後場コメント No.1 積水ハウス、サンリオ、ダイワ通信、住友ファーマ、サイエンスアーツ、SCSK
★12:30 積水ハウス-後場下げ幅拡大 通期営業益を下方修正 上期は1%減
積水ハウス<1928.T>が後場下げ幅拡大。同社は4日12時に、26.1期通期の連結営業利益予想を従来の3620億円から3400億円(前期比2.6%増)に下方修正すると発表した。上期における国内事業の順調な進ちょくおよび国際事業における米国戸建住宅事業の足元の状況などを踏まえた。市場コンセンサスは3594億円。
26.1期上期(2-7月)の連結営業利益は1555億円(前年同期比1.1%減)だった。都市再開発事業が、大型物件の売却を積極的に進めた前期に比して減収となったことから、大幅な減益となった。国際事業が、米国戸建住宅事業において顧客の様子見姿勢が強まったことを受けインセンティブを増加させたことや、のれんの償却額などの計上により利益率が低下したことなどにより、大幅な減益となったことも響いた。
併せて、米国戸建住宅事業において連結子会社を組織再編することも発表した。組織再編は、段階的に実施される予定であり、一部のグループ会社に関する組織再編を2025年10月から12月にかけて実施し、残りのグループ会社に関する組織再編を2026年1月までに実施する予定としている。
積水ハウス<1928.T>が後場下げ幅拡大。同社は4日12時に、26.1期通期の連結営業利益予想を従来の3620億円から3400億円(前期比2.6%増)に下方修正すると発表した。上期における国内事業の順調な進ちょくおよび国際事業における米国戸建住宅事業の足元の状況などを踏まえた。市場コンセンサスは3594億円。
26.1期上期(2-7月)の連結営業利益は1555億円(前年同期比1.1%減)だった。都市再開発事業が、大型物件の売却を積極的に進めた前期に比して減収となったことから、大幅な減益となった。国際事業が、米国戸建住宅事業において顧客の様子見姿勢が強まったことを受けインセンティブを増加させたことや、のれんの償却額などの計上により利益率が低下したことなどにより、大幅な減益となったことも響いた。
併せて、米国戸建住宅事業において連結子会社を組織再編することも発表した。組織再編は、段階的に実施される予定であり、一部のグループ会社に関する組織再編を2025年10月から12月にかけて実施し、残りのグループ会社に関する組織再編を2026年1月までに実施する予定としている。
★12:34 サンリオ-大和が目標株価を引き上げ バリュエーション上昇は海外事業全体の成長再加速が必要
サンリオ<8136.T>が反発。大和証券では、バリュエーション上昇は海外事業全体の成長再加速が必要と指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は7750円→8700円に引き上げた。
大和では、営業利益予想は26/3期724億円(会社計画673億円)、27/3期839億円とした。1Q営業利益は単体における海外事業売上高は、ハローキティの周年効果剥落による米州のQoQでの減速を中国におけるAlifishとの提携効果でカバーしたという。2Qにおいては、1)1Q同様に連結調整影響の見通しがやや保守的な印象である他、2)国内物販やライセンス事業も引き続き好調を見込む。更なるバリュエーション上昇に向けては、海外事業全体の成長再加速が必要と指摘。中長期の観点では、2027年以降に公開されるであろうグローバル映画作品が起爆剤となるとコメントしている。
サンリオ<8136.T>が反発。大和証券では、バリュエーション上昇は海外事業全体の成長再加速が必要と指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は7750円→8700円に引き上げた。
大和では、営業利益予想は26/3期724億円(会社計画673億円)、27/3期839億円とした。1Q営業利益は単体における海外事業売上高は、ハローキティの周年効果剥落による米州のQoQでの減速を中国におけるAlifishとの提携効果でカバーしたという。2Qにおいては、1)1Q同様に連結調整影響の見通しがやや保守的な印象である他、2)国内物販やライセンス事業も引き続き好調を見込む。更なるバリュエーション上昇に向けては、海外事業全体の成長再加速が必要と指摘。中長期の観点では、2027年以降に公開されるであろうグローバル映画作品が起爆剤となるとコメントしている。
★12:36 ダイワ通信-後場買い気配 前期最終損益は計画下振れも悪材料出尽くし
ダイワ通信<7116.T>が後場買い気配。同社は4日12時、25.3期通期の連結純損益は1.6億円の赤字(前の期は1.2億円の黒字)だったと発表した。会社計画の2.6億円の黒字から下振れた。
同社子会社における不適切な会計処理をめぐり、過年度決算訂正の必要が生じたため、2025年9月4日付「過年度の有価証券報告等の訂正報告書の提出及び過年度の決算短信等の訂正に関するお知らせ」の通り、過年度の決算内容の訂正を行ったという。これに伴い、会計監査人の訂正監査費用および外部委託費用なども併せて発生し、特別調査費用等引当金繰入額5億8000万円を計上したことなどが響いた。
今期の業績予想は、現時点で合理的に算定することが困難であるため、非開示とした。
同社は第三者委員会の調査および決算手続などに相応の時間を要したため、25.3期決算短信の開示が期末後50日を超えることとなった。
なお株価は、悪材料出尽くしとなり、買いが優勢となっている。
ダイワ通信<7116.T>が後場買い気配。同社は4日12時、25.3期通期の連結純損益は1.6億円の赤字(前の期は1.2億円の黒字)だったと発表した。会社計画の2.6億円の黒字から下振れた。
