前場コメント No.9 USS、アルファパチェ、セイノーHD、Retty、田岡化、精工技研

2025/05/15(木) 11:31
★10:06  ユー・エス・エス-大和が目標株価を引き上げ 想定並みの着地、株主還元を一段と積極化
 ユー・エス・エス<4732.T>が堅調。大和証券では、想定並みの着地、株主還元を一段と積極化に注目。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は1550円→1600円に引き上げた。

 大和では、営業利益で26/3期が563億円(前期比+3.9%、会社計画558億円)、27/3期が578億円(同+2.7%)と見込んでいる。26/3期以降ROEの目標を20%以上に引き上げ(従来15%以上)、連結配当性向を60%以上(従来55%以上)、総還元性向100%以上(従来80%以上)に株主還元策が強化された点に注目している。


★10:12  アルファパーチェス-急騰 1Q営業益35%増 MRO事業で粗利率改善
 アルファパーチェス<7115.T>が急騰。同社は14日、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は3.9億円(前年同期比34.5%増)だったと発表した。

 間接材購買のためのシステム提供と物品販売を行うMRO(Maintenance,Repair&Operations)事業において、顧客の購買行動の売れ筋商品への集中による粗利率の改善が可能となり、粗利額が大きく拡大したことなどが寄与した。

★10:13  セイノーHD-大幅に3日続落 今期営業益26%増見込む 前期は計画下回る
 セイノーホールディングス<9076.T>が大幅に3日続落。同社は14日、26.3期通期の連結営業利益予想を376億円(前期比25.8%増)に、年間配当予想を102円(前期は102円)にすると発表した。市場コンセンサスは382億円。

 前期から取り組んでいる3年周期の運賃改定のターゲットや、個建契約荷主の運賃改定をなど、適正運賃収受の取り組みを継続する。連結化した三菱電機ロジスティクスの通年寄与、コストコントロールなども踏まえ増益の見通し。米国関税問題の影響は見えない部分が多いものの、物量は若干の減少を想定している。

 25.3期通期の連結営業利益は299億円(前の期比27.7%増)だった。会社計画332億円を下回った。輸送事業で適正運賃収受で利益率の改善を図ったことで増益となった。一方、傭車料をはじめとするコスト上昇により計画を下回った。

 なお、前期の計画下振れ着地を受け、株価は売りが優勢となっている。

★10:14  Retty-急騰 上期営業黒字転換 ネット予約の増加などが寄与
 Retty<7356.T>が急騰。同社は14日、25.9期上期(10-3月)の営業損益は1900万円の黒字(前年同期は4700万円の赤字)だったと発表した。

 ネット予約の増加によるLTVの向上、固定費の削減、飲食店支援サービスにおける特定代理店の整理の成果などにより、2Q(1-3月)は2000万円の営業黒字となったとしている。

★10:14  田岡化学工業-いちよしがフェアバリューを引き上げ 26.3期にレンズ用モノマーの販売が大幅増へ
 田岡化学工業<4113.T>が小幅安。いちよし経済研究所では、26.3期にレンズ用モノマーの販売が大幅増を予想。レーティングは「A」を継続、フェアバリューは1700円→1800円に引き上げた。

 いちよしでは、26.3期の営業利益を前期比33%増の25億円と予想(従来予想比では1億円の増額)。実需の拡大と在庫調整の一巡により、スマホのレンズ用モノマーの販売が大きく伸長する見通し。供給面では三菱ガス化学との合弁拠点の稼働率上昇のほか、新プラントの稼働も2025年夏以降見込まれているもよう。こういった状況を踏まえ、会社側でも26.3期の全社売上が前期比で約60億円増加すると見込むうち、レンズ用モノマーの増収によるものが大部分との見方をしているという。

★10:20  精工技研-急騰 今期営業益6.5%増見込む 中計の数値目標を引き上げ
 精工技研<6834.T>が急騰。同社は14日、26.3期通期の連結営業利益予想を30.0億円(前期比6.5%増)に、年間配当予想を75円(前期は65円)にすると発表した。

 自動車関連市場においては、新エネルギー車へのシフトと、自動運転技術の高度化が一段と進む見通し。自動車の世界生産台数については、米中間を中心に貿易環境が不安定な環境下にあり、見通しが立てづらい状況となっているとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は28.2億円(前の期比2.7倍)だった。会社計画の20.0億円から上振れた。比較的収益性の高い製品の売上高が伸びたほか、成形品の売り上げ増加により生産効率が向上し、粗利率を改善したことなどが寄与した。

 併せて、中期経営計画「マスタープラン2022」の数値目標に関して、最終年度となる27.3期の連結営業利益を33.0億円(従来は25.0億円)に引き上げると発表した。


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