前場コメント No.8 GMOPG、Zenmu、洋缶HD、日揮HD、MIXI、三菱マ

2025/05/15(木) 11:31
★9:44  GMOPG-大幅続落 上期営業益21%増 あく抜け感が出ない決算との指摘
 GMOペイメントゲートウェイ<3769.T>が大幅続落。同社は14日、25.9期上期(10-3月)の連結営業利益(IFRS)は153億円(前年同期比21.0%増)だったと発表した。上期の会社計画は150億円。

 オンライン課金分野、継続課金分野、対面分野と「GMO後払い」合計の決済処理件数が伸びたことで、売上収益が増加した。この結果、利益も増加した。

 SMBC日興証券の15日付レポートでは、オンライン決済のベーストレンドが非常に好調である点は好印象である一方で、2Q決算で想定された悪材料が出なかったとコメント。システム障害における一時費用(約10億円)の発生により利益の上振れが限定的となっており、株価にはあく抜け感が出ない可能性が想定されるとしている。

★9:45  ゼンムテック-ストップ高買い気配 1Q経常赤字縮小 前年同期比で大幅増収
 ZenmuTech<338A.T>がストップ高買い気配。同社は10日、25.12期1Q(1-3月)の経常損益は300万円の赤字(前年同期は2000万円の赤字)だったと発表した。

 一時的なIPO関連費用や売上構成の変化による原価の増加、広告・マーケティング強化による費用などが増加した。一方、売上高は1億6100万円(前年同期比63.2%増)となり、増収効果により、経常損失が縮小したとしている。

★9:51  東洋製缶-急騰 今期営業益32%増見込む 増配の見通し 前期は1%増
 東洋製缶グループホールディングス<5901.T>が急騰。26.3期通期の連結営業利益予想を450億円(前期比31.6%増)に、年間配当予想を114円(前期は91円)にすると発表した。海外での製缶・製蓋機械の販売が回復に向かうことなどにより増収増益を見込む。

 25.3期通期の連結営業利益は342億円(前の期比1.0%増)だった。包装容器事業を中心に原材料価格上昇分の転嫁を実施したことが寄与した。

★9:58  日揮HD-3日ぶり大幅反発 今期営業黒字転換見込む 前期は計画上回る
 日揮ホールディングス<1963.T>が3日ぶり大幅反発。同社は14日、26.3期通期の連結営業損益予想を210億円の黒字に、年間配当予想を40円(前期は40円)にすると発表した。市場コンセンサスは230億円の黒字。

 主力の総合エンジニアリングがセグメント黒字となる見通し。機能材製造は減益を見込む。想定為替レートは1米ドル140円。

 25.3期通期の連結営業損益は115億円の赤字(前の期は190億円の赤字)だった。会社計画140億円の赤字を上回った。海外大型プロジェクトの進ちょくにより売上高が増加したことや、複数の国内中小規模プロジェクトの完工などにより営業損失が改善したことが寄与した。

★10:02  MIXI-急騰 今期営業益25%減見込むも自社株買いを好感
 MIXI<2121.T>が急騰。同社は14日、26.3期通期の連結営業利益予想を200億円(前期比24.8%減)に、年間配当予想を120円(前期は120円)にすると発表した。市場コンセンサスは243億円。

 デジタルエンターテインメント事業においては、「モンスターストライク」の売上高は直近の実績を勘案し、若干の減収を見込む。なお、予想にはPointsBet Holdings Limitedの完全子会社化の影響を含んでおらず、連結業績に与える影響が判明次第、速やかに修正後の連結業績予想を公表するとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は266億円(前の期比38.7%増)だった。デジタルエンターテインメント事業が増益をけん引した。期末配当は従来予想の55円に対し65円(前の期は55円)に決定した。

 なお株価は、同時に発表された自社株買いなどが好感され、買いが優勢となっている。

★10:02  MIXI-急騰 475万株・95億円を上限に自社株買い 割合は7.01%
 MIXI<2121.T>が急騰。同社は14日、475万株・95億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月15日~2026年3月末日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は7.01%となる。

 併せて、240万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は2025年5月30日。消却前の発行済株式総数に対する割合は3.26%となる。

★10:04  三菱マテリアル-大幅反落 今期営業益73%減見込む 前期は60%増
 三菱マテリアル<5711.T>が大幅反落。同社は14日、26.3期通期の連結営業利益予想を100億円(前期比73.1%減)に、年間配当予想を100円(前期は100円)にすると発表した。市場コンセンサスは295億円。

 製錬マージンが銅精鉱のひっ迫により前年度に対して大きく低下する見通し。米国の関税政策による影響は織り込んでいない。想定為替レートは1米ドル140円となる。

 25.3期通期の連結営業利益は371億円(前の期比59.5%増)だった。円安や、金属事業の実収効率改善などが寄与した。


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