同社子会社における不適切な会計処理をめぐり、過年度決算訂正の必要が生じたため、2025年9月4日付「過年度の有価証券報告等の訂正報告書の提出及び過年度の決算短信等の訂正に関するお知らせ」の通り、過年度の決算内容の訂正を行ったという。これに伴い、会計監査人の訂正監査費用および外部委託費用なども併せて発生し、特別調査費用等引当金繰入額5億8000万円を計上したことなどが響いた。
今期の業績予想は、現時点で合理的に算定することが困難であるため、非開示とした。
同社は第三者委員会の調査および決算手続などに相応の時間を要したため、25.3期決算短信の開示が期末後50日を超えることとなった。
なお株価は、悪材料出尽くしとなり、買いが優勢となっている。
★12:37 住友ファーマ-大和が目標株価を引き上げ 想定以上の販売動向を踏まえた
住友ファーマ<4506.T>が小幅高。大和証券では、想定以上の販売動向を踏まえた。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は1200円→1900円に引き上げた。
大和では、コア営業利益を26/3期がアジア事業の譲渡益(想定450億円)も含めて917億円(会社予想560億円、従来予想763億円)、29/3期が一時的損益を特に見込まずに624億円(従来550億円)と予想している。今後、さらなる投資原資の確保に資する既存品の売上成長、中長期的な株主還元力のさらなる回復に資する新薬の研究開発進展などが順調に進めば、幅広い投資家による株価評価が改善していく公算が大きいと指摘している。
住友ファーマ<4506.T>が小幅高。大和証券では、想定以上の販売動向を踏まえた。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は1200円→1900円に引き上げた。
大和では、コア営業利益を26/3期がアジア事業の譲渡益(想定450億円)も含めて917億円(会社予想560億円、従来予想763億円)、29/3期が一時的損益を特に見込まずに624億円(従来550億円)と予想している。今後、さらなる投資原資の確保に資する既存品の売上成長、中長期的な株主還元力のさらなる回復に資する新薬の研究開発進展などが順調に進めば、幅広い投資家による株価評価が改善していく公算が大きいと指摘している。
★12:42 サイエンスアーツ-3日ぶり反発 中小特化型インカムアプリ「Buddycom Standard」を提供開始
サイエンスアーツ<4412.T>が3日ぶり反発。同社は4日11時30分、100名以下のフロントラインワーカーが働く中小企業向けライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom Standard(バディコム スタンダード)」の提供を開始したと発表した。
「Buddycom Standard」は、スマートフォンやiPadをそのまま“インカム・無線機”として利用できるアプリだという。音声・テキスト・画像・位置情報・翻訳など、多彩な機能でスタッフ間の連携を支援し、DXを実現する。既存の「Buddycom」との違いは、100名以下の中小グループ向けに特化したインタフェースとし、設定や管理が全てスマートフォンで完結する点としている。
サイエンスアーツ<4412.T>が3日ぶり反発。同社は4日11時30分、100名以下のフロントラインワーカーが働く中小企業向けライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom Standard(バディコム スタンダード)」の提供を開始したと発表した。
「Buddycom Standard」は、スマートフォンやiPadをそのまま“インカム・無線機”として利用できるアプリだという。音声・テキスト・画像・位置情報・翻訳など、多彩な機能でスタッフ間の連携を支援し、DXを実現する。既存の「Buddycom」との違いは、100名以下の中小グループ向けに特化したインタフェースとし、設定や管理が全てスマートフォンで完結する点としている。
★12:54 SCSK-続落 電通総研とタイ市場向け代理店契約を締結
SCSK<9719.T>が続落。同社は4日11時、グループ会社のアライドエンジニアリングが開発する国産CAE(Computer Aided Engineering:コンピュータを使って製品の設計や開発を支援する技術のこと)ソフトウェア「ADVENTURECluster(アドベンチャークラスタ)」の販売拡大に向け、電通総研<4812.T>とタイ市場に限定した販売代理店契約を締結したと発表した。
今後、タイで実績のある電通総研の現地法人が、現地に密着した製品販売と技術サポートを展開し、タイの「モノづくり」を支える設計・解析技術者に競争力強化とイノベーション創出を実現する高品質なサービスを提供するとしている。
なお、株価への好影響は限定的となっている。
SCSK<9719.T>が続落。同社は4日11時、グループ会社のアライドエンジニアリングが開発する国産CAE(Computer Aided Engineering:コンピュータを使って製品の設計や開発を支援する技術のこと)ソフトウェア「ADVENTURECluster(アドベンチャークラスタ)」の販売拡大に向け、電通総研<4812.T>とタイ市場に限定した販売代理店契約を締結したと発表した。
今後、タイで実績のある電通総研の現地法人が、現地に密着した製品販売と技術サポートを展開し、タイの「モノづくり」を支える設計・解析技術者に競争力強化とイノベーション創出を実現する高品質なサービスを提供するとしている。
なお、株価への好影響は限定的となっている。
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