前場コメント No.1 アシックス、ジャパンF、KDDI、イーレックス、JDSC、東エレク

2024/05/13(月) 11:30
★9:00  アシックス-買い気配 1Q営業益53%増 パフォーマンスランニングが好調
 アシックス<7936.T>が買い気配。同社は10日に、24.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は338億円(前年同期比52.9%増)だったと発表した。市場コンセンサスは236億円。

 パフォーマンスランニングが、ほぼ全ての地域で好調に推移したことによる増収や粗利益率の改善などにより、大幅な増益となった。スポーツスタイルやオニツカタイガーが大幅な増益となったことも寄与した。

★9:00  アシックス-買い気配 1株を4株に分割 実質増配や優待制度の拡充も発表
 アシックス<7936.T>が買い気配。同社は10日、株式分割を行うと発表した。6月30日を基準日として、1株につき4株の割合をもって分割する。

 今回の株式分割に伴い、24.12期の中間配当予想を35円→40円、期末配当予想を35円→10円(分割考慮前40円)に修正することも発表した。年間配当予想では、実質的には10円の増配となる。

 併せて、株式分割に伴う株主優待制度の拡充も発表した。拡充の内容は、株式分割後も100株保有以上の株主に優待を送付、直営店舗の最小割引率を20%から25%、ECサイトの最大割引率を30%から40%に向上、アシックス商事の直営店舗・ECサイトでも優待の利用可能などとしている。

★9:00  ジャパンフーズ-買い気配 丸紅系が1株1994円でTOB 上場廃止へ
 ジャパンフーズ<2599.T>が買い気配。同社は10日、丸紅<8002.T>系のJAFホールディングス(東京都千代田区)が実施する同社株の公開買い付け(TOB)に対し、賛同の意見を表明し、株主に対してTOBへの応募を推奨すると発表した。

 買い付け価格は1株につき1994円。買付期間は5月13日から6月21日。買い付け予定数は306万7178株。同下限は145万9800株。上限は設けない。TOB成立後は、一連の手続きを経て、同社株は上場廃止となる予定。

 なお、同社株主の伊藤忠商事<8001.T>は同TOBに応募せず、TOB終了後に実施される自己株TOBに応募する予定としている。

★9:01  KDDI-買い気配 今期営業益15%増見込む 前期は11%減
 KDDI<9433.T>が買い気配。同社は10日に、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)は1兆1100億円(前期比15.4%増)と発表した。市場コンセンサスは1兆1411億円。

 コーポレートDX・ビジネスDX・事業基盤サービスで構成されるNEXTコア事業の成長による収入の増加を見込んでいる。

 24.3期通期の連結営業利益は9616億円(前の期比10.7%減)だった。NEXTコア事業の成長による収入の増加などがあったものの、ミャンマー通信事業リース債権引き当て、低稼働通信設備の減損・撤去引き当ての計上やモバイル通信料収入(ローミング収入など含む)の減少などが響いた。

 25.3期の年間配当予想については、145円(前期は140円)とした。

★9:01  KDDI-買い気配 1株3896円で自己株TOB トヨタが売却意向
 KDDI<9433.T>が買い気配。同社は10日、上限は8700万株・3000億円の自己株取得枠を設定するとともに、自己株式の公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。

 TOB価格は1株当たり3896円。買い付け期間は5月13日~6月10日。買い付け予定数は5478万株。発行済み株式総数に対する割合は2.68%となる。応募数が買い付け予定数を超える場合は、超える部分の全部または一部の買い付けは行わない。トヨタ自動車が保有する同社株式の一部を売却する意向としている。

 併せて、1億1086万5892株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は5月20日。消却前の発行済株式総数に対する割合は4.81%となる。

★9:01  イーレックス-売り気配 今期最終黒字転換見込む 前期は223億円の赤字
 イーレックス<9517.T>が売り気配。同社は10日、25.3期通期の連結純損益予想を18.9億円の黒字に、年間配当予想を未定(前期は無配)にすると発表した。
 
