万円(前年同期比81.9%減)だったと発表した。

 クレジットカード課金における本人確認などの規制強化によるカード課金エラーの増加に伴う決済手数料が増加した。関西で英語指導に定評があるクリエイト研究会の全株式を取得し、取得に伴う株式取得による手数料2500万円が発生したことも響いた。

 なお株価は、同日発表された株主優待制度の拡充が好感され、買いが優勢となっている。

★10:08  ゴールドウイン-急騰 今期営業益18%増見込む 前期は8%減
 ゴールドウイン<8111.T>が急騰。同社は14日10時に、26.3期通期の連結営業利益予想を259億円(前期比18.2%増)にすると発表した。

 自社ブランド「Goldwin」のグローバル展開を成長戦略の中核に位置づけ、33.3期における全世界売上高500億円の達成を長期目標に掲げ、その実現に向けて、戦略的な海外出店を着実に進める。THE NORTH FACEブランドにおいては、アウトドアアパレルという中核領域の収益基盤を維持しつつ、ウィメンズ・キッズ・フットウェアといった周辺カテゴリーへの展開を加速させるとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は219億円(前の期比8.1%減)だった。原材料価格の上昇や為替変動が影響し、売上総利益率が低下した。人件費の増加などによる販管費の増加も響いた。

 併せて同社は株式分割も発表しており、そちらも好感されている。

★10:08  ゴールドウイン-急騰 9月30日を基準日に1株を3株に株式分割
 ゴールドウイン<8111.T>が急騰。同社は5月14日10時に、株式分割を行うと発表した。基準日を9月30日として普通株式を1株につき3株の割合で分割する。

★10:12  エクシオG-岩井コスモが目標株価引き上げ 高配当利回り・連続増配銘柄との見方が上昇材料
 エクシオグループ<1951.T>が続落。岩井コスモ証券では、業績順調で減配リスクの少ない高配当利回り・連続増配銘柄との見方が同社株の上昇材料になると判断。投資判断「A」を継続、目標株価を2000円→2200円と引き上げた。

 同社は、26.3期はDX(デジタルトランスフォーメーション)関連のITサービスを業績のけん引役として中期目標を達成する2ケタ営業増益の見通し。岩井コスモでは、業績の順調さに加えて自社株買いを発表したことや減配リスクの少ない高配当利回り・連続増配銘柄との見方が同社株の上昇材料になるとみている。


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