前場コメント No.4 メディアドゥ、GFA、住友林、スカパーJ、武田、長瀬産

2024/04/19(金) 11:32
★9:06  メディアドゥ-反発  25.2期の株主還元方針を発表 5円増配へ
 メディアドゥ<3678.T>が反発。同社は18日、25.2期の株主還元方針を発表した。

 25.2期の年間配当を含む利益還元については、引き続き総還元性向30%以上かつ配当性向も30%以上を念頭に置き、財政状態および業績動向などに応じて総合的に判断するという。
 
 年間配当予想については、5円増配となる1株当たり27円とし、自己株式の取得についても株価動向などに応じて機動的に判断するとしている。

★9:08  GFA-3日ぶり反発 北京藍深科創科技と戦略的提携
 GFA<8783.T>が3日ぶり反発。同社は18日、北京藍深科創科技(中国)と戦略的パートナーシップ契約を締結し、裸眼立体視技術を組み込んだ携帯端末を、日本国内の事業者に向けて販売を推進していくことに関して協業すると発表した。
 
 同協業により、同社は北京藍深が有する裸眼立体視技術にまつわる製造・開発ノウハウを活用し、ゲーム会社などに対し、裸眼でも浮き上がってみえる広告クリエイティブへの展開を加味した販促営業・マーケティング支援を実施するとしている。

★9:08  住友林業-反落 共同出資会社の新工場が26年に稼働
 住友林業<1911.T>が反落。同社は18日、同社など3社の共同出資会社「木環の杜」が2026年3月に新設工場を稼働すると発表した。
 
 「木環の杜」は輸入材使用比率の高い住宅部材の国産材活用を積極的に進め、その比率を高めていくことをねらい、昨年11月に設立。同社は経営全般、原木集材や商品販売を担うとしている。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★9:09  スカパーJSAT-3日ぶり反落 国際宇宙ステーションと地上間での秘密鍵共有と高秘匿通信に成功
 スカパーJSATホールディングス<9412.T>が3日ぶり反落。同社は18日、情報通信研究機構、ソニーグループ<6758.T>系のソニーコンピュータサイエンス研究所などと共同で、低軌道上の国際宇宙ステーション(ISS)から地上の可搬型光地上局への光通信により、1回の上空通過で100万ビット以上の秘密鍵を共有し、ISSと地上局とでの情報理論的に安全な通信の実証に成功したと発表した。
 
 同通信実証の成功により、低軌道衛星からの光通信による高速かつ高い安全性を持つ暗号鍵を任意の地上局と共有する技術的な見通しが立ったという。
 
 同技術が実用化されれば、国家安全保障や外交の分野において不可欠な重要情報の高秘匿通信が可能になるとし、今後は同技術の開発をさらに進め、機密情報を扱うユーザ向けの衛星量子暗号システムの社会実装をめざすとしている。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★9:10  武田薬品工業-底堅い エンタイビオ皮下注射製剤をFDAが承認
 武田薬品工業<4502.T>が底堅い。同社は19日8時、エンタイビオ点滴静注製剤による導入療法後の成人の中等症から重症の活動期クローン病に対する維持療法として、エンタイビオ皮下注射製剤が、米国食品医薬品局(FDA)から承認されたと発表した。

 同承認は、潰瘍性大腸炎またはクローン病の寛解のための治療に、柔軟性や投与経路の選択肢をもたらすとしている。

★9:10  長瀬産業-底堅い 高バイオマス度の高吸水性ポリマーの新グレードの開発に成功
 長瀬産業<8012.T>が底堅い。同社は18日、グループ会社と共同で、高バイオマス度の高吸水性ポリマーの新グレードの開発に成功し、第三者機関による試験で海洋生分解性認証に求められる分解性(海洋中180日間で90%以上の分解)を示す事が確認されたと発表した。
 
 水中で分解される特性により、緑化や農業用の保水材として土壌で使用し河川などを通じて海に流れ出た場合でも、プラスチックごみとして残存する量を削減することができるという。
 
 同開発は、育成領域である研究開発機能を活用したバイオ分野での素材開発の一環であり、2026年度中の上市をめざし、量産技術の確立と生産体制の構築を進めるとしている。


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