前場コメント No.7 ジャックス、3Dマトリックス、王子HD、メディアリンク、住阪セメ、太洋基礎

2024/06/14(金) 11:30
★9:39  ジャックス-東海東京が目標株価引き上げ 25.3期は事業環境悪化も中期的には回復見込む
 ジャックス<8584.T>が反発。東海東京インテリジェンス・ラボでは、25.3期は事業環境が悪化も、中期的には回復を見込むとし、投資判断「Outperform」を継続、目標株価を6400円→7000円と引き上げた。

 東海東京では、25.3期は金利上昇や東南アジアにおける一部の景気低迷など、事業環境の悪化を想定している。25.3期以降については、クレジット事業における金利上昇の影響が残るとみるものの、1.一般月販(住宅関連分野)やオートローン(インポーター、輸入車ディーラー向け)の伸長、2.ファイナンス事業(住宅ローン)の安定成長を見込んでいる。

★9:40  3Dマトリックス-急落 今期営業赤字10億円見込む 事業収益は32%増へ
 スリー・ディー・マトリックス<7777.T>が急落。同社は13日、25.4期通期の連結営業損益予想を10.1億円の赤字に、連結事業収益を60.4億円(前期比31.6%増)にすると発表した。

 欧州、米国、日本、豪州における収益の増加を見込む。前期比では、原価低減により粗利率が向上する見通しとしている。

 24.4期通期の連結営業損益は21.2億円の赤字(前の期は31.6億円の赤字)、連結事業収益は45.9億円(前の期比98.3%増)だった。止血材の製品販売が増加したことで増収となり、営業損失も縮小した。

 なお、今期が赤字の見通しであることから、株価は売りが優勢となっている。

★9:46  王子HD-SMBC日興が目標株価引き上げ セクター内で相対優位の展開が続こう
 王子ホールディングス<3861.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、セクター内で相対優位の展開が続くと判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を750円→780円と引き上げた。

 25.3期上期、国内事業では物流費や労務費などのコスト上昇が見込まれるうえ、海外では1Qのパルプ市況が低位にとどまったことから、同社は営業減益を見込んでいるが、春先の供給制約などを背景に例年よりも堅調に推移するパルプ市況を考慮すると、2Q以降は会社計画比で上振れ余地があるとみている。下期にかけて国内で段ボール、グラフィック用紙などの値上げが進ちょくすれば、26.3期に向けては一段の収益性改善ができるものとSMBC日興では考えている。

★9:47  メディアリンクス-ストップ高買い気配 STL伝送に関する実証実験に成功
 メディアリンクス<6659.T>がストップ高買い気配。同社は14日、マイクロ波の専用回線上でのPTPとIPを用いたSTLの実証実験に世界で初めて(同社調べ)成功したと発表した。

 マイクロ波の専用回線は、国内外の多くの放送局のSTL伝送で広く利用されており、今回の実証試験の成功をもとに国内外の放送局に提案するとしている。

★9:50  住友大阪セメント-SMBC日興が目標株価引き上げ 25.3期は会社計画比で上振れ余地大きい
 住友大阪セメント<5232.T>が反発。SMBC日興証券では、25.3期は会社計画比で上振れ余地が大きいと判断。投資判断「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を4400円→4800円と引き上げた。

 SMBC日興では、25.3期、会社計画の営業利益に対しては、セメント事業で過年度に実施した値上げ効果によって、円安による原燃料コスト改善遅れや、物流費、人件費などの諸コスト上昇を十分にカバーできるものと考えている。業績改善モメンタムや、半導体製造装置向け静電チャックの底打ちタイミングが近いことを鑑みても、セクター内相対での割安感は強いと指摘している。

★9:51  太洋基礎工業-急落 1Q営業赤字転落 売上高は15%減
 太洋基礎工業<1758.T>が急落。同社は13日、25.1期1Q(2-4月)の営業損益は3900万円の赤字(前年同期は2.7億円の黒字)だったと発表した。同売上高は32.7億円(前年同期比15.3%減)となった。
 
 主力の特殊土木工事等事業が前年同期比で減収減益となったことなどが響いた。


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