 前期の大幅な赤字を踏まえて実施した事業推進体制の見直し、戦略の変更、また前期も利益を計上していた電力小売事業の成長により、黒字化を見込む。

 24.3期通期の連結純損益は222.6億円の赤字(前の期比は91.3億円の黒字)だった。調達電源の余剰分を安価なJEPX(日本卸電力取引所)で販売せざるを得なくなり、逆ザヤが発生したことが響いた。

 なお、株価は前期の赤字着地を受けて売りが優勢となっている。

★9:01  イーレックス-売り気配 JFEエンジと資本業務提携 第三者割当増資で118億円調達
 イーレックス<9517.T>が売り気配。同社は10日、JFEホールディングス<5411.T>傘下であるJFEエンジニアリングと資本業務提携すると発表した。
 
 国内外の発電事業および燃料開発事業における協業、その他両社が合意する事業分野における協業などについて今後協議する。

 併せて、第三者割当による新株式の発行を行うことも発表した。JFEエンジニアリング、戸田建設<1860.T>、九電工<1959.T>、三井住友ファイナンス&リースを割り当て予定先とする。

 払込期日は5月30日。発行株式数は1485万7700株。発行価額は1株あたり798円。差引手取概算額として118億1444万4600円を調達し、海外事業成長資金(ベトナム国におけるバイオマス発電所およびペレット工場建設資金)などに充当する。発行済み株式総数に対する希薄化率は24.96%。増資後の同社に対するJFEエンジニアリングの持ち株比率は5.91%となる予定。

 なお、株価は同時に発表した決算を受けて売りが優勢となっている。

★9:01  JDSC-3日ぶり反発 SCSKと資本業務提携 第三者割当増資で3.5億円調達
 JDSC<4418.T>が3日ぶり反発。同社は10日、SCSK<9719.T>と資本業務提携し、SCSKを割当先とする第三者割当により新株式を発行すると発表した。

 払込期日は7月1日。発行株数は41万3200株。発行価額は1株につき864円。差引手取概算額で3億5205万5300円を調達し、人材投資などに充当する。希薄化割合は3.09%。

★9:01  JDSC-3日ぶり反発 3Q累計営業益32%減 売上高は7.5倍
 JDSC<4418.T>が3日ぶり反発。同社は10日、24.6期3Q累計(7-3月)の連結営業利益が4600万円(前年同期比31.5%減)だったと発表した。同売上高は111.7億円(同7.5倍)となった。

 AIソリューション事業とマーケティング支援事業ともに、売り上げは堅調も、新規採用を積極的に進めたことで採用費が増加したことから、営業減益となった。

★9:01  東京エレクトロン-4日ぶり反発 今期営業益28%増見込む 前期は計画上振れ
 東京エレクトロン<8035.T>が4日ぶり反発。同社は10日、25.3期通期の連結営業利益予想を5820億円(前期比27.6%増)に、年間配当予想を481円(前期は393円)にすると発表した。市場コンセンサスは5940億円。

 過去最高の売上総利益および売上総利益率を見込む。また、将来の成長機会を最大限取り込むため、2500億円の研究開発投資を計画している。

 24.3期通期の連結営業利益は4563億円(前の期比26.1%減)だった。会社計画の4450万円から上振れて着地した。

 前の期比で売上高は減少したものの、高利益率製品の売上が増加したことが寄与した。また、過去最大となる2028億円の研究開発投資を実施した。

 併せて24.3期の期末配当を従来予想の219円に対して245円に決定した。

★9:01  東京エレクトロン-4日ぶり反発 350万株・800億円を上限に自社株買い 割合は0.8%
 東京エレクトロン<8035.T>が4日ぶり反発。同社は10日、350万株・800億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年5月13日~7月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.8%となる。


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