前場コメント No.11 マイクロニクス、出光興産、日アビオ、インプレス、ユニチカ、雪印メグ

2025/05/14(水) 11:32
★10:55  日本マイクロニクス-大幅に6日続伸 3Q累計営業益44%増見込む 上期営業益は上方修正
 日本マイクロニクス<6871.T>が大幅に6日続伸。同社は13日、非開示だった25.12期3Q累計(1-9月)の連結営業利益予想を124億円(前年同期比43.5%増)にすると発表した。2Qからの納入調整に加え、メモリー向けプローブカードの高い需要の継続、メモリー向けプローブカードの生産能力増強により好調な推移を見込む。
 
 上期(1-6月)の営業利益予想は75.0億円から77.0億円(前年同期比33.6%増)に引き上げた。一部製品の納入が3Qに調整されるものの、売り上げ製品の構成変化により従来予想を上回る見通し。1Q(1-3月)の営業利益は28.6億円(同13.9%増)となった。

★10:58  出光興産-急落 今期営業益77%減見込む 前期は53%減
 出光興産<5019.T>が急落。同社は13日、26.3期通期の連結営業利益予想を370億円(前期比77.2%減)に、年間配当予想を36円(前期と同額)にすると発表した。原油価格下落に伴うタイムラグ及び在庫影響、石炭価格の下落影響などにより、大幅な減益を見込んでいる。市場コンセンサスは1912億円。

 25.3期通期の連結営業利益は1622億円(前の期比53.2%減)だった。燃料油セグメントにおける原油価格下落による在庫影響や基礎化学品セグメントにおける数量減少および製品市況の下落、資源セグメントにおける石炭市況の下落などが響いた。

★11:01  日本アビオニクス-急騰 今期営業益14%増見込む 前期は28%増
 日本アビオニクス<6946.T>が急騰。同社は13日、26.3期通期の連結営業利益予想を32.0億円(前期比14.4%増)に、年間配当予想を10円(前期は6円)にすると発表した。市場コンセンサスは33.0億円。

 主力の情報システムセグメントでは、受注残高の売上計画を着実に遂行するとともに、ものづくり力を強化して競争力を高め、積極的な提案活動を推進して、既存事業の拡大や新規領域の獲得を図り、受注・売り上げを拡大する。

 25.3期通期の連結営業利益28.0億円(前の期比28.4%増)だった。情報システムセグメントが増益をけん引した。

★11:03  インプレスHD-急騰 1株210円でスクイーズアウト 上場廃止へ
 インプレスホールディングス<9479.T>が急騰。同社は13日、同社株主を支配株主である塚本慶一郎氏および有限会社T&Co.(東京都港区)のみとし、株式を非公開化するための手続きとして株式併合を実施すると発表した。
 
 同社株式330万6600株を1株に併合し、株主の保有する同社普通株式1株当たり210円の金銭を交付(スクイーズアウト)する。株式併合の効力発生日は7月30日。一連の手続きを経て、同社株式は上場廃止となる予定。

★11:08  ユニチカ-続落 前期最終赤字243億円 今期予想は非開示
 ユニチカ<3103.T>が続落。同社は14日11時、25.3期通期の連結純損益は242.8億円の赤字(前の期は54.4億円の赤字)だったと発表した。

 採算販売の見直しなどによる価格改定の効果、経費削減などのコストダウン施策の実施などにより連結営業損益は58.5億円の黒字(前の期は24.8億円の赤字)となった。一方、減損損失をはじめとした事業構造改善費用の計上により最終赤字となった。

 26.3期の連結業績予想は非開示とした。構造改革対象事業における事業譲渡などの実行が確定していないことなどから、合理的な業績予想の算定ができないためとしている。

★11:10  雪印メグミルク-買い気配 今期営業益は前期並み見込む 株主還元方針変更も発表
 雪印メグミルク<2270.T>が買い気配。同社は14日11時に、26.3期通期の連結営業利益予想を190億円(前期比0.7%減)に、年間配当予想を100円(前期も100円)にすると発表した。原材料価格や輸送コストなどの上昇といった厳しい経営環境が継続することが想定されるとした。

 25.3期通期の連結営業利益は191億円(前の期比3.6%増)だった。乳製品が、各種プロモーション活動の推進などによる売上高の増加により、増益となった。飼料・種苗が増益となったことも寄与した。

 また、株主還元方針の変更も発表した。従来の「資産売却益を除く連結配当性向40%以上」に加えて、「配当下限100円」、「株価や資本構成の状況と成長投資の資金需要を考慮しつつ、資本効率向上に向けて機動的な自己株取得・消却を実施」を追加した。

 併せて、2030年度までの経営計画「NextDesign2030」を策定したことも発表。2030年度目標値として、調整後ROE9%、ROIC6%、国内製造拠点20%~30%の協業or再編、調整後営業利益350億円前後を挙げている。

 なお、併せて発表した自己株式の取得も好感されている。

★11:10  雪印メグミルク-買い気配 1000万株・200億円を上限に自社株買い 割合14.8%
 雪印メグミルク<2270.T>が買い気配。同社は5月14日11時に、1000万株・200億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月15日~2026年3月13日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は14.8%となる。

 取得方法は、1.自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による市場い付け、2.東京証券取引所における市場買い付けとしている。